『京都タカシマヤ』7階”グランドホール”で10月30日から11月10日まで開かれている『特別展りぼん・250万りぼんっ子大増刊号』へ行ってきました♪
1955年に創刊された『りぼん』は『集英社』が発行する言わずと知れた大人気少女漫画雑誌で、『なかよし』、『ちゃお』特別並ぶ『三大少女漫画』のひとつ(^-^)
1994年に少女漫画雑誌史上最高の255万部を発行した『りぼん』の黄金期の漫画を中心にした展覧会で、『天使なんかじゃない』、『ご近所物語』、『こどものおもちゃ』、『ママレード・ボーイ』、『ハンサムな彼女』、『ときめきトゥナイト』、『有閑倶楽部』、『ちびまる子ちゃん』、『姫ちゃんのリボン』、『赤ずきんチャチャ』、『ルナティック雑技団』、『ベイビィ★LOVE』、『あなたとスキャンダル』、『星の瞳のシルエット』、『銀色のハーモニー』、『耳をすませば』と11作家16作品約120点の原画や作家の紹介があって僕自信も思い出深い漫画のオンパレード(*^-^*)
約150点のふろくの展示や『有閑倶楽部』の『一条ゆかり』、『ママレード・ボーイ』の『吉住渉』の作品に対する当時の思い出や様々なエピソードを語った映像、
『こどものおもちゃ』、『天使なんかじゃない』、『ママレード・ボーイ』の映像ダイジェストもとても面白く、
原画の隣に様々なエピソードが書かれているのもめっちゃ楽しくて見応え抜群の展覧会でした(*´∀`)♪
また壁面には各漫画の名シーンのグラフィックが施されていて、それがまた堪らん!(*´-`)
一部を除き基本的に写真撮影会可能で、『りぼん』の作品を読んだことがある人なら間違いなく楽しめる素晴らしい展覧会でした(*^▽^*)
『新宿高島屋』を皮切りに始まったこの『特別展りぼん 250万りぼんっ子大増刊号』は今後『ながの東急百貨店』、『佐賀県立美術館』とまだまだ続いていくので”りぼんっ子”の人たちは是非どこかの会場で見ることをお勧めします(^-^)v
☆特別展りぼん 250万りぼんっ子大増刊号
エントランスからテンション上がります(*^-^*)
入口すぐには少女漫画雑誌史上最高発行部数255万部を発行した時の1994年2月号の巨大表紙フォトスポットがありました(^0^)
これもまだエントランスの一部(^^)
『りぼん』黄金期の雑誌とコミックスが飾られていてこれまたテンション上がりました(*´-`)
う~む…壮観(*^▽^*)
まず最初の展示は『小花美穂』の『こどものおもちゃ』からヽ(・∀・)ノ
倉田紗南は私立神保小学校6年3組に在籍。
小さいころに劇団こまわりに入団し、映画やドラマへの出演も果たしており、明石家よんま(アニメではぜんじろう)が司会を務めるバラエティ番組「こどものおもちゃ」にレギュラー出演している。
母・実紗子は、かつての恋人である鹿島良助との恋愛をモデルにした『ヒモと私』で青木賞をとったこともある人気作家。紗南は豪邸に住み、母とも仲良く、充実した生活を送っていた。
しかし、神保小学校6年3組は羽山秋人を中心に男子が暴れ、授業がまともにできない状況であった。紗南は羽山がクラスを荒らす原因を探り、家庭に問題があると突き止める。
紗南は親子の仲を改善させようといろいろ手を打とうとするが…といったストーリー(^^)
ダイジェストも思わず魅入って「あ~!こんなシーンあったな!」って色々思い出してみたりもしました(*´-`)
作者曰く、この話から羽山にギャグ風の表情が増えていったそうです(^-^)
1度目のキスはレモンの味がしました。なぜならば その前にあいつにぶっかけたのがレモンジュースだったからです。
…ハハハ……
続いて『椎名あゆみ』の『ベイビィ★LOVE』(^-^)
