南向醸造 ぶどう畑&ワイナリー見学 長野県中川村

ワイン
長野県中川村にあるワイナリー『南向醸造(みなかたじょうぞう)』を訪れてきました♪
『曽我農園』という農園をやっていて、ブドウに限らず様々な農作物を育てているのですが、代表の『曽我暢有(そがのぶあり)』さんは、ワイン造りを山梨県の『ドメーヌ・オヤマダ』の『小山田幸紀(おやまだこうき)』さんに学び、地元である中川村で初のワイナリーとして『南向醸造』を2020年に設立されました(^▽^)
『南向醸造』では鶏を飼っているのですが、面白いのが『小山田幸紀』さんにワイン造りを学ぶ条件が独立したときに鳥を飼うことなのだそうで、『ドメーヌ・オヤマダ』で学んだ人はみんな鶏を飼っているのだそう(・∀・)
この日は山梨県北杜市にあるワイナリー『紫藝醸造』の代表『原田純』さんも手伝いに来られていて、『紫藝醸造』のことも色々お聞きできたのでラッキーでした(*^-^*)
メインの畑の標高は約700mほど、畑は大きく5~6カ所に分かれていて、栽培されているブドウ品種は10種類以上あり、赤ワイン品種ではカベルネ・フランとシラーを、白ワイン品種ではシャルドネとサヴァニャンをメインに混植で栽培されていて、ワイン造りも混醸で造られています(^O^)
『ドメーヌ・オヤマダ』での教えをそのままこちらのワイナリーでも実践されていて、『小山田幸紀』さんが品種に拘らず様々なブドウを栽培していているので、最終的にバランスが取れるようなワインが出来ればいいと考えてらっしゃいました(^-^)
そして今回の僕のこちらを訪れた目的は畑作業を手伝うこと(・∀・)ノ
『曽我暢有』さんに畑までご案内いただき、
この日はシラーやカベルネ・フランなどの赤ワイン品種やサヴァニャンが植えられている畑の草刈りと草むしりを一緒にやらせていただきましたが、結論から言って超大変!(゚Д゚;)
因みに今回『南向醸造』での僕の一番の目的はフランス・ジュラ地方を代表するブドウ品種で日本では非常に珍しいサヴァニャンを見る事でした(^-^)
作業の前にブドウ畑でシラーとサヴァニャンを見させていただきながらお話を聞かせていただきましたが、さすがにサヴァニャンを見るのは初めて(*^-^*)
収穫はサヴァニャンが10月はじめに熟して、それからシャルドネが続くそうで、赤ワイン用品種は10月の下旬から11月の上旬にされるとのことで、
タイミングとしてはサヴァニャンは過熟気味で、シャルドネは適度に熟してから、プティ・マンサンは未熟でも酸が強いので、混醸で醸すには熟すタイミングというよりは期間の中間を狙って、ワインになった時のバランスを重視されています(^O^)
サヴァニャンは雨にも病気にも強く、栽培に手間も掛からず、糖度も酸度も高くなってちゃんと熟してくれるそうで、この土地に一番合っているブドウ品種は何ですかとお聞きしたところ、サヴァニャンとのことでした(´▽`*)
畑作業をしているときに思ったのですが、土壌は大きな石がごろごろしていて、粘土質で日本では比較的珍しい土壌(^-^)
白ワイン品種は酸はそこまで残らないけれど熟度が非常に上がるので南らしい強い白ワインが自然と出来るので、そういった特徴が出せればと考えていて、
赤ワイン用品種は同じ長野県の東御市辺りと比べるとカベルネ系やメルローは熟さないし、それなりにはいい状態で収穫もできるけれど、赤ワイン品種全体的にすごく向いているかと聞かれたらどうかなと思うそうで、
早めに収穫できる品種の方が土地に合っている気がすると仰っていました(・∀・)
また雨に強いという意味でヴィオニエは栽培していないのかをお聞きしたところ、シラーと一緒に植えてコート・ロティだ!と最初笑いながら言っていたけれど全然育たなくて房が付かないらしく苗木に問題があった可能性もあるけれどうまく育たないのだとか…
また、スパークリングについては今のところは造る気はないとのこと。
農薬は有機農法でも使用可能な『ボルドー液』のみ、近年はブドウにとっての害虫『アカガネサルハムシ』の被害があまりに酷く、いよいよどうにもならなかったので今年は初めて殺虫剤を使ったとか…
畑をご案内いただいた後は、いよいよ草刈り作業開始(^O^)ノ
