毛馬内盆踊り

祭り

その盆踊りは 古き趣を残す町中で 漆黒の紋付き着物をはしょりて纏い 豆しぼりの手拭いで顔を隠し 篝火を囲んで優雅に粛々と踊られる…

秋田は十和田南・毛馬内で行われる『秋田三大盆踊り』のひとつ『毛馬内盆踊り』。

鹿角地方特有の二人がかりで持つ巨大な太鼓を踊りの始まりを告げる呼び太鼓として、馬の皮で作られたその太い中にも甲高い音も混じって鳴らされる大太鼓の演奏は勇壮にして豪快で、
それに加えてさらに圧巻なのが一人で持って叩くこともあり、その中でも女性一人で担いで豪快に叩く姿はとても素晴らしいものでした(*^▽^*)

その後は盆踊りへ(^∇^)

毛馬内の夜空に響く笛と大太鼓による”大の坂踊り”、続いて無伴奏の唄のみで踊る”甚句”の二つがあり、踊りの最後は歌のみでアップテンポに踊る”毛馬内じょんから踊り”で締め括られ、どれも全くタイプの違う踊りでしたが優美にして厳かな雰囲気を持っていて『秋田三大盆踊り』に相応しい本当に素晴らしいものでした(*^-^*)

驚くのがこの『毛馬内盆踊り』、会場付近には屋台と飲食店がそれぞれひとつあるのみで明かりも少なく、一般的に想像する祭り!という感じの雰囲気ではなく本当に粛々と行われるのがなんだかとても新鮮で、同じ秋田の『西馬音内盆踊り』とは踊りはどちらも優雅なのに随分雰囲気が色々違うのが面白いと感じ、独特の風情を感じさせてくれました(*´-`)

男女ともに黒紋付の衣装に豆絞りの手ぬぐいで頬被りして顔を隠して踊るのは、この地域がかつて藩境で争いが多く、婦女の略奪等を避けるために変装をした名残りとのこと。

2日目と3日目の『毛馬内盆踊り』本番前には毎回他の地方からゲストを呼んで披露してもらうのですがこの日は青森県黒石の『黒石よされ』でした(’-’*)♪

余談ですがこの鹿角市、江戸時代は南部藩に属していた歴史があってか、鹿角花輪といいこの十和田南といいここの人たちは秋田県民という意識をあまり持っておらず、岩手県に愛着がある人が多いのが何だかとても面白く、歴史を感じました(^-^)

かがり火と提灯を囲んで優雅に踊られます(*^-^*)

黒紋付に豆絞りの手拭いで頬被りした独特の衣装がとても素敵です(*´-`)

『毛馬内盆踊り』はこの太鼓から幕を開けます(’-’*)♪

この巨大な太鼓をひとりで担いで叩く姿は圧巻です(*^-^*)

女性一人で担いで叩く様にみんなから感嘆の声が上がっていました(*^▽^*)

とても美しい踊りです(*´-`)

一曲目の”大の坂踊り”では大太鼓やお囃子も踊り手とともに輪に加わって演奏していきます♪

唄のみで踊る”甚句”♪シンプルながらとても味わい深いものでした(^-^)

画になります(*´∀`)♪

青森県黒石の『黒石よされ』もとても素敵な音楽と踊りでした(’-’*)♪

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