ワインツーリズムやまなし 2021 秋 山梨市&甲州市塩山 前編 塩山洋酒醸造~カンティーナ・ヒロ

イベント
11月に毎週末、山梨県のワイン産地各地で開かれる『ワインツーリズムやまなし 2021』に参加してきました♪
訪れたところはめっちゃ詳細に書いているので長文になってしまうので、前編後編に分けて書きたいと思いますが、まずは前編から(^▽^)
第1週の土曜日は笛吹エリアを、そして今回僕が参加した日曜日は山梨市牧丘と甲州市塩山エリアを、
第2週以降は勝沼エリアで開催され、受付を済ませ、地域を回る循環バスで自由に計画を立ててワイナリーを巡ります(^-^)
今回は『甲斐ワイナリー』、『奥野田葡萄酒』、『牛奥第一葡萄酒』、『塩山洋酒醸造』、『機山洋酒工業』、『駒園ヴィンヤード』、『98ワインズ』、『三養醸造』、『室伏ワイナリー』、『カンティーナ・ヒロ』の10ワイナリーが参加し、
まずは『塩山洋酒醸造』からスタート(・∀・)ノ
昭和32年4月、山梨県塩山市(現在甲州市塩山)において、果実生産者組合を母体に果樹栽培の振興と農産物加工を目的として設立され、自園農場をはじめ契約栽培農家で生産された県内産ブドウを100%使用したワイン造りを行っているワイナリーです(^-^)
ワイナリーの敷地内でワインやおつまみを楽しめて、無料試飲では『重川(おもがわ)・甲州 2020年』、『甲州おりがらみ 2021年』、『ザルツベルグ甲州 2020年』、『デラ・甲州スパークリング 2020年』、『ベリーアリカント 2021年』、『エンザン・ルージュ 2020年』、『ベリーアリカント・樽熟成 2019年』、『ジャパニーズ・ブレンド 2019年』を、
500円で3種類の有料試飲では現在販売されていない希少なバックヴィンテージの『ベリーアリカント 2014年』、『マスカット・ベーリーA 2013年』と『重川・樽発酵 2020年』を楽しめて、
バスの時間の関係で長く滞在できなかったのが残念でしたが、代表の『萩原弘基(はぎわらこうき)』さんをはじめとしたワイナリーの方からも様々な話を聞きながら素敵な時間を過ごせました(*^-^*)
続いては、『カンティーナ・ヒロ』へ(・∀・)
山梨では珍しいイタリア系品種を手掛けているということで前々から気になっていたワイナリーです(^▽^)
牧丘エリア屈指の丘の上に位置するワイナリーで標高は約750m、特筆すべきはその高台のワイナリーから、 幾重にも連なる稜線と、その向こうにそびえる富士山、眼下の斜面には一面ブドウ畑が広がっているという素晴らしい絶景を眺めることが出来、この景色をテラスでワインや食事をしながら楽しめました(^-^♪
2014年に創業し、2017年にワイナリーが完成して自社醸造をスタートした、歴史あるワイナリーが多い山梨では新しいワイナリーで、
代表の『広瀬武彦』さんがブドウ栽培を、長男(名前を聞くのを忘れました…)が醸造を主にされていて、
山梨定番の『甲州』や『マスカット・ベーリーA』、『巨峰』、『シャインマスカット』のほか、『ヤマ・ソーヴィニヨン』、
そしてこのワイナリーの真骨頂でもあるイタリア系品種では『ネッビオーロ』、『トレッビアーノ』、『ランブルスコ』などがあるのですが、驚くことにこれら全て棚仕立てで栽培されていますΣ(・ω・ノ)ノ!
『サンジョベーゼ』は試験的に植えたもののイマイチうまく育たなかったとのことで栽培を止めるのだとか…(^-^;
イタリア系品種を棚栽培ということに驚いたのですが、『広瀬武彦』さん曰く、
「いくら海外品種といっても、何で日本の特に食用の棚栽培の技術は世界でも誇れるほど素晴らしいのに、それでやらないのか逆に分からない。
そしてキャノピー・マネージメント(ブドウの実の健全な生育の為に房の周りの葉を取り除いたり、生育に適切なバランスを取るために樹勢をコントロールすること)が出来ない」と仰っていて、
あとはとにかく土作りに徹底的に拘って汚染がない状態を保っていて、キジは汚染されているといないのですが、キジが来るくらいの土壌になっていて、後の課題はカビと菌だけだと仰っていました。
ワイナリーのすぐ下に広がるブドウ畑は『ネッビオーロ』ということで、葉は25枚ほど残して栽培していて、
まだ収穫前ですし、後ほど畑も少し見させていただきました(*‘∀‘)
『ランブルスコ』もですが、『ネッビオーロ』は晩熟の品種なので収穫がとても遅いのですが、やはり11月に入ってから収穫と非常に遅く、また樹勢も強いので非常に拘って栽培しているものの、手が掛かって大変だとか(^-^;
ブドウ品種とワイナリー名をイタリアに決めた理由は三男がシェフとしてイタリアに料理の修行に行っていることと、誰もイタリア系品種をやっていなかったので、差別化を図るためにも挑戦してみたとのこと(^o^)
畑の一番高い所の標高は900mほどで、山の中にありますが周辺一帯に大きな柵が張られていて意外と獣の被害は少ないそう(^-^)
長男の方にも色々な話をお聞きしましたが、毎年ニュージーランドとオーストラリアのワイナリーに行って醸造し、山梨の『シャトー酒折』と、実家であるこの『カンティーナ・ヒロ』でも醸造していて、年に4回醸造しているということで、これまた非常に驚きましたΣ(・ω・ノ)ノ!
