ワインツーリズムやまなし 2021 秋 山梨市&甲州市塩山 後編

イベント
11月に毎週末、山梨県のワイン産地各地で開かれる『ワインツーリズムやまなし 2021』に参加してきました♪
訪れたところはめっちゃ詳細に書いているので長文になってしまいますので、前編後編に分けて書いていますが、今回は後編(^▽^)
前編も是非ご覧ください(^▽^)
カンティーナ・ヒロ』を後にして、次に向かった先は『室伏ワイナリー』(・∀・)ノ
大人気で入手困難な『共栄堂』を手掛けるワイナリーで、今までは近所にある『三養醸造』を間借りしてワインを造っていましたが、2021年についにワイナリーがオープンしました(*^-^*)
代表の「つよぽん」の愛称で知られる『小林剛士』さんご自身も楽しみながら忙しく動き回っている中、色々なお話を聞けましたが、
僕の着物をすぐに絞りと分かって褒めてくださったり、様々な文化をはじめとした色んな事に造詣が深くて話していてとても楽しく、
また、受付では手描きの可愛らしいマップとちゃんとしたワイングラスを貸してくださり、リリース前の6種類のワインが全て無料で試飲し放題という大盤振る舞いで、
みんなで楽しもうという雰囲気がひしひしと伝わってきて素晴らしい雰囲気のワイナリーでした(*^▽^*)
『共栄堂』の表記は変わっていて、アルファベットと数字の組み合わせ表記がされているのですが、”K”は『共栄堂』、数字は西暦、”FY”は冬、”AK”秋など、続くアルファベットは”SR”は白、”DD”は橙、”AK”は赤で、何年のいつの季節にリリースされたワインの種類というのがここで分かります(^-^)
今回試飲出来たワインは、間もなくリリースされる『K20AK_RZ』、『K20AK_DD_1』、『K20AK_DD_2』、
冬にリリースされる『K21FY_SR』、『K21FY_AK_00』、『K21FY_DD_00』で、どれももちろん非常に美味しく、
『K21FY』シリーズはまだ亜硫酸も無添加のこの日限定で飲めて販売しているワインで、亜硫酸添加前と後の味の違いも楽しんでほしいということで、大いに楽しみました(*´▽`*)
他にも南アルプス市にお店があるパン屋『ベーカリールーブル』やカレーやガパオライスなども楽しめるキッチンカーも出ていて、さらにワイナリーからは富士山も眺めることが出来て最高のロケーションでワインも食事も満喫できました(*^▽^*)
ワイナリー見学では『小林剛士』さんがツアー形式で案内してくださったのですが、
室伏ワイナリー』は、2021年6月29日に醸造免許を取得し、自社ワイナリーでの醸造を開始、
一番高く大きなタンクは8KLで1万本を、次に大きなタンクが5KLで6500本ほどを醸造可能で、
ヨーロッパでも日本でもワイナリーは小規模化している中、その流れに逆行していますが、何故かというと僕があまのじゃくだから!とまず笑いを誘い、
『共栄堂』は「あなたのテーブルワインはここに…」というキャッチフレーズを謳っているのですが、ビストロなどでハウスワインを出すような、喫茶店でブレンドコーヒーを出すような感じで身近にみなさんの食卓にいつもあるワインで、
『共栄堂』だからではなく、いつも置いてあるのが『共栄堂』というポジションにいたいという想いから、このスタイルにし、
スペシャリテを造るのではなくてテーブルワインに拘って、日本のワインの底上げをしたいからと仰っていました(*’ω’*)
今しか飲めない桃のニュアンスと甘みがあるにごりのオレンジワインをいただいたのですが、
これはブドウからワインになる途中のもろみの状態で、
もろみの状態で味わえるワインは年に1回の9月から10月くらいまでの醸造中の期間しかないので、
せっかくこの時期にワイナリーに来てもらったなら是非この状態を見て楽しんでほしいですし、これがワインを造る醍醐味ですし、これを見ているから僕らはワイン造りをずっと続けようと思っている、
これが完成形だけしか興味がないのなら造り手ではなくワインは元々好きなので飲み手になっていますと仰っていました(*’▽’)
ワイナリーでよく見る一般的な木樽もあるのですが、主に使うのは5000Lの大樽で、日本ではほとんど見たことがないサイズでビックリΣ(・ω・ノ)ノ!