草刈りは若いブドウの木の周りの草を刈っていったのですが、格好はいつも通り着物で作業ってゆー…( ̄▽ ̄;)
しかし僕くらいになると畑作業でも着物を汚すことはありません!(超汗だくになりましたが…)
ただ足袋はさすがに少し土で汚れてしまったので、これからこういう作業する時は足袋は脱ごう…(^-^;
僕はブドウの若い苗木周りの草むしりをさせていただきましたが、標高高いとはいえ、日差しも強く暑くて汗は止まらないし、傾斜は結構きついですし、
風があったので立っているだけで『小千谷ちぢみ』の生地が冷えて心地良かったですが、農業の基本は草むしり。
こういった超大変な地道な作業を多くの大御所のソムリエの先輩と仲良くさせていただいている僕ごときぺーぺーソムリエが言うのもなんですが、もっとみなさんいかに農作業が大変なのかを体験した方が良いと改めて思いました(^-^;
こういったことも体験するとワインに限らずお酒や食べ物を大事にしようと改めて思いますしね(・∀・)
その後はワイナリーで猫の「あおきさん」に癒されて、
ワイナリー見学もさせていただきましたが、ワイナリー入り口まで曽我さんと一緒に「あおきさん」も案内してくれました(*´ω`*)
ワイナリーは元々きのこ工場だったところをワイナリーに改装していて、空調設備はないですが換気扇を付けてもらっていて夏でも20度くらいに安定して保っていられる環境ですが、元がきのこ工場だったということで湿気はこもりやすいとのこと(^-^)
ワイン造りには亜硫酸を使わないので、温度管理は色んな選択肢が持てるようにしたいと考えていて、ジャケットが付いた温度管理ができるステンレスタンクでそれぞれ温度管理をしていて、冬は非常に寒くなるのでその時には温めたりもしています(・∀・)
貯蔵庫には数多くの木樽があり、フレンチオークの『タランソー』、『フランソワ・フレール』、
『ダミー』、『ベルトミュー』はじめ、アメリカンオークの『カントン』までめちゃくちゃ種類が豊富で、譲ってもらえた樽はなんでも集めた結果なのだとか(*^-^*)
曽我さん個人的には『エルミタージュ』の樽が好きとのこと(*‘∀‘)
プラスチック製のシードルタンクもあって、赤ワインの仕込み使ったのですが実がすぼまっているせいか酸化がしにくくて揮発酸がほぼ出なかったそうで、
通常対流が起きやすい白ワインで使われることが多いですが、赤ワインでも向いているように感じると仰っていました(*^-^*)
お忙しい中、畑もワイナリーもご案内していただいて色々なお話を聞かせていただき、非常に有意義で学びも多い素晴らしい時間を過ごせました(*^▽^*)
『南向醸造(みなかたじょうぞう)』の外観(・∀・)
早速ブドウ畑へご案内いただきました(*^-^*)
メインの畑の標高は約700mほど、畑は大きく5~6カ所に分かれていて、栽培されているブドウ品種は10種類以上あり、赤ワイン品種ではカベルネ・フランとシラーを、白ワイン品種ではシャルドネとサヴァニャンをメインに混植で栽培されていて、ワイン造りも混醸で造られています(^O^)
シラーやカベルネ・フランなどの赤ワイン品種やサヴァニャンが植えられている畑(・∀・)
こちらが今回一番見たかったフランス・ジュラ地方を代表するブドウ品種で日本では非常に珍しいサヴァニャン(*’▽’)
実は僕はジュラのワイン好きなので実物のサヴァニャンには興味津々でした(´▽`*)
代表の『曽我暢有(そがのぶあり)』さん(*’▽’)
サヴァニャンは雨にも病気にも強く、栽培に手間も掛からず、糖度も酸度も高くなってちゃんと熟してくれるそうで、この土地に一番合っているブドウ品種は何ですかとお聞きしたところ、サヴァニャンとのことでした(´▽`*)
そしてこちらがシラー(^▽^)
標高が高いからか、まだヴェレゾン(ブドウの実が緑から黒に変わる過渡期のこと)は始まっていませんでした(^-^)
美しいブドウ畑です(*^▽^*)
収穫はサヴァニャンが10月はじめに熟して、それからシャルドネが続くそうで、赤ワイン用品種は10月の下旬から11月の上旬にされるとのことで、
タイミングとしてはサヴァニャンは過熟気味で、シャルドネは適度に熟してから、プティ・マンサンは未熟でも酸が強いので、混醸で醸すには熟すタイミングというよりは期間の中間を狙って、ワインになった時のバランスを重視されています(^O^)