今後は『カンティーナ・ヒロ』での醸造をメインにするそうで、海外との違いを色々と聞いてみたところ、やはり醸造設備と技術は全然先を行っていて最新とのことで、
日本は雨が多いので、やはり消毒が非常に大変ですが、今はカリフォルニアなどでは紫外線で消毒できる方法があったり、微弱の電気でも消毒が出来たりと様々な技術があるそうで、日本でもそれが出来るようになれば面白くなってくるかも知れない、
ただ、いい菌も殺しちゃう可能性もあるので実験的に色々やっていかないとダメだとは思いますと、
あとは夏に風が少なすぎるのでとにかく風がもっと吹くようにしたくて様々な事に挑戦していきたいとのことでした(*´ω`*)
海外の特に新世界と言われる国では最新の醸造技術を使ってワイン造りを行っているところもありますが、日本は雨が多いので醸造ではなく、畑での栽培を中心に考えてワイン造りをした方がいいと考えていることや、
巨峰を樽熟成したワインを試飲しましたが、巨峰ワインの概念が覆るほど、今までに飲んだことがない厚みのある味わいでとてもに美味しく、樽熟したことも含めて非常に驚いたのですが、
聞けばこれもまた驚いたことに、西オーストラリア州最古のワイン産地でもあるスワンバレーで垣根仕立てで巨峰を栽培しているワイナリーがあるそうで、
90年くらい前に日本人が持ち込んだ巨峰でワインを造った時にあまりにも衝撃で、それから巨峰のワインを造っているとのことで、
日本一の巨峰の産地であるこの牧丘でもやってみようと思い、4年ほど樽に入れて熟成するつもりで、現在1年半寝かせた状態でしたが、現段階でもとても美味しいのに、リリースする頃にはどんな味わいになっているのか超楽しみなワインでした(*^0^*)
他にヤマ・ソーヴィニヨンもヤマブドウ特有の酸味や癖が少なくこちらも非常に美味しかったです(*’▽’)
醸造機材はイタリアのものを使っているとのこと(・∀・)
無料試飲では2種類、1000円で全てのワインを試飲でき、飲んだワインは『アッカ・アニマ・ネッビオーロ NV』、『アッカ・クオーレ・トレッビアーノ 2019年』、巨峰、デラウエア、マスカット・ベーリーAを使った瓶内二次発酵『レガーメ・メトード・クラシコ・スパークリング 2019年』、
『フェリチッシモ』の『甲州 2019年』、『マスカットベリーA・ロゼ』、『マスカット・ベリーA 2020年』、『マスカット・ベリーA&デラウエア 2019年』、『マスカット・ベリーA&デラウエア 2020年』、『甲州 2019年』、『甲州 2020年』、『ネオマスカット 2020年』のほか、
リリース前の『トレッビアーノ』、『甲州』、『ヤマ・ソーヴィニヨン・樽出し』、『巨峰・樽熟成』など(*´▽`*)
そしてソムリエで日本ワインを応援しているということで特別に『ネッビオーロ』を食べさせていただいて貴重な体験もできたり、焼マシュマロを食べたりと大いに楽しめましたし、色々と刺激にもなって勉強になりました(*^▽^*)
そして後編に続く…
〒404-0041 山梨県甲州市塩山千野693
〒404-0003 山梨県山梨市牧丘町倉科7143
JR塩山駅前で受付していざスタート(・∀・)ノ
今回は『甲斐ワイナリー』、『奥野田葡萄酒』、『牛奥第一葡萄酒』、『塩山洋酒醸造』、『機山洋酒工業』、『駒園ヴィンヤード』、『98ワインズ』、『三養醸造』、『室伏ワイナリー』、『カンティーナ・ヒロ』の10ワイナリーが参加(*^-^*)
自分たちで計画を立てて自由にワイナリー巡りを巡回バスに乗って楽しみます(^o^)
ブドウの葉もすっかり紅葉しています(*´ω`*)
まずは『塩山洋酒醸造』からスタート(・∀・)ノ
昭和32年4月、山梨県塩山市(現在甲州市塩山)において、果実生産者組合を母体に果樹栽培の振興と農産物加工を目的として設立され、自園農場をはじめ契約栽培農家で生産された県内産ブドウを100%使用したワイン造りを行っているワイナリーです(^-^)
