『因幡の白兎』の舞台でもある鳥取市にて、2007年からブドウ栽培を、2017年より自社醸造を開始し、
「自然と向き合い悠々としてぶどうをつくる」を目標に鳥取という地に拘ったブドウを栽培しワイン造りを行っている『兎ッ兎ワイナリー』を訪れてきました♪
住宅地の中にあるワイナリーで、近くには袋川が流れ、ワイナリーを囲むようにブドウ畑が広がっています(*^-^*)
こちらのワインのエチケットはワイナリーの名前の通りウサギが描かれていて、これがまたとてもオシャレでかわいい(*´ω`*)
ワイナリーに着くと代表の『前岡美華子』さんが出迎えてくださり、ワイナリーと畑をご案内いただきましたが、まずは畑から(・∀・)
『兎ッ兎ワイナリー』では代表品種『ヤマブラン』や『ヤマ・ソーヴィニヨン』をはじめ、『メルロー』、『ピノ・ノワール』、『サペラヴィ』、『小公子』、『リースリング』、『シャルドネ』と非常にバラエティに富んだ数多くのブドウ品種を栽培しています(^-^)
僕が訪れた9月下旬にはすでに多くのブドウの収穫が終わっていましたが、そんな中で『はなロゼ』というワインをリリースされているのですが、その『はなロゼ』に使われるブドウ品種がまだ残っているということで見させていただきました(^-^♪
このワインに使われている品種は実は名前がなく、この『兎ッ兎ワイナリー』にしかないブドウの木で造られているとのことで、熟すと畑中にイチゴの香りがするのだとか(*´ω`)
ワインの香りはラブルスカ系の甘い香りがしますが、味わいは香りに反してドライな味わいで、サーモンピンクのかわいらしい色合いをしています(*´∀`)♪
『はなロゼ』のブドウは『ヴェレゾン(ブドウが緑から黒に変わる過渡期の事で、フランス語で色付きの意味)』していて、大半の品種がすでに収穫を終えているのに、この時期にまだ『ヴェレゾン』している状態ということに驚いたのですが、収穫時期は11月に入ってからということで、かなり晩生の品種(^-^)
色付いたブドウを食べさせていただきましたが、すでに甘くなっていて、
酸が強いブドウということで、あえて緑色のブドウも食べさせていただきましたが、やはりかなりの酸味でしたが、勉強になりました(*´∀`)♪
この地方では気温が高く暑い日が多いので、ブドウの酸がすぐ落ちてしまったり、雨も多いので水分が多くなりすぎて凝縮感を出すのが難しかったりするのが苦労する点ですが、日本固有品種の『ヤマブドウ』のDNAが入っているとそんな日本特有の気候にも耐性が出来ているので、その点はとても有利とのこと(・∀・)
また、地元の方とかがワインを買いに来てくれた時にブドウが成っていたら食べていただいて楽しんでもらうことも多いそうで、なかなかワイン用ブドウを食べる機会はないだけにとても素敵な試みだなと思いましたし、
ワイナリーの畑にはブドウ以外に桃や洋ナシなどもあって、ワインを表現するのにこれらの果物の香りや味わいに例えることも多いので、自分たちでも育てようと思って栽培されているとのことでした(*‘∀‘)
ブドウの木の一部に名前の書かれたプレートがあったのですが、これは鳥取県の主な産業が農林業なので、力を入れた部署があって、県の担当者が様々な試験の為に栽培されているそう(^o^)
ブドウ畑はワイナリーの周りに1.6ヘクタール、隣町に『甲斐ノワール』の畑が0.6ヘクタール、
ワイナリーの看板品種『ヤマブラン』は『ピノ・ノワール』と『ヤマブドウ』を交配した品種にもう一度『ピノ・ノワール』を交配して山梨県で誕生した品種なのですが、実験的に垣根仕立てと棚仕立ての両方で栽培していたり、
『ヤマブドウ』品種に拘りも持っていることから、この土地の地の『ヤマブドウ』も栽培していて、垣根仕立てだと病気になりやすいので、自然の状態に近い状態で栽培するなど実験的な事も数多くやられています(*‘ω‘ *)
ビニールハウスでもブドウ栽培をされていますが、こちらは生食用の品種で『ピオーネ』と『藤稔(ふじみのり)』の交配から生まれた『ブラックビート』で、これがまた非常に人気で大半が来年分まで売れているとのことでした(*’▽’)