ワイン造りで考えていることは、飲み手が盛り上げてくれることももちろんですが、造り手も盛り上げていかなくてはと考えていて、
こういった大容量のタンクや樽で仕込むのは、機材が高くてお金もかかるし、もしダメになった時には損害が大きいので、当然の考え方ながら誰もチャレンジしたがらないことから、ちゃんと実証している人が少ないので、
お客さんへの提案というよりも同業のワイナリーへの提案と刺激になって、じゃあ自分たちもこのやり方をやってみようという風になってほしい、
誰かがリスクを冒さないといけないなら自分がやってやる、
この造り方はなかなかコントロールはきかないけれどそれがまた面白いし、人でも癖があったり手間のかかる方が好きだったりするのと同じだと思っていると仰っていました(*^-^*)
室伏ワイナリー』には瓶内二次醗酵で生産されるスパークリングワインの瓶内熟成時にボトル内に溜まった澱を瓶口に集めて取り出すために、瓶を逆さに立てておくための木の板『ピュピトル』があるのですが、
この瓶口に溜まった澱を抜く『デゴルジュマン』を実践してくださって、生で見たのは初めてだったので非常に面白かったです(*^0^*)
見学中にバスの時間が迫ってきた知らせを聞いた時も
「う~ん、キツイな…みなさんあと1本バス遅らせましょう!」と言って
とても楽しそうに説明をしてくださって、聞いていてワクワクする楽しい見学で、噂には聞いていましたが、『小林剛士』さんの人柄がよく分かる素敵なワイナリー見学でした(*^▽^*)
また、ワイン造りにおいて僕は理系の人間なんですけれど、例えば酵母とかに声を掛けたりして、科学的にはおかしいっていうのはあるけれども、実際そうやって声をかけていいお酒を造っているところもある訳ですし、
何よりも声を掛けるっていうのはお酒をよく見るっていうのもあって、そうすればちょっと何かがおかしい時にすぐに対応できますし、
振動でとか科学的なことを考えずにやっぱり心持ちとして自分自身が楽しくなりますし、
機械にも命があると思った方がいいと考えていて、そうすれば例えばネジ1本緩んでいたりしてもすぐ気付くし、道具にも感謝して大事にするし、これもよく見ることができるから細かいところに気づくことができる訳で、
これを機械だからだからと言っちゃうとそういう気が回らないかもしれないから常にそういった気持ちを大事にしていると仰っていて、
ワインについても希少価値などを売りにすれば確かに美味しさは増すかもしれないけれども、結局誰が言っても、誰が造ってもいたとしても自分が美味しいものは美味しいと素直にそう思えれば、結局はその美味しいと思う感性というのは研ぎ澄まされて行って楽しくなるとも考えていらして、超楽しい時間を過ごせました(*´▽`*)
続いては訪れたウィナリーは『三養醸造』(・∀・)ノ
バスを降りるとすぐ目の前に『三養醸造』があり、代表の『山田啓二』さんが忙しそうにしておりました(*^-^*)
ワインを飲むより先に看板犬の「ハナコ」ちゃんに遊んでもらって癒されてから試飲スタート(*´ω`*)
三養醸造』では今回試飲できる『猫甲州』や『シャルドネコ』をはじめとした猫のエチケットのワインを数多くリリースしているのですが、最近保護猫を4匹飼いだしたそうで、その猫たちがモチーフになっているものも多いです(*’ω’*)
ワイナリー限定販売のワインでは「ハナコ」ちゃんのエチケットのワインもあるのですが、それ以外に犬のエチケットのワインはなく、山田さんは犬のエチケットは需要あるかなぁ~と仰っていたので、結構前からチワワをはじめとした小型犬を飼う人も多いので是非犬のエチケットもと言ってみました(^-^♪
『駒園ヴィンヤード』も行ったのですが、色々あくまでも僕個人的にですが、ん?と思うことがあったので割愛。
最後は塩山にある『キザンワイン』が有名な1930年(昭和5年)に創業した『機山洋酒工業』へ(・∀・)ノ
自家ブドウ園のブドウを主体に東山梨地区で栽培されたブドウのみを使って地域に根差したワイン造りを家族経営のワイナリーで、
約1haの自家農園では甲州やブラッククイーンといった日本の品種をはじめ、シャルドネ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニョンなどの欧州系品種を栽培しています(^o^)
