哀切の音色奏でる三味線と胡弓の調べは 初秋の風と共に 格子戸と土蔵造り続く越中八尾の町を静かに流れていく…
ぼんぼりに照らされて 深い編み笠を被り 男は勇壮に 女は艶やかに 時に男女が官能的に絡み合う 指の先までしなやかなその踊りは かくも格調高く叙情的で 時間を忘れるほどに美しい…
起源は江戸時代まで遡り、毎年9月1日から3日まで五穀豊穣と永世の繁栄を願って行われる僕が最も好きな踊りのひとつ富山県越中八尾『おわら風の盆』へ行ってきました♪
300年以上前から現在まで気品高く踊り唄い継がれる『おわら風の盆』は、今まで色んな祭りや盆踊りに行ってますが、本当に魂が震えるほどに気品と情緒溢れる音色と優美な踊りが素晴らしく、何度観ても魅了されます(*^-^*)
“諏訪町”、”鏡町”、”東町”、”西町”、”今町”、”上新町”、”下新町”、”西新町”、東新町”、”天満町”の10の旧町内と旧町内外から移り住んだ人たちからなる”福島”の全11の団体からなるこの民謡行事は、それぞれの町の衣装もまたとても素敵で、踊りも定刻に行う町があったり、町流しの形式で踊る町があったりと様々な楽しみ方ができます(’-’*)♪
今回は夜のみしか見に行くことができませんでしたが、1日と2日は15時から17時までの明るい時間もやっていて夜の幻想的な趣とはまた違って踊り手の動きもはっきり見えるので昼の『おわら風の盆』も素晴らしいです(*´∀`)♪
後半は19時から23時までこの行事はありますが、17時から19時までは夕食を取っていてこの間は踊りが行われることはありません。
また最終日の3日は19時から23時までのみ踊りが行われます(^^)
今回は雨予報の影響なのか人が結構少なく、『日本の道100選』にも選ばれ、11の町の中でも最も人気と風情ある”諏訪町”の”町流し”やそれに次ぐ人気のかつて花街だった”鏡町”の男女が絡む艶やかな踊りはじめ、”西町”や”上新町”の踊りも素晴らしい情緒の中でじっくりと楽しめました(*^▽^*)
また公式行事の終わりごろになると町によっては”輪踊り”が始まり、これには誰でも参加できるので、OB・OGや観光客で踊りを覚えた人など、様々な人たちも参加して楽しんでいました(^o^)
そして公式行事が終わる23時を過ぎると、気の合う仲間たちと町内を思い思いに踊り流す“深夜の町流し“が始まり、これが朝方まで続き、静けさを取り戻した越中八尾の町で踊り唄う様に『おわら風の盆』本来の情緒に浸ることができて素晴らしい夜となりました(*^▽^*)
一番人気のある『日本の道100選』にも選ばれている”諏訪町”はやはり最も趣がある町並みで、その中での踊りはやはり風情があって素晴らしいです(*^-^*)
花街であった”鏡町”は11の町の中で男女が絡む最も艶やかな踊りでその美しさに魅了されます(*^▽^*)
また「よいよいよい」と女性が囁くように言うのもこの”鏡町”ならでは(’-’*)♪
女性同士の絡みも色っぽいです(*^^*)
子供たちも一生懸命見ながら踊っていてとても可愛かったです(^-^)
“諏訪町”の”深夜の町流し”♪風情があります(*´∀`)♪
“深夜の町流し”では編笠を取り、自由な浴衣で思い思いに踊り明かしてこの行事の素晴らしい魅力のひとつです(*^-^*)
コメント