ラン・セッカ ぶどう畑&ワイナリー見学 北海道余市

ワイン
北海道余市にあるワイナリー『ラン・セッカ』にワイナリー見学に行ってきました♪
代表の『山川惇太郎』さんは『ドメーヌ・タカヒコ』にて2年間の研修後、2020年9月に醸造免許を取得し、ご自身のワイナリーをスタートさせ、2018年からブドウ栽培を行っています(^-^)
ラン・セッカ』の名前の由来はランランラン♪といった音の「ラン」と「雪華」をもじって「楽しい雪」という意味も含めて付けられました(*´∀`)♪
ワイナリーに着いてからは早速『山川惇太郎』さんにまずはブドウ畑から案内していただきました(・∀・)ノ
ブドウ畑の面積は約1.6ヘクタール、奥様もブドウ栽培からワインの城までを一貫して手掛けていますが、夫婦で基本的に全て分けてワイン造りをされていて、赤ワインと晩酌が好きな『山川惇太郎』さんは65%ほどのピノ・ノワールと35%ほどのツヴァイゲルトを中心に少しだけガメイとシラーといった赤ワイン品種を、
奥様は余市の食に合わせられるようにとピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールを主体にリースリング、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ピノ・ノワールといった白ワイン品種を栽培されています(^O^)
決して仲が悪い訳ではなく、同じキャンバスに2人の画家が絵を描いても上手くいかないだろうという考え方から各々で好きなワイン造りをしよう決めて現在の形になったと仰っていました(・∀・)
『山川惇太郎』さんはピノ・ノワールとツヴァイゲルトをそれぞれ単一でワインを造るつもりはなく、混醸でワイン造りを行っていきたいことと、ガメイはもう少し増やして将来的には単一で出せればいいかなとも仰っていました(^-^)
また、面積的にはピノ・ノワールの割合が多いけれど、ツヴァイゲルトの方が数が採れるのでベースとしてはピノ・ノワールとツヴァイゲルトが半々くらいに、その他のブドウを少し入れる形になるかもとのこと(・∀・)
因みに『山川惇太郎』さん自身はツヴァイゲルトとガメイがお好きだとか(*´∀`)♪
最近温暖化の影響でシラーやリースリングも北海道でも育つようになってきましたが、富良野や岩見沢はともかく余市ではシラーはまだ適さないところがあるそう。
僕のイメージ的には富良野や岩見沢の方が寒いイメージがあるのですが、寒暖差があるのでしょうね(^-^)
畑は西側を向いていて熟しやすい環境で、斜面もあるので水捌けも総じていいとのこと(^O^)
ブドウ栽培もワイン造りもこうしたいというものは特になく、丁寧に良いブドウを育ててワインを造ればこの土地の良さが出てくるだろうと考えて、春の萌芽前に石灰硫黄合剤を散布する以外はボルドー液の散布のみで化学肥料や除草剤などの使用はしていません(・∀・)
病気はベト病に気を付ければそれ以外は特に現状問題なく、仮に苗木に本州では気を付けなければいけない晩腐病が付いていたとしても、この気候だと自然消滅するそう(^-^)
『サブソイラ』という心土破砕という水が通る道をつけ農地の排水性や通気性を確保し、作物の生育環境を良くする機械を使って水捌けをもう少しよくしたいとも考えていますが、実際今はそんなに困ってはいないけれどおまじない的にやりたいとは思っているとのこと(^O^)
ツヴァイゲルトは実が大きくなるので中がカビることがあるのというのは今回初めて知りました(゜o゜)
赤ワインのリリースは2023年の春ごろを考えていて、これが実質のドメーヌ物の初ヴィンテージになるそう(^-^)
また、安定して5000本くらいは生産しないと希少性などが先走って正しく評価されないのではとも考えていて、当面はそこを目指していくとも仰っていました(^O^)
余市は貴腐ワインが出来る際に必要な灰色カビ病が出やすい地域で、『ドメーヌ・タカヒコ』筆頭に様々なワイナリーが『ブラン・ド・ノワール』という形で造っているのですが、この『ラン・セッカ』も同じく今後リリースする予定(*^-^*)
『山川惇太郎』さんは出身は北海道で、東京で仕事をしていたのですが、実家が農家ということもあっていつかは農業をやりたいとの思いから現在に至るのですが、昼は畑仕事やワイン造りをして、夜は晩酌をして寝るといった自然と共存する生活をずっとしていきたいと考えていて、
世界に通用するようなワインを気合い入れて造るぞ!とか熟成に何年もかかるといった感じではなく、気軽で親しみやすいワインを造っていきたいので、ツヴァイゲルトは好きな品種でもあるけれど、そういったことも考えての選択とのこと(*’▽’)
買いブドウのラブルスカ系(アメリカ系)品種のナイアガラやキャンベルアーリーで造っている人気の看板ワイン『早花咲月(さはなさづき)』は、白の微発砲ワインは同じ感じで他のワイナリーでも沢山造っているので今後造る予定はないけれど、ロゼのキャンベルアーリーが少し入ったニュアンスも他にはないのでロゼの微発砲は継続して造っていきたいと考えていると仰っていました(^O^)
続いてワイナリーをご案内いただきましたが、外観からして『札幌軟石』を使った石造りの素敵な醸造所で、とても立派な梁があるのが印象的でした(*^▽^*)
