辰巳琢郎さんと巡る晩秋の信州日帰りワイナリーツアー 6 ~長野県塩尻市 シャトー・メルシャン・桔梗ヶ原ワイナリー~

ワイン

俳優で『日本のワインを愛する会』会長でもある『辰巳琢郎』さんも出演している映画『シグナチャー〜日本を世界の銘醸地に〜』公開記念として『辰巳琢郎さんと巡る晩秋の信州日帰りワイナリーツアー』に参加してきました♪

塩尻市では日本を代表するワイナリー2社を見学ということで『サントリー塩尻ワイナリー』の後、今回のワイナリーツアー最後を締めくくるのはテーマにもなっている映画『シグナチャー〜日本を世界の銘醸地に〜』の舞台になった『シャトー・メルシャン・桔梗ヶ原ワイナリー』(*´∀`)♪

そして案内してくださったのはゼネラルマネージャーで映画の主人公『安蔵光弘』さんご本人(*^-^*)
早速映画のタイトルにもなっている『シャトー・メルシャン』の世界でも認められたフラッグシップ『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー』の畑から見学(*´ω`*)
ちなみに『シグナチャー』とは「特別なワインに醸造責任者が署名を⼊れる」こと(^▽^)
桔梗ヶ原の一番南にあたる全国的にも珍しい黒ボク土の約2haの樹齢20年ほどのメルローが植えられているこの畑は、同じ『柿崎ゆうじ』監督が手掛けた映画『ウスケボーイズ』のラストシーンにも使われたとのことで、その時のエピソードも色々と聞かせていただきました(*´∀`)♪
現在『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー』は垣根栽培のブドウで造られていますが、隣の区画には自社の棚栽培のブドウ畑があり、こちらは『塩尻メルロー』の原料に使われているとのこと(・∀・)
黒ボク土は一見栄養が豊富に感じますが実は痩せているそうで、ブドウ栽培は瘦せた土地の方が適しているので、それもあって秀逸なブドウが出来るんだなと思いました(^O^)
栽培と醸造に常に関わりたかった安蔵さんが見識を広げるためにいったん本社勤務になり、そこからワイナリーに復帰した1998年当時はまだ垣根栽培はなく、全て棚栽培でワイン造りを行っていて、当時は現在の『シャトー・メルシャン・桔梗ヶ原ワイナリー』の隣りにある棚仕立ての畑が一番いい畑だったことと『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー』が棚栽培のワインだったこともあって、映画『シグナチャー〜日本を世界の銘醸地に〜』の収穫の撮影はそこで行われたとのこと(*^o^*)
垣根仕立てでの栽培はワイナリーの庭に1999年初めて行ったところから始まりました(^▽^)
その当時は全て棚栽培だったことから契約農家にも棚を壊して未知の新しい栽培をすることに非常に抵抗があったようで、まず率先してワイナリーの敷地内で始めて、垣根仕立てはこういうものですと理解を広げようという経緯があったそう(・∀・)
そこから『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー』の畑を手掛けている栽培家の『大野田幸彦』さんが2004年くらいに元々野菜畑だった所に『メルシャン』の考えに賛同して始めたことがきっかけで徐々に広がっていったとのこと(^-^)
『大野田幸彦』さんが手掛ける垣根栽培の『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー』と隣りにある自社の棚栽培の『塩尻メルロー』のブドウはブラインドでテイスティングしても毎回『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー』の方がクオリティが上で、
それにはいくつかの理由があり、自社畑のメルローは元々塩尻に昔からあったクローン(細分化された品種のこと)で栽培し、『大野田幸彦』さんの畑は海外で入手した秀逸なクローンで栽培されていて、実の付き方や色などもやはり海外のクローンの方がよく、ワインにした時にも差が出ると仰っていました(^O^)
2016年には自社畑にも秀逸なクローンを植えたので、樹齢が高くなれば『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー』に使えるものが出来ると期待しているそうです(*^-^*)
シャトー・メルシャン』は亡くなるまで『シャトー・マルゴー』の総支配人を務めた『ポール・ポンタリエ』氏と親交があり、来日した時には必ずこの畑を視察に来て意見交換などをされたことや
