東京品川の天王洲アイルにある『B&Cホール』で10月19日から12月1日まで開かれている『シャネル・マドモアゼル・プリヴェ展』へ行ってきました♪
会場はミラーホワイト、ベージュ、ブラック、レッド、バロックゴールドとメゾンを代表する5つのキーカラーでそれぞれ色分けをして展示されていて、それぞれのキーカラーに連動する形で、
オートクチュール、1921年に誕生したフレグランス『シャネル N°5』、1932年に『ガブリエル・シャネル』が唯一ジュエリーデザインした”ダイヤモンドジュエリー”の復刻版をはじめとしたハイジュエリーの3つのクリエイティブからなる『シャネル』の創造と世界を紐解いた展覧会になっていました(’-’*)♪
展覧会のタイトルとなった”マドモアゼル・プリヴェ”は、パリに実在する”マドモアゼル・シャネル”のクリエイションスタジオのドアに掲げられた言葉から来ています(^-^)
カンボン通り31番地に構えたその建物は、1階のブティックに続き、オートクチュール・サロン、”マドモアゼル・シャネル”のアパルトマン、クリエイション スタジオ、オートクチュール・アトリエが2・3階につながった、メゾンの中核を担うスポットになっています(*´-`)
エントランスを抜けてすぐの階段を上ると扉があり、何とメティエダールのアトリエ”ルサージュ”による総刺繍でクリエイションスタジオへと続くドアが再現されていて、ドアノブから蝶番に至るまで1200時間もの膨大な時間を掛けて作られたびっしりとビーズやスパンコールが縫い付けられているのにまずは驚きます(*^-^*)
会場は先に書いたミラーホワイト(鏡張りの階段)、ベージュ(ソファ)、ブラック(ダイニング・ルーム)、レッド(ライディングデスク)、バロックゴールド(暖炉)”の順に展開していて、
マドモアゼルのアパルトマンのダイニングルームから見て取れるブラックのゾーンでは、それまで聖職者や修道女、使用人が着る色として認識されていたブラックを『シャネル』が初めてファッションとして取り入れ、“エレガントな色”へと昇華させたリトルブラックドレスを、
アパルトマンのソファー色でもあるベージュでは、現代ではベーシックなデザインとして認識されるようになったつま先切り替えのバイカラー シューズなど、シャネルが基礎を作り上げた印象的なアイテムの歴史についても学ぶことができ、
背景には現代的なフレスコ画(壁画)が描かれていてとてもファッショナブル(*´-`)
シャネルのアイデンティティを受け継ぎ、それぞれの解釈でメゾンを発展させた『カール・ラガーフェルド』、『ヴィルジニー・ヴィア―ル』の製作時間2000時間を超えるオートクチュールを筆頭に、繊細なビーズ刺繍や『シャネル』を代表するツイードの編み目も間近で鑑賞することができて、
さらにその製作時間やデザインの特徴やシーズンを表記したパネルもあるので、とても分かりやすくメゾンの職人がどれだけの時間を要して完成させているかなど、細かく知ることができるのがとても面白かったです(*^▽^*)
本来オートクチュールはセレブをはじめとした特別な顧客しか見る機会は少ない上、ハイジュエリーや約100年もの歴史を持ち、世界中の女性に愛され続けた『シャネル N°5』の『バカラ』製クリスタルボトルも特別展示されていて、非常に目と感性の保養になりました(*^-^*)
また、専用アプリをダウンロードし、5つに分かれた各ゾーンにあるQRコードをスキャンすると、シャネルと各キーカラーとのつながりを紹介してくれたり、
展示されているオートクチュールの解説や、『マドモアゼル・プリヴェ展』のために、メディエダ―ル・アトリエが仕上げた刺繍装飾の製作過程を音声や動画を使って詳しく紹介してくれるのもとても面白い試みでした(^o^)
しかもこの展覧会、無料でこの『シャネル』のファッショナブルでラグジュアリーな世界観がこの上なく楽しめるのが最高(*´∀`)♪
事前予約すればスムーズに入れますが、当日その場でも受付でき、会場を出る時にはノベルティーも貰えるので、『シャネル』はもちろんファッションが好きな人には是非ともお勧めの素晴らしい内容でした(*^▽^*)
少し離れた会場『IMA・ギャラリー』のシアタールームでは、映画監督『ソフィア・コッポラ』が製作した映像作品『イン・オマージュ トゥ・マドモアゼル』が公開されていて、
