近畿地方各地で盆踊りに用いられる『江州音頭』発祥の地とされている滋賀県豊郷町にて、1854年に彦根藩主『井伊家』により酒造りを命じられて創業した『金亀』や『大星』が有名な『岡村本家』の蔵開きに行ってきました♪
古き良き趣のある結構な広さの酒蔵は大勢の人で賑わっていて、試飲はもちろん、地元のお店による料理も種類豊富で、お米や野菜や果物など農家の人による出店もあったり、ライブや落語なども行われていたりお祭り騒ぎでとても楽しい雰囲気(’-’*)♪
こちらの酒蔵は全量木槽搾りで、看板商品『長寿金亀』は精米歩合が10%から100%まで10%ごとにラインナップされていて、特定名称を用いず色で分けているのが特徴(^^)
少しずつ楽しめる無料試飲では『長寿金亀』の”青90″、”白80″、”茶70″、”緑60″、”黒50″、”藍40″、”酒蔵限定酒・熟成酒”のそれぞれ火入れと生原酒、”秋のひやおろし・辛口”とお米を磨かない精米歩合100%の”赤”の生原酒、蔵開きしか販売されない半年熟成させた”青90・低温熟成火入酒・日本晴”、甘酒のプレーンの粒ありと粒なし、黒ごま、きなこ、”りんご”を楽しみ、
有料試飲ではこれらのお酒が沢山の量で楽しめて存分に堪能しました(*^-^*)
蔵見学は社長直々に案内してくださって、彦根藩がこの酒蔵創業前の1852年から2年かけてこの地を見つけたこと、
使う米は全部で8種類で酒米は『山田錦』、『吟吹雪』、『玉栄』、『渡船』
、飯米は『コシヒカリ』、『キヌヒカリ』、『日本晴』、『みずかがみ』で、酒米には酒米の、飯米には飯米の良さがあり、
この蔵で初めて使用した飯米『コシヒカリ』は粘りがあって味のあるお酒が、『日本晴』なら捌きが良くてあっさりしたお酒になる、
10%から磨かない100%の精米歩合のお酒の磨く良さと磨かない良さを味わって欲しい、
1月は大体外は0度、蔵は8度になり、麹室の説明では室内は30〜35度、『床もみ』を1時間し、夕方18時と夜中2時に熱が上がるのて放熱作業をし、48時間で計6回手入れをして米から麹に変えるのだそう(^o^)
他にも四日間かけて段階的に仕込んでいく三段仕込みの説明もしてくれました(^-^)
熟成に関しては蔵の中にも常温熟成させてある瓶が沢山並んでいて、最高20年熟成させたものもあり、常温熟成だと老酒(ラオチュウ)のようなタイプに、低温熟成だとワインやシェリーのようなタイプの味わいになることや、お酒は基本的に傷んだら濁る(“火落ち”と呼ばれます)ことなども説明してくれました(^^)
その他甘口と辛口の差は発酵時間の長短が関係していて、甘口に仕上げたい場合は発酵時間を短く、辛口に仕上げたい場合は発酵時間を長くすることで調整できることや杉玉の説明、
蔵開きを始めた経緯は広い酒蔵の一角しか酒造りに使っていなくて無駄なスペースが多く、今後の売り上げなども見越して現社長が先代の社長に蔵開きを提案したら
「こんな田舎に誰も来やん」と反対されたものの杜氏はやる気満々で、先代が三日間出張に行ってる間に使わない仕込みタンク全部外に出して強引にやる方向に持っていったそうで、その時のめっちゃ怒った顔は今でも覚えていると面白いエピソードも語ってくれました(*^▽^*)
また、築100年以上の家の空き家と保存問題にも取り組んでいて、100年以上の家が取り壊されるのは勿体無いと学生たちに住んでもらったり、様々な方法で住んでくれるように呼び掛けているとのことでした(^-^)
なので田舎の趣ある家に住みたい方は『岡村本家』の社長に相談してみることをお勧めします(^o^)v
ここの蔵開きの面白いところのひとつに農家の人たちが出店している中で、『岡村本家』に独自に依頼してお酒を造ってもらっているところがあって、それも販売されているのですが、
その中で『阿自岐乃郷・純米吟醸』や『小野庄こまち・生酒』、『長浜バイオ大学』と『岡村本家』が共同開発した『長寿金亀・岡村乃梅酵母・吟吹雪・生原酒』なども飲ませていただきました(’-’*)♪
最後は餅つきにお声掛けいただき、美味しいつきたての餅を食べて素敵な時間を満喫しました(*^▽^*)
☆岡村本家
0749-35-2538
趣ある酒蔵です(*^-^*)
酒蔵の中(^^)
人が少ないように見えますがなるべく人が写らないようにベストなタイミングで写真が撮れたからで実際は結構な人で溢れていました(^-^)
農家の人たちによる販売ブースも盛況で、お米や野菜などの農作物からそれらを使った料理など様々なものが売られていました(^o^)
無料試飲コーナー(^-^)こちらは火入れ酒(^o^)
火入れと生原酒を飲み比べ出来るのが最高(*´-`)
鈴鹿山系の豊富な名水が湧き、良質な近江米の産地であり、伊吹山からの寒風が吹き込んで酒造りに適した環境で造られたお酒はどれもとても素晴らしかったです(*^-^*)
こちらは生原酒(^-^)仕込み水もあります(^^)
瓶の前には精米歩合によるお米の大きさの比較も見れてこれもまた面白かったです(^-^)v
酒蔵開きの日しか売られない限定酒の量り売り(^-^)
こちらは半年熟成のジューシーな甘口のお酒でした(’-’*)♪
看板商品でもある”青90″は火入れと生原酒とこの半年熟成の火入れと三種類飲み比べができて周りの人たちも好みをそれぞれ話していたりと楽しい雰囲気でした(*^^*)
甘酒も粒ありと粒なし、黒ごま、きな粉、りんごと五種類試飲できて、どれも素材の味がしっかりしていて甘さも程よくとても美味しかったです(*´∀`)♪
“麹室”も中の様子を見ることが出来ます(^-^)v
蔵の中は基本的に自由に見て回ることが出来ます(^-^)
酒蔵見学では社長が自ら酒造りや歴史などをはじめ様々なことを説明してくれてとても分かりやすくて楽しいものでした(*^-^*)
酒粕詰め放題もイベント時は大いに盛り上がっていました(*´∀`)♪
こちらは有料試飲(^^)
コップに沢山注いでくれます(^o^)v
『長寿金亀・黒F20』は有料試飲限定でした(^^)
ライブを聴きながらお酒と料理に舌鼓(*^^*)
落語も盛り上がっていました(^o^)
餅つき(^^)みんなで代わる代わるついて美味しくいただきました(*´∀`)♪
市販のお餅と全然違ってめっちゃ美味しかったです(*^^*)
『長寿金亀・青90・火入れ・半年熟成』をゲット(^-^)v
蔵の外を散策したら趣ある建物が立ち並んでいました(^-^)
亀の石像がとてもかわいい(*^-^*)
『京都アニメーション』の大人気アニメ『けいおん!』の聖地でもある豊郷では、豊郷駅周辺に『けいおん!』のポスターや『けいおん!』のキャラの『飛び出しガールズ』もいて、テンション上がりました(’-’*)♪
『近江鉄道』(^-^)
こちらもなかなか乗る機会がないのでテンション上がりました(*´-`)
豊郷駅にはこんな看板もありました(^-^)
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