代表の『曽我暢有』さんに休憩の合間に様々なお話を聞かせていただきました(*´▽`*)
この日は山梨県北杜市にあるワイナリー『紫藝醸造』の代表『原田純』さんも手伝いに来られていて、『紫藝醸造』のことも色々お聞きできたのでラッキーでした(*^-^*)
さて、草刈り開始です(・∀・)ノ
ハァハァ…、標高高いとはいえ、日差しも強く暑くて汗は止まらないし、傾斜は結構きついですし超大変!(゚Д゚;)
格好はいつも通り着物で作業ってゆー…( ̄▽ ̄;)
しかし僕くらいになると畑作業でも着物を汚すことはありません!(超汗だくになりましたが…)
ただ足袋はさすがに少し土で汚れてしまったので、これからこういう作業する時は足袋は脱ごう…(^-^;
こんな感じで若いブドウの苗木の周りの草を刈っていきます(*^-^*)
農業の基本は草むしり。
こういった超大変な地道な作業を多くの大御所のソムリエの先輩と仲良くさせていただいている僕ごときぺーぺーが言うのもなんですが、もっとみなさんいかに農作業が大変なのかを体験した方が良いと改めて思いました(^-^;
こういったことも体験するとワインに限らずお酒や食べ物を大事にしようと改めて思うかと(・∀・)
綺麗になりました(*´▽`*)
他の区画のブドウ畑(・∀・)
草刈りの後はワイナリーで猫の「あおきさん」に癒されました(*´ω`*)
超人懐こい猫で、寛いであくびをしているところを撮ったのですが、威嚇されてんじゃないの?という声が…( ̄▽ ̄;)
かわいすぎる(*^▽^*)
もう一匹レタスちゃんという猫もいます(*´▽`*)
こちらも嚙まれてるんじゃないですよ?舐めてくれてるんです(*´ω`*)
お二人とも日本を代表するワイナリー、山梨県の『ドメーヌ・オヤマダ』の『小山田幸紀(おやまだこうき)』さんに学び独立されています(^▽^)
『南向醸造』では鶏を飼っているのですが、面白いのが『小山田幸紀』さんにワイン造りを学ぶ条件が独立したときに鳥を飼うことなのだそうで、『ドメーヌ・オヤマダ』で学んだ人はみんな鶏を飼っているのだそう(・∀・)
鶏もかわいい(*´ω`*)
このあと曽我さんに卵をいただきました(*^-^*)
続いてのワイナリー見学は「あおきさん」も一緒に入り口まで案内してくれました(*´∀`)♪
尻尾も立っててご機嫌(*´ω`*)
ワイナリーは元はきのこ工場だったとか(・∀・)
この土地を手に入れた時にこの家も付いてきたそうで、収穫時などの合宿所として使われています(^O^)
ワイナリーの通路(^-^)
沢山のタンクが並んでいました(*’▽’)
空調設備はないですが換気扇を付けてもらっていて夏でも20度くらいに安定して保っていられる環境ですが、元がきのこ工場だったということで湿気はこもりやすいとのこと(^-^)
ワイン造りには亜硫酸を使わないので、温度管理は色んな選択肢が持てるようにしたいと考えていて、ジャケットが付いた温度管理ができるステンレスタンクでそれぞれ温度管理をしていて、冬は非常に寒くなるのでその時には温めたりもしています(・∀・)
ブドウ圧搾機(^-^)
こちらが貯蔵庫(^▽^)
非常に沢山の樽があって圧巻(*´▽`*)
プラスチック製のシードルタンクもあって、赤ワインの仕込み使ったのですが実がすぼまっているせいか酸化がしにくくて揮発酸がほぼ出なかったそうで、
通常対流が起きやすい白ワインで使われることが多いですが、赤ワインでも向いているように感じると仰っていました(*^-^*)
木樽は手に入るものは全て手に入れたとのことで様々なメーカーの物があります(*’▽’)
『ベルトミュー』の樽(・∀・)
『フランソワ・フレール』(・∀・)
『タランソー』(・∀・)
『ダミー』(・∀・)
曽我さんが好きだといった『エルミタージュ』(・∀・)
お忙しい中、畑もワイナリーもご案内していただいて色々なお話を聞かせていただき、非常に有意義で学びも多い素晴らしい時間を過ごせました(*^▽^*)

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