醸造機材(^-^)
500円で3種類の有料試飲では現在販売されていない希少なバックヴィンテージの『ベリーアリカント 2014年』、『マスカット・ベーリーA 2013年』と『重川・樽発酵 2020年』を楽しめます(*’▽’)
無料試飲では『重川(おもがわ)・甲州 2020年』、『甲州おりがらみ 2021年』、『ザルツベルグ甲州 2020年』、『デラ・甲州スパークリング 2020年』、『ベリーアリカント 2021年』、『エンザン・ルージュ 2020年』、『ベリーアリカント・樽熟成 2019年』、『ジャパニーズ・ブレンド 2019年』など、数多くの種類を楽しめました(*’ω’*)
代表の『萩原弘基(はぎわらこうき)』さん(*^-^*)
醸造施設も自由に見学できます(*´▽`*)
ショップも併設(*‘∀‘)
和気あいあいとした楽しい雰囲気でした(*^▽^*)
本当はもっと色々と聞きたかったのですがバスの時間が迫っていたので『塩山洋酒醸造』を後ろ髪をを引かれつつ後にしました(^o^)丿
再びバスで次のワイナリーに向かいます(^-^)
続いては『カンティーナ・ヒロ』へ向かいましたが、眼下には紅葉したブドウ畑と遠くには素晴らしい富士山も見える絶景です(*´▽`*)
ワイナリーへとてくてく(^o^)
カンティーナ・ヒロ』へ到着(・∀・)ノ
2014年に創業し、2017年にワイナリーが完成して自社醸造をスタートした、歴史あるワイナリーが多い山梨では新しいワイナリーです(^-^♪
気に入ったワインはその場ですぐ購入も可能でした(^-^)
試飲箇所は2カ所あり、2階のテラス席からは富士山を眼下に広がるブドウ畑を眺めながらワインや食事を楽しめる最高のロケーションでした(*^▽^*)
カンティーナ・ヒロ』代表の『広瀬武彦』さん(*’▽’)
一部のワインはサーバーから出されました(^o^)
ワインを飲みながらワイナリー設立の経緯やイタリア系ブドウ品種を始めようと思ったキッカケなどを教えていただけました(*^-^*)
タリア系品種も含めて全て棚仕立てで栽培されているのには驚きました(*´▽`*)
すぐ下にあるブドウはネッビオーロとのこと(^-^♪
写真だとちょっと見にくいかもしれませんが中央あたりに富士山の頭が見えています(*^▽^*)
天気が良かったのが最高でした(*´▽`*)
テラスである程度ゆっくりしてからは1階へ降りてみました(・∀・)
醸造施設(^o^)
イタリア製のもので揃えているとのこと(・∀・)
下で飲めるワインのラインナップ(*^0^*)
この日限定のワインも楽しめました(*’ω’*)
醸造を担当する長男の方(・∀・)
お名前を聞くのを忘れてしまったのが不覚…(-_-;)
毎年ニュージーランドとオーストラリアのワイナリーに行って醸造し、山梨の『シャトー酒折』と、実家であるこの『カンティーナ・ヒロ』でも醸造していて、年に4回醸造しているということでこれまた非常に驚きましたΣ(・ω・ノ)ノ!
100円でマシュマロが売っていて焼マシュマロにチャレンジ(*‘∀‘)
もちろんワインを飲みながら(*^-^*)
マシュマロはマスカット・ベーリーAと相性が良かったです(*´ω`*)
ソムリエで日本ワインを応援しているということで特別に『ネッビオーロ』を食べさせていただきました(*^▽^*)
お初のネッビオーロはとても甘くて美味しかったです(*´▽`*)
ニュージーランドやオーストラリアなどの世界の最新醸造や栽培についても色々と教えていただき、とても面白かったです(*^0^*)
ブドウ畑を散策(・∀・)
僕が訪れた次に週に収穫予定のたわわに実ったネッビオーロ(^-^♪
大充実のワイナリー訪問でした(*^▽^*)
ワイナリー巡り後編に続きます(*’ω’*)

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