『キザンスパークリング 2019年』、『キザンワイン・白 2019年』、『キザンワイン・赤 2020年』、『キザンファミリーリザーブ 2019年』など、全て無料で試飲でき、
『キザンスパークリング』を試飲した時にウィナリーの方に色々とお話を聞いたのですが、
日本でシャンパーニュと同じ製法の瓶内二次発酵でスパークリングワインを造ったのはこの『機山洋酒工業』が初めてとのこと(・∀・)
また、『グルペットぶどう園』が『機山洋酒工業』で醸造している『グルペット・メルロー2018年』も試飲することも出来たのですが、代表の『山上直』さんもいらして様々な拘りもお聞きできました(*´▽`*)
『グルペット・メルロー』は山梨市牧丘町産のメルロー100%使った赤ワインで、
この『グルペットぶどう園』はその他にもソーヴィニヨン・ブラン、甲州も栽培されています(^O^)
山梨でソーヴィニヨン・ブランの栽培は珍しいですが、標高800mの高地で2007年から栽培されていて、こちらのブドウで造られたワインは同じ山梨県山梨市にある『旭洋酒』で『ソレイユ・グルペット・ブラン』としてリリースされています(^-^♪
様々なお話を聞かせていただき、非常に充実した時間を過ごせました(*^-^*)
総括と個人的な感想。
総じて非常に楽しいワイナリー巡りでした。
ただ、あまりネガティブなことは書きたくないのですが、思ったことを正直に書くと参加費が8800円はちょっと高く感じます。
これは前回参加した時も同じことを思いました。
何故かというと一番は循環バスが12時台に1本もなく、今回は特になのかもしれませんが、ワイナリー間の距離があるところが多いので、この昼時を挟むときに非常に時間を気にしなければ、1時間半近くそのワイナリーにとどまることになります。
もちろんキッチンカーが出ていたり、地元のお店が出店していたり、近くにコンビニがあったりで空腹に悩まされることは僕が回った限りないですし、バスの運転手の休憩も必要だと考えていますが、それらを考慮してもバスの運行が1時間以上空くのはどうかと…
交代制にするなどして常にバスは走らせてほしいと思うのが正直なところ。
また、今回は受付でただツーリズム参加証明のリストバンドと案内の紙をもらうだけで、専用グラスは前回もなかったですがこれはウイルスに対する考慮ということでしょうがないかもしれませんが、おつまみもなくなっていましたし、
無料試飲の数に対しても、
9時からでも10時半からの参加でも一律の料金で、先に書いた昼に運航していないことを考えると客観的に考えても正直この金額はう~ん…と思うこともありました。
あとまぁ、ワイナリーの都合もあるのでしょうが16時で終わるところもあったり…
誤解なきよう書きますが、この企画自体はとても素晴らしいと思いますし応援もしております。
それゆえにもっと良くなってくれればなと個人的には思っておりますので、前回今回参加して疑問に思ったこともあえて書かせていただきました。
色々書きましたが、今回訪れたワイナリーは素晴らしいところばかりでしたし、刺激にもなって超楽しめました(*^▽^*)
〒404-0012 山梨県山梨市牧丘町室伏725
〒404-0013 山梨県山梨市牧丘町窪平237−2
〒404-0047 山梨県甲州市塩山三日市場3313
前編に続きバスにて次のワイナリーに移動(^O^)
続いて向かった先は『共栄堂』ワインが有名な『室伏ワイナリー』(・∀・)ノ
今までは近所にある『三養醸造』を間借りしてワインを造っていましたが、2021年についにワイナリーがオープンしました(*^-^*)
受付では手描きの可愛らしいマップとちゃんとしたワイングラスを貸していただけました(^-^♪
カレーやガパオライスなども楽しめるキッチンカーも人気でした(*’ω’*)
リリース前の6種類のワインが全て無料で試飲し放題という大盤振る舞い(*´▽`*)
この日限定で飲めて売られてもいた酸化防止剤を入れる前のワインも激ウマでした(*^0^*)
この日限定のワインや発売前のワインも買うことが出来るので大勢の人が買い求めていました(*‘∀‘)
手描きのマップがまた素敵(^-^♪
リリース直前のワイン(*‘ω‘ *)
毎回エチケットもテーマがあって素敵なのですが、今回はこんな感じ(*^-^*)