『ガブリエル・シャネル』へのオマージュである本作は、『シャネル』のアーカイブから抜粋した写真や映像、そして広告や映画のシーンをもコラージュしたポップなムービーを楽しむことができ、
『カール・ラガーフェルド』によるフィルムでは『キーラ・ナイトレイ』が『ガブリエル・シャネル』を演じていて、美男美女の登場人物や美しい構図でこちらも目と感性の保養になり、パネルでも『ガブリエル・シャネル』が過ごしたアパルトマンが紹介されていたりと全てにおいて素晴らしい展覧会で見応え抜群でした(*´-`)
エントランスには長い階段が中央にあってまずはここを上って行きます(^-^)
最初のエリアはミラーホワイト(^0^)
それぞれのエリアもとても細かくテーマが書かれています(^^)
このエリアでは、かつて”マドモアゼル・シャネル”がこっそりのぞきながらショーを鑑賞していたという、”パリ・マドモアゼル・プリヴェ”に実在するまるで『キュビスム』のような鏡張りの螺旋階段がモダンアートで再現されていました(’-’*)♪
いつのコレクションか、どのようなテーマだったのか、どのようにして作られたのか、制作時間はどれだけ掛かったかなど詳細に説明が書かれています(*^^)
制作時間2240時間、20万個のパーツや小さい鏡を刺繍した美しく輝くジャケットとパンツ(^-^)
本当に繊細な作りでクラフトマンシップを存分に感じることができます(*^-^*)
ブーツもとても細かい作りでこれもまた美しい(*^▽^*)
ハイジュエリーと『バカラ』製クリスタルボトルの『シャネル゚5』の共演(*´-`)
アトリエの写真とファッショナブルなフレスコ画(壁画)(*^^*)
『カール・ラガーフェルド』の後を引き継いだデザイナー『ヴィルジニー・ヴィアール』(*^0^)
『ガブリエル・シャネル』亡き後、長年『シャネル』を牽引し続けた偉大なデザイナー『カール・ラガーフェルド』(*^-^*)
2番目のエリア、ベージュ(^-^)
どの服も本当に繊細でエレガント(*^^*)
3番目のエリアはブラック(^^)
当時は喪服以外用いることのなかった黒い服を最初にファッションに取り入れたデザイナーがこの『ガブリエル・シャネル』(^0^)
当時ファッションの巨匠でライバルだったデザイナー『ポール・ポワレ』が偶然街で出会った時、黒い服をまとった『シャネル』に対して
「今日はどなたの葬式ですか?マドモアゼル?」と意地悪く聞いたのに対して
「ムッシュー、あなたのよ!」と答えたやりとりはあまりにも有名ですね(^-^)
1932年に『ガブリエル・シャネル』が唯一デザインしたハイジュエリー”ダイヤモンドジュエリー”の復刻版と1921年の誕生から今日まで世界中の女性を魅了し続けるフレグランス『シャネルN゚5』の共演(*^-^*)
4番目のエリアはレッド(^0^)
奥には2018年末に特別限定で登場した赤い『バカラ』製クリスタルボトルがあります(*^-^*)
最後はバロックゴールドのエリア(^^)
5つ全てのエリアの後は壁一面にスケッチや刺繍が飾られていました(^-^)
これもまた本当に見応え抜群です(*^▽^*)
『ソフィア・コッポラ』によるムービーがこちらでも一部見れます(^-^)
フランスの大女優『カトリーヌ・ドヌーヴ』も出演しています(*^0^*)
会場の外観も本当にオシャレにフレスコ画が描かれています(*^-^*)
夜はまたライトアップされて違う雰囲気になるそうです(^0^)
展覧会の最後に頂いたノベルティ(^-^)v
今回の『マドモアゼル・プリヴェ展』の詳細が載っているブックとポーチ(*^-^*)
随所に看板があるので比較的迷うことはないかと思います(^^)
こちらは予約不要出入り自由の『IMA・ギャラリー』のシアタールーム(^-^)
アパルトマンの雰囲気がよく分かる写真パネルが飾られています(*^-^*)
映画は『ソフィア・コッポラ』が手掛けた13作品と『カール・ラガーフェルド』が手掛けた2作品を鑑賞できます(^0^)
ここだけでも十分見応えあります(*^▽^*)
外の映像もさすがシャネル 素敵でした(*^-^*)
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