西麻布にある『在日ルーマニア大使館』で開かれたルーマニア人のルーマニアワインインポーター『ベレシュ・アレクサンドル・ダニエル』さんの”ダニエルのワイン講座”を受けてきました♪
ルーマニアワインを試飲しながら畑や葡萄はもちろん、歴史、法律、風土、文化などあらゆる角度から学ぶことができてとても面白いものでした(*^-^*)
ワインが生産される主な地域はワイン用ブドウ栽培に適している北緯30度~50度、南緯30度~50度、平均気温10℃~16℃の地域に限られていて、この帯を示して『ワインベルト』と呼ばれています
ルーマニアの『ワインベルト』は45度で、ワインの歴史は『ククテニ文明』のあった6000年前から始まり、現在33のDOC産地があってワイン法はとても厳しく、有機栽培の世界最先端をいっていること、ブドウはワイン用のみで食用はほとんど作っていないこと、ルーマニア独自の法律でワインラベルに収穫時期が記載されていること、物価は日本の7〜8割ほど、
アイスワインの話では去年2018年に7年ぶりに出来たことや昼夜三日間で-8〜-15度を保たないとアイスワインを名乗れないこと、5ヘクタール収穫するのに400人もの人手がいるので収穫時期には子供から老人まで総出で行うこと、
また世界有数のハチミツ生産地であることなど様々な面白い話が聞けました(’-’*)♪
試飲したワインは今回はカベルネ・ソーヴィニヨンがテーマで4本の銘柄を飲み比べ(^-^)v
その中で僕としてはルーマニアオークを使った『ノマド・カベルネソーヴィニヨン 2017年』は、12ヶ月の樽熟成にしては樽香はそこまで強くなく、理由は三年目の樽を使っているそうで(一般的に樽の寿命は約三年から五年ほど)それが面白く、
さらに意外とルーマニアオークも多いこと、フレンチオークが何故高いかという話になって、やはり職人による完成度が高く、特にロースト技術が凄いそうで、ルーマニアでは樽職人を育てる意味合いでなるべく使うようにしている生産者が多いことはとても印象深かったです(*^▽^*)
またもうひとつ印象的なことはブドウ栽培でひょう害が一番怖いので、いい畑は基地の近くにあってひょうが降りそうだとミサイルを飛ばして防ぐことがあるのが面白かったです(^o^)
ルーマニアの代表的高級ワイン『コルコヴァ・リザーブ・カベルネソーヴィニヨン&メルロー 2009年』は典型的なボルドーブレンドの味わいで、ルーマニアでは歴史的背景から10年熟成以上のワインはほとんど存在しないとのこと。
その他ルーマニア最高峰ワイン『カントゥス・プリムス・カベルネソーヴィニヨン 2015年』、バランスとコスパに優れた『ヴィメレ・メタモルフォシス・カベルネソーヴィニヨン 2015年』を試飲し、ダニエルさんとも色々談笑したりと素晴らしい時間を楽しみました(’-’*)♪
余談ですが、『ベレシュ・アレクサンドル・ダニエル』さんは『日本ソムリエ協会』のソムリエ試験教本でルーマニアを手掛けている方でもあります(^-^)
『在日ルーマニア大使館』の外観です
エントランス
中に入るとすぐの広間にセミナーのための席が設けられていました
大使館の中には様々な作品が飾られています
今回試飲できるルーマニアワインたち
全てブドウ品種はルーマニアで栽培された『カベルネ・ソーヴィニヨン』です
ダニエルさんのワイン講座の様子です
とても熱心にルーマニアワインや文化のことを教えてくれて、聞けばなんでも丁寧に答えてくれて勉強になりました
それぞれのワインの詳細な紹介です
不覚なことに名前を失念してしましましたが、ルーマニアでよく食べられるパンもいただきました
せっかくなので記念撮影
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