2006年くらいから垣根栽培のブドウを使い始めて棚栽培のブドウとブレンドさせていましたが、徐々に割合を増やしていって2010年以降には全て垣根栽培のブドウで『シグナチャー』は造られるようになったことなど、今までなかった垣根栽培に移行するまでの苦労や経緯や世界に向けての挑戦など、色々なお話を聞かせていただきました(*^-^*)
ワイナリーに着いてからは『シャトー・メルシャン・桔梗ヶ原ワイナリー』醸造&栽培責任者『高瀬秀樹』さんもご一緒してくださり、まずは隣りに広がる映画の中心的ワイン『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー 1998年』の収穫シーンで使われた棚仕立ての畑から見学(*´∀`)♪
その当時は0.8haのここが一番優れた畑だったことや当然ロケ地になっているので、映画撮影時の雨の中での収穫シーンはその後土がぬかるんで車が坂を上れず、レッカーで引き上げたことなどをはじめ、撮影の苦労や裏話などや
他にも最初に世界で初めて1989年に『リュブリアーナ国際ワインコンクール』で『桔梗ヶ原メルロー 1985年』が大金賞を取って認められた当時はボルドーでもメルロー特有のピーマンのような青い香り(ピラジン香)があったそうで、棚栽培にはその香りがなかったことがプラスになり、同じ塩尻市『林農園』が開発した『スマートマイヨルガーシステム』を採用したことも大きな要因で素晴らしいワインが出来たことなどを聞かせていただきました(*´ω`*)
ピラジン香は一般的にあまり好まれない香りですが、最近は世界的にも品種本来の香りだから消さずに活かしていこうという風潮になっているそうです(^▽^)
棚栽培は垣根栽培に比べてブドウの寿命は短くなってしまうものの圧倒的に収量が多いこと、夏の暑い時期に地面から近く、日影がない垣根栽培に比べてメリットがあること、
凝縮感やタンニンや酸が強い垣根栽培とフルーティーで柔らかい伝統的に行われている棚栽培それぞれの良さを活かして栽培することもいいと仰って、棚栽培も色んなクローンを使ったり、『スマートマイヨルガーシステム』で栽培してみるなど、さらに発展する可能性があるということなど、面白いお話を沢山聞けました(*^▽^*)
最後は『シャトー・メルシャン』の『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー 2017年』、『片岡ヴィンヤード 2019年』、『塩尻メルロー 2018年』を飲みながら、
醸造&栽培責任者『高瀬秀樹』さんとゼネラルマネージャー『安蔵光弘』さんから色々なお話を聞かせていただき、大充実のワイナリーツアーになりました(*´ω`*)
〒399-6461 長野県塩尻市宗賀1298−80
ワイナリーツアーの最後にバスでまず向かった先はワイナリーではなく『シャトー・メルシャン』の世界でも認められ、映画『シグナチャー〜日本を世界の銘醸地に〜』のテーマでもあった『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー』のブドウ畑から(・∀・)
『シグナチャー』とは「特別なワインに醸造責任者が署名を⼊れる」こと(^▽^)
案内してくださったのはゼネラルマネージャーで映画の主人公『安蔵光弘』さんご本人(*^-^*)
当時は全て棚栽培だったことから契約農家にも棚を壊して未知の新しい栽培をすることに非常に抵抗があったようで、まず率先してワイナリーの敷地内で始めて、垣根仕立てはこういうものですと理解を広げようという経緯があったそう(・∀・)
そこから『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー』の畑を手掛けている栽培家の『大野田幸彦』さんが2004年くらいに元々野菜畑だった所に『メルシャン』の考えに賛同して始めたことがきっかけで徐々に広がっていったとのこと(^-^)
『大野田幸彦』さんが手掛ける垣根栽培の『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー』と隣りにある自社の棚栽培の『塩尻メルロー』のブドウはブラインドでテイスティングしても毎回『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー』の方がクオリティが上で、
それにはいくつかの理由があり、自社畑のメルローは元々塩尻に昔からあったクローン(細分化された品種のこと)で栽培し、『大野田幸彦』さんの畑は海外で入手した秀逸なクローンで栽培されていて、実の付き方や色などもやはり海外のクローンの方がよく、ワインにした時にも差が出ると仰っていました(^O^)