代表の「つよぽん」の愛称で知られる『小林剛士』さんご自身も楽しみながら忙しく動き回っている中、色々なお話を聞けました(*’▽’)
富士山を眺めながら美味いワインを飲む!最高の贅沢です(*^▽^*)
南アルプス市にお店があるパン屋『ベーカリールーブル』のパンもワインとの相性抜群でした(*´ω`*)
「つよぽん」さんによる楽しいワイナリー見学スタート(*^-^*)
他のワイナリーではなかなか見る事がない巨大なタンクや樽が並んでいて圧巻です(*^0^*)
一番高く大きなタンクは8KLで1万本を、次に大きなタンクが5KLで6500本ほどを醸造可能とのこと(・∀・)
主に使う5000Lの大樽も迫力満点(*´▽`*)
一般的な大きさの木樽もあります(^O^)
瓶詰めされて出荷を待つワインも並んでいました(*´ω`*)
『共栄堂』は「あなたのテーブルワインはここに…」というキャッチフレーズを謳っているのですが、ビストロなどでハウスワインを出すような、喫茶店でブレンドコーヒーを出すような感じで身近にみなさんの食卓にいつもあるワインで、
『共栄堂』だからではなく、いつも置いてあるのが『共栄堂』というポジションにいたいという想いから、このスタイルにし、
スペシャリテを造るのではなくてテーブルワインに拘って、日本のワインの底上げをしたいからと仰っていました(*’ω’*)
「ワインは飲んでなんぼ!」と仰っていて、こちらがワクワクするようなワイナリー見学で本当に楽しい(*^-^*)
今しか飲めないワインを色々と飲ませていただきました(*^0^*)
ブドウからワインになる途中のもろみの状態の今しか飲めない貴重な体験もできました(*^▽^*)
子供にもワインの説明をする「つよぽん」さん( ̄▽ ̄)
ワインリー内に笑い声が響きました(*^-^*)
どんどん色んなワインを注いでくれます(*’▽’)
瓶内二次醗酵で生産されるスパークリングワインの瓶内熟成時にボトル内に溜まった澱を瓶口に集めて取り除く作業『デゴルジュマン』の実践(*’▽’)
生で見たのは初めてで感激(*^▽^*)
そんなワインももちろんいただけました(*´ω`*)
瓶内二次醗酵で生産されるスパークリングワインの瓶内熟成時にボトル内に溜まった澱を瓶口に集めて取り出すために、瓶を逆さに立てておくための木の板『ピュピトル』をバックに(*’ω’*)
興味津々の図( ̄▽ ̄)
醸造所内で飲むワインもまた格別です(*´▽`*)
最後は記念撮影(*‘ω‘ *)
本当に楽しい時間でした(*^▽^*)
続いては訪れたウィナリーは『三養醸造』(・∀・)ノ
バス停を降りてすぐの所にあります(^-^♪
ワインを飲むより先に看板犬の「ハナコ」ちゃんに遊んでもらって癒されました(*´ω`*)
代表の『山田啓二』さんと「ハナコ」ちゃん(*^-^*)
ショップの様子(^-^♪
試飲出来るワインたち(*’▽’)
猫のエチケットがかわいい『シャルドネコ』(*’ω’*)
最近保護猫を4匹飼いだしたそうで、その猫たちがモチーフになっているものも多いです(*’ω’*)
新しくリリースしたワインの事をはじめ、様々なお話を聞かせていただきました(´▽`*)
是非犬のエチケットのワインもリリースしてほしいものです(*^-^*)
『山田啓二』さんと記念撮影(*´▽`*)
いつもながら素敵なワイナリーでした(*^▽^*)
道中で発見した『恵林寺』(・∀・)
そして猫ちゃん(*‘ω‘ *)
こっちに来てくれました(*´▽`*)
猫に好かれやすい僕( ̄▽ ̄)
趣のある建物もありました(^O^)
山梨では比較的珍しい棚仕立てで栽培されている『機山洋酒工業』のブドウ畑(^-^♪
機山洋酒工業』へいざ!(・∀・)ノ
雰囲気の良いワイナリーです(*‘∀‘)
暖炉もあって建物の中も中も雰囲気あります(*´ω`*)
試飲出来るワイン一覧(*’▽’)
機山洋酒工業』でワインを醸造している『グルペットぶどう園』の代表の『山上直』さんからもお話を聞かせていただきました(*^-^*)
『グルペット・メルロー2018年』も試飲することができました(*^0^*)
1日で全て回るのはかなり無理がありますが、訪れたワイナリーはどこも素敵な所ばかりで存分に楽しめました(*^▽^*)

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