一番古い樹齢のものは14年くらいの『ヤマブラン』と『ヤマ・ソーヴィニヨン』、
獣害は車通りの多い道路が近くにあり、住宅街があるので、アナグマなどは多少いるものの、被害は少ないそうで、
収穫は一番早い品種が『シャルドネ』でお盆過ぎ辺りから始まります(・∀・)
ワイナリーの隣には新しく倉庫を建設中で、こちらに貯蔵施設のほか、イベントなどもできるスペースを作るという事で、どんな建物が出来るのか、次回訪れるのが楽しみです(*^▽^*)
ワイナリーは販売所があり、そこから醸造施設を眺めることもできます(^-^♪
僕が訪れた2021年では年間生産本数は約6000本ですが、将来的に2万本の生産を目指していて、熟成させてからのリリースも考えていたり、
ワイン造りは100回仕込めと教わったことから、自分たちの世代だけでなく、次の世代へとどんどん引き継いでもらってこのワイナリーを残していくということも大事と仰っていました(*^-^*)
ブドウ農家ということに一番誇りを持っているので、補糖や補酸などはせず、ブドウ本来の良さを引き出し、ブドウに申し訳ないようなワイン造りはしたくないと考えていて、発酵も低温発酵に非常に拘っています(´∀`*)
また、この『兎ッ兎ワイナリー』のある地区はワイン特区なので、特区免許ならば、本来年間生産6000ℓ造らなければ酒類製造免許が取得できないところ、2000ℓの生産で取得できるのですが、地元で栽培されたものを使ってしか醸造できないという縛りがあります。
『兎ッ兎ワイナリー』も特区免許を取得してワイナリー立ち上げたのですが、現在は特区免許ではなく醸造本免許を取得できるものの、自分たちの育てたのものや地元のよく知ったものしか使わないという決意と拘りで、あえて本免許に切り替えていないとのこと(・∀・)
続いて醸造施設を見せていただきましたが、タンクの種類が多く、1500ℓ、1000ℓ、600ℓ、300ℓ、そして斗瓶と様々な容量のものがあり、個人規模でも委託醸造も受けていて、
今後は『兎ッ兎ワイナリー』で栽培したブドウを使い、飲食店などをはじめ、その人たちでセパージュや熟成期間などを考えてもらって、それぞれの人が携わったワインというものも造ってもらえるようにして、
色んな人が主役になれるようなこともやりたくて、そうしたことが出来れば自分たちのワイナリーがここにある意味が出てくるのではないかと考えていて、その目的もあって新しい建物を建設したと仰っていました(*^▽^*)
ワイナリー長の『寺谷英樹』さんからもお話を聞かせていただきましたが、ホテルマンや庭師などを経て現在ワイン造りをされているという面白い経歴を持っていて、
畑のブドウはほとんど寺谷さんが植えられたそうで、ブドウ畑は昔、川が頻繁に氾濫していた土地とのことで小石の多い水捌けの良い礫(れき)土壌で、その上が作土になっていて、こういった土壌はこのワイナリーの畑のみで、道を挟んだだけの区画でも土壌が変わっているそうで、このワイナリーの畑の区画だけはブドウ栽培にとても適した土壌なので難しい品種でも育てられると思っていると仰っていました(*´ω`)
雨対策ではビニールなどをかけないで栽培されているとのこと(^-^)
先ほども聞いた『ヤマブラン』の垣根仕立てと棚仕立て両方で実験的に育てていることについては、棚仕立ての方が平均して良いブドウが取れて、垣根仕立てはばらつきがあるものの、良い時には非常にいいブドウが取れる傾向にあって、それぞれの木々でも味の差があるので、クローン番号も気にしているそう(・∀・)
『ピノ・ノワール』は突然変異を起こしやすい品種なのでクローンの種類が非常に多いのですが、『ヤマブラン』はあまり変異しないとのことでした(^o^)
ワイナリーには若い方もいらして日々研鑽を積んでいて、今後もとても楽しみなワイナリーでしたし、
お忙しい中、色々なお話を聞かせていただいて素晴らしい時間を過ごすことが出来ましたし、