タンクは樹脂タンクをメインに使っていて、奥様の造る白ワイン用にステンレスタンクも置いてありました(・∀・)
ブドウの果汁を搾るプレス機はフランスの『ヴァスラン』を使用し、古い機械ではあるものの赤ワインやナイアガラをメインに考えているので相性がよく、壊れてもモーターだけ変えればメンテナンスもそこまで手が掛からないそうで、搾汁率も良く、古い機械ならではの良さもあるとのこと(*´ω`*)
ワインについては、僕が2020年ヴィンテージを飲んだ時に非常に個性的で衝撃を受けた『ソウマニヨンブラン』は同じく余市の原料ブドウを栽培している農園『ソウマファーム』からブドウを分けてもらえる限り造り続けるということで、2020年ヴィンテージは発酵を終える最後まで醸していて搾った直後は苦味が強く、濁り過ぎていたのでそれを控えてもう少しクリアにするそう(・∀・)
『ブラン・ド・ノワール』も貴腐菌である灰色カビ病が出る限りは造り続けていくつもりで、余市という土地柄、灰色カビ病とは付き合っていかなくてはいけないと思うし、これがテロワールの特徴のひとつとも仰っていて、
メインの赤ワインは、ツヴァイゲルトは基本的にピジャージュなどもせずに放置して、抽出せずに造ったけれどもしっかり品種の特性が出ていて、ピノ・ノワールの凝縮感を合わせたバランスの良いワインになるであろうということで、
お忙しい中、丁寧に案内していただき、色々なお話を聞かせていただいて、素晴らしいワイナリー見学になりました(*^▽^*)
〒046-0002 北海道余市郡余市町登町612
ラン・セッカ』の入り口に到着(・∀・)ノ
『札幌軟石』と木で造られた素敵なワイナリーです(*^▽^*)
ラン・セッカ』の名前の由来はランランラン♪といった音の「ラン」と「雪華」をもじって「楽しい雪」という意味も含めて付けられました(*´∀`)♪
ニワトリちゃんがいました(*^-^*)
整然とした美しいブドウ畑(*´▽`*)
畑は西側を向いていて熟しやすい環境で、斜面もあるので水捌けも総じていいとのこと(^O^)
ブドウ畑の面積は約1.6ヘクタール、奥様もブドウ栽培からワインの城までを一貫して手掛けていますが、夫婦で基本的に全て分けてワイン造りをされていて、赤ワインと晩酌が好きな『山川惇太郎』さんは65%ほどのピノ・ノワールと35%ほどのツヴァイゲルトを中心に少しだけガメイとシラーといった赤ワイン品種を、
奥様は余市の食に合わせられるようにとピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールを主体にリースリング、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ピノ・ノワールといった白ワイン品種を栽培されています(^O^)
手前が『山川惇太郎』さんが手掛ける赤ワイン用品種の畑で、上の方にある畑が奥様が手掛ける白ワイン用品種の畑です(・∀・)
決して仲が悪い訳ではなく、同じキャンバスに2人の画家が絵を描いても上手くいかないだろうという考え方から各々で好きなワイン造りをしよう決めて現在の形になったと仰っていました(・∀・)
代表の『山川惇太郎』さんは『ドメーヌ・タカヒコ』にて2年間の研修後、2020年9月に醸造免許を取得し、ご自身のワイナリーをスタートさせ、2018年からブドウ栽培を行っています(^-^)
もうじき開花を迎えるブドウの木(^-^♪
『山川惇太郎』さんはピノ・ノワールとツヴァイゲルトをそれぞれ単一でワインを造るつもりはなく、混醸でワイン造りを行っていきたいことと、ガメイはもう少し増やして将来的には単一で出せればいいかなとも仰っていました(^-^)
また、面積的にはピノ・ノワールの割合が多いけれど、ツヴァイゲルトの方が数が採れるのでベースとしてはピノ・ノワールとツヴァイゲルトが半々くらいに、その他のブドウを少し入れる形になるかもとのこと(・∀・)
続いてワイナリーをご案内いただきました(*´▽`*)
畑の開墾はもちろんですが、ワイナリーはじめとした建物も基本的に『山川惇太郎』がご自身で造られているのが凄い…Σ(・□・;)
『札幌軟石』が積まれた石蔵はなかなか他のワイナリーでは見かけない独特の素敵な雰囲気です(*´ω`*)
石蔵にある梁もまた非常に立派(*‘∀‘)
元は2階建てだったものを吹き抜けに改装しました(^O^)
奥様が造る白ワイン用に購入したステンレスタンク(*´∀`)♪
斗瓶もありました(・∀・)
ブドウの果汁を搾るプレス機はフランスの『ヴァスラン』を使用し、古い機械ではあるものの赤ワインやナイアガラをメインに考えているので相性がよく、壊れてもモーターだけ変えればメンテナンスもそこまで手が掛からないそうで、搾汁率も良く、古い機械ならではの良さもあるとのこと(*´ω`*)
メインで使っている樹脂タンク(^-^)
お忙しい中、丁寧に案内していただき、色々なお話を聞かせていただいて、素晴らしいワイナリー見学になりました(*^▽^*)

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