東京銀座にある『シャネル銀座』内にある『シャネル・ネクサス・ホール』で開かれた写真家『ピエール=エリィ・ド・ピブラック』による『パリ・オペラ座バレエ団』の美しさや舞台裏などを切り取った写真展”In Situ ピエール=エリィ・ド・ピブラック展”に行ってきました♪
『ピエール=エリィ・ド・ピブラック』は1983年生まれのルポルタージュ写真の分野で高く評価されてきた先鋭フォトグラファー(^-^)
『In Situ(イン・サイチュ)ラテン語では(イン・スィトゥ)』は2013年から2014年にかけて、2014年から2015年までの2シーズン『パリ・オペラ座バレエ団』の心臓部で暮らしながらバレエダンサーたちに密着し、ステージとバックステージでの生活を共有しながら制作した『Confidences』、『Catharsis』、『Analogia』の三部作から構成されるシリーズで、
『Confidences』はバックステージやリハーサル中をモノクロ写真で表現構成され、
『Catharsis』はステージでライトを浴びるダンサーをオーラ写真のように捉えた抽象絵画を思わせる表現、
『Analogia』はコンセプトからプリントまで膨大な時間をかけて構成され、巨大な写真で舞台作品の趣を表現した荘厳な美と迫力を持った壮大で圧倒的なスケール感を持つなど、それぞれに全く違うコンセプトを持っている写真展(*^-^*)
バレエダンサーの神秘的な美しさはもちろんのこと、舞台裏のストレッチをしているところやメイクをしているところ、大胆な身振りを切り取った練習風景など、ステージ以外でのダンサーの息遣いが聞こえてきそうな写真もとても素晴らしく、個人的にそれ以上にさらに素晴らしいと思ったのはやはり『Analogia』の『パリ・オペラ座・ガルニエ宮』の屋根の上でそれぞれがダンスを踊っている写真や客席で『ロミオとジュリエット』のシーンを再現したような作品が巨大な写真ということも相まってその世界の中に入り込めたような感覚を覚え、とても見応えのある写真展でした(*^▽^*)
また、『In Situ』を制作の経緯は、まだ写真家になろうと決めていなかった時に現在の妻と恋人だった頃に『アンジュラン・プレルジョカージュ』制作のバレエ『ル・パルク』を一緒に観に行った際にバレエに魅了され、帰りに
「もし、あなたがこのパリ・オペラ座バレエ団』の中心で何かの企画を実現することができたら、それはきっと私への最高のプレゼントになるわ」と言われ、背中を押してくれたことや、
当時の芸術監督『ブリジット・ルフェーブル』に快く受け入れてもらったことなどのエピソードもとても心温まるものでした(*´-`)
こちらの写真展は『シャネル・ネクサス・ホール』では残念ながらコロナウイルスの影響で予定よりも早く終了してしまいましたが、次回2020年9月19日(土)から10月18日(日)まで開催される「京都グラフィー・京都国際写真祭」のプログラムとして巡回予定ですので、今回見逃した方は是非こちらで『ピエール=エリィ・ド・ピブラック』が捉えた素晴らしきバレエの世界観を体験していただければと思います(’-’*)♪
★シャネル・ネクサス・ホール
〒104-0061 東京都中央区銀座3丁目5−3 シャネル銀座ビルディング 4階
アクセス:東京メトロ 銀座駅から徒歩約5分
今回の写真展の紹介や『ピエール=エリィ・ド・ピブラック』の挨拶なども見ていて楽しいものでした(*´∀`)♪
『Analogia』の『パリ・オペラ座・ガルニエ宮』のエントランスや客席、屋根までもステージに変えてしまう写真はその大きさも手伝って素晴らしい迫力と臨場感、そしてそこに自分がいるかのような錯覚を覚えました(*^O^*)
準備や練習風景の様子を見れるものとても新鮮です(^o^)
バックステージやリハーサル中をモノクロ写真で表現構成された『Confidences』(^-^)
躍動感や息遣いが聞こえてきそうです(*´-`)
僕は普通にバレエのことは分かるものの、ダンサーまではそこまで詳しくはないのですが、きっとファンならどのダンサーか分かるかと思うので、分かる人が見たらより楽しめるかと思います(^o^)v
まるで絵画のような素晴らしい写真です(*´∇`*)
ストレッチをしているところや舞台装置などの裏側も知ることができて面白いです(^-^)v
どれも素晴らしい写真ばかりでしたが、やはり個人的にはこれが一番印象的でした(*´∇`*)
『ガルニエ宮』の屋根で踊るシーン(’-’*)♪
抽象絵画を思わせるスポットライトを浴びるダンサーを捉えた『Catharsis』(^-^)
映像でもダンサーの足元を見ることができてこれも面白かったです(^-^)
『シャネル銀座』のエレベーター(^-^)v
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