2016年には自社畑にも秀逸なクローンを植えたので、樹齢が高くなれば『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー』に使えるものが出来ると期待しているそうです(*^-^*)
桔梗ヶ原の一番南にあたる全国的にも珍しい黒ボク土の約2haの樹齢20年ほどのメルローが植えられているこの畑は、同じ『柿崎ゆうじ』監督が手掛けた映画『ウスケボーイズ』のラストシーンにも使われたとのことで、その時のエピソードも色々と聞かせていただきました(*´∀`)♪
ここが映画『ウスケボーイズ』のラストシーンに使われたアングルに近い撮影スポットです(*^-^*)
シャトー・メルシャン』は亡くなるまで『シャトー・マルゴー』の総支配人を務めた『ポール・ポンタリエ』氏と親交があり、来日した時には必ずこの畑を視察に来て意見交換などをされたことや
2006年くらいから垣根栽培のブドウを使い始めて棚栽培のブドウとブレンドさせていましたが、徐々に割合を増やしていって2010年以降には全て垣根栽培のブドウで『シグナチャー』は造られるようになったことなど、今までなかった垣根栽培に移行するまでの苦労や経緯や世界に向けての挑戦など、色々なお話を聞かせていただきました(*^-^*)
ワイナリーに着いてからは『シャトー・メルシャン・桔梗ヶ原ワイナリー』醸造&栽培責任者『高瀬秀樹』さんもご一緒していただけました(*´▽`*)
まずは隣りに広がる映画の中心的ワイン『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー 1998年』の収穫シーンで使われた棚仕立ての畑から見学(*´∀`)♪
紅葉したブドウ畑がとてもいい感じです(*´ω`*)
当時は0.8haのここが一番優れた畑だったことや当然ロケ地になっているので、映画撮影時の雨の中での収穫シーンはその後土がぬかるんで車が坂を上れず、レッカーで引き上げたことなどをはじめ、撮影の苦労や裏話などや
他にも最初に世界で初めて1989年に『リュブリアーナ国際ワインコンクール』で『桔梗ヶ原メルロー 1985年』が大金賞を取って認められた当時はボルドーでもメルロー特有のピーマンのような青い香り(ピラジン香)があったそうで、棚栽培にはその香りがなかったことがプラスになり、同じ塩尻市『林農園』が開発した『スマートマイヨルガーシステム』を採用したことも大きな要因で素晴らしいワインが出来たことなどを聞かせていただきました(*´ω`*)
ピラジン香は一般的にあまり好まれない香りですが、最近は世界的にも品種本来の香りだから消さずに活かしていこうという風潮になっているそうです(^▽^)
棚栽培は垣根栽培に比べてブドウの寿命は短くなってしまうものの圧倒的に収量が多いこと、夏の暑い時期に地面から近く、日影がない垣根栽培に比べてメリットがあること、
凝縮感やタンニンや酸が強い垣根栽培とフルーティーで柔らかい伝統的に行われている棚栽培それぞれの良さを活かして栽培することもいいと仰って、棚栽培も色んなクローンを使ったり、『スマートマイヨルガーシステム』で栽培してみるなど、さらに発展する可能性があるということなど、面白いお話を沢山聞けました(*^▽^*)
『辰巳琢郎』さんと『安蔵光弘』さんと(*^▽^*)
ワイナリーの事務所(・∀・)
ワイナリーの敷地内には垣根仕立ての畑があります(*’▽’)
垣根仕立てでの栽培はワイナリーの庭に1999年初めて行ったところから始まりました(^▽^)
バラが畑の景観をより素敵に彩っていました(*´∀`)♪
『安蔵光弘』さんと記念撮影(*´▽`*)
除梗破砕機をはじめとした醸造機材も見せていただきました(*^-^*)
いざ!ワイナリーの中へ(^-^♪
貯蔵庫の樽にはワイナリーや塩尻市の歴史や紹介がされていました(*‘∀‘)
壮観です(*´ω`*)
大手ワイナリーということもあって充実した設備です(*^0^*)
ティスティングコーナー(・∀・)
シャトー・メルシャン』の『桔梗ヶ原メルロー・シグナチャー 2017年』、『片岡ヴィンヤード 2019年』、『塩尻メルロー 2018年』をいただきながら、
醸造&栽培責任者『高瀬秀樹』さんとゼネラルマネージャー『安蔵光弘』さんから色々なお話を聞かせていただきました(*^-^*)
貯蔵庫でも記念撮影(*´∀`)♪
回ったワイナリーの数は5件、ランチでもワイン三昧と内容が濃すぎる大充実のワイナリーツアーになりました(*^▽^*)

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