その他にも鳥取の名所を巡って大充実の鳥取市の旅になりました(*^▽^*)
鳥取市名所巡りはこちらで別に書いています(*^-^*)
〒680-0142 鳥取県鳥取市国府町麻生178−11
『兎ッ兎ワイナリー』入り口の看板(・∀・)
そしてワイナリー(・∀・)
とても可愛らしく素敵なワイナリーです(*´ω`*)
ビニールハウスでは生食用の品種で『ピオーネ』と『藤稔(ふじみのり)』の交配から生まれた『ブラックビート』が栽培されていて、これがまた非常に人気で大半が来年分まで売れているとのことでした(*’▽’)
代表の『前岡美華子』さんが畑を案内してくださいました(*^-^*)
『兎ッ兎ワイナリー』では代表品種『ヤマブラン』や『ヤマ・ソーヴィニヨン』をはじめ、『メルロー』、『ピノ・ノワール』、『サペラヴィ』、『小公子』、『リースリング』、『シャルドネ』と非常にバラエティに富んだ数多くのブドウ品種を栽培しています(^-^)
ブドウ畑はワイナリーの周りに1.6ヘクタール、隣町に『甲斐ノワール』の畑が0.6ヘクタールあるとのこと(・∀・)
『はなロゼ』のブドウは『ヴェレゾン(ブドウが緑から黒に変わる過渡期の事で、フランス語で色付きの意味)』していて、大半の品種がすでに収穫を終えているのに、この時期にまだ『ヴェレゾン』している状態ということに驚きましたΣ(・ω・ノ)ノ!
熟すと畑中にイチゴの香りがするのだとか(*´ω`)
色付いたブドウを食べさせていただきましたが、甘くて美味しかったです(*´▽`*)
『ヴェレゾン(ブドウが緑から黒に変わる過渡期の事で、フランス語で色付きの意味)』しているブドウ(*’▽’)
あえて勉強の為に色付いていない実も食べさせていただきましたが、さすがに酸味が強かったです(^-^)
『ヤマブドウ』系品種なので葉っぱが大きいのが特徴ですね(・∀・)
ブドウの木の一部に名前の書かれたプレートがあったのですが、これは鳥取県の主な産業が農林業なので、力を入れた部署があって、県の担当者が様々な試験の為に栽培されているそう(^o^)
獣避けの電柵(^-^)
触ると感電しますので要注意です(*_*)
ワインの香りや味わいを表現するのに例えられる桃や洋ナシなども栽培されていました(*‘∀‘)
続いてワイナリーを見せていただきました(*^▽^*)
様々な小物も売られていますが、ウサギの柄がやはり可愛くてオシャレですね(*´ω`*)
可愛いピアノも置かれています(*‘ω‘ *)
『兎ッ兎ワイナリー』のワインのラインアップ(*^-^*)
色んな人にワイン造りに携わってもらってそれぞれが主役になれるようなこともやりたくて、そうしたことが出来れば自分たちのワイナリーがここにある意味が出てくるのではないかと考えていて、その目的もあって新しい建物を建設したと仰っていました(*^▽^*)
ワイン造りに対する情熱が伝わってきました(*^▽^*)
醸造所の様子(^-^♪
若い方も2人いらして、分析中でした(*´ω`)
新しい倉庫が出来たら木樽も増やしていくそうです(*‘∀‘)
看板ワインのひとつ『はなロゼ 2020年』(*´▽`*)
香りはラブルスカ系の甘い香りがしますが、味わいは香りに反してドライな味わいで、サーモンピンクのかわいらしい色合いをしています(*´∀`)♪
ワイナリー長の『寺谷英樹』さんからも色々お話を聞かせていただきました(*^0^*)
『ヤマ・ソーヴィニヨン』のブドウ畑(・∀・)
カエルちゃんも気持ちよさそう(*´▽`*)
因みにカエルはブドウにとっての悪い虫を食べてくれるので、味方です(*‘ω‘ *)
最後はワイナリーの方たちと記念撮影(*´▽`*)
代表の『前岡美華子』さんと(*^-^*)
ワイナリー長の『寺谷英樹』さんと次世代を担う若き栽培&醸造家の方々と(*^-^*)
お忙し中、丁寧に色々とご案内いただきましてありがとうございました(*^▽^*)
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