有須川せあらは、小学6年生でありながら、身長160cm以上の長身で、しかも高校生に見られるくらい大人びた容姿をしている。
こんな風になったのも、4年前、憧れの瀬戸柊平に一目ぼれして告白するが一蹴されてしまい、もう一度アタックして好きになってもらいたいという執念からだった。
そしてある日、ひょんな事から瀬戸家にまんまと転がり込む事に成功したのだが…というあらすじ(^^)
作者のコメントは「昔の原稿はヘタだなーって感想しかでてこないです…。」
作者コメントは「目をちょんぎって見開き描いてる!!今なら絶対こんなことしない(笑)」
作者コメントは「新キャラ初登場で気合を入れた1枚」
自らの努力で恋を勝ち取っていく姿に多くのりぼんっ子が憧れたヒロイン(*´-`)
作者コメントは「せあらの表情がお気に入りの1枚。いろんなところで飾っていただいたので色がだいぶあせてきています」
『池野恋』の『ときめきトゥナイト』(^-^)
第1部の主人公・江藤蘭世、第2部の主人公・市橋なるみ、第3部の主人公・真壁愛良、3人の主人公が織り成すストーリーで、
3人のヒロインは、それぞれ能力を持ち、その能力に振り回されながらも様々な困難に立ち向かうことになっていく壮大な物語(^^)
作者コメントは「第1部最終回の扉だったので多くのキャラを出したくて描きました。とても感慨深いです。」
作者コメントは「第2部新連載の時の扉で蘭世の花嫁姿を絶対カラーで描きたかったので満足しています」
作者コメントは「鈴世となるみのファーストキスです。ずっとこのシチュエーションでと決めていました。」
作者コメントは「中学生と大学生のこのシーン。描いてもいいのかなと思いながら描いちゃった思い出…。」
『水沢めぐみ』の『姫ちゃんのリボン(^-^)
「いけいけゴーゴーッ じゃーんぷっ!!」はアニメの予告編でもいつも使われた名言ですね(*´-`)
作者コメントは「連載1回めのトビラ絵です バックの女の子たちが変身姫子というよりコスプレって感じですね まだストーリーの方向性が定まっていなくあれこれ試行錯誤していました。」
作者コメントは「オバケの階段、取材させていただいた学校に実際あったものです。面白くてなんとなく写真撮ったのですが、こんな重要な役になろうとは・・。」
『彩花みん』の『赤ずきんチャチャ』(^-^)
言わずと知れた知らない人はいないであろう国民的漫画『さくらももこ』の『ちびまる子ちゃん』(^-^)
1974年から1975年にかけて静岡市清水区(当時は静岡県清水市)の入江地区で少女時代を過ごした作者の『さくらももこ』自身の小学3年生時の体験談を元に、あだ名だった『ちびまる子ちゃん』が、家族や友達と共に繰り広げる日常を描いたストーリー(^^)
『岡田あ~みん』の『ルナティック雑技団』(^-^)
わらび野中学に通う星野夢実は、特異なるカリスマ性の持ち主である同級生の天湖森夜に憧れていた。 ある日、両親が海外に出張することになり、夢実の父親は部下である天湖森夜の父親に依頼し、天湖家に同居させてもらうことになった。 憧れの人との生活に胸をときめかせる夢実だったが、天湖森夜をめぐり、天湖家や学園で悪戦苦闘する日々をおくることになる。というストーリー(^^)
少女漫画には珍しい振り切ったギャグがインパクト抜群な作者曰く王道ラブコメディだそうです…(笑)
『一条ゆかり』の『有閑倶楽部』(^-^)
幼小中高大一貫制の名門学校であり、名士名家の子女が通う聖プレジデント学園。その高等部生徒会の面々は学園でも屈指の権力と能力を持ちながら、生徒会らしい事は何一つせずに暇を持て余していた。何時しか生徒や教師から「有閑倶楽部」と呼ばれる様になった彼らは、学業もそこそこに大小様々な事件に首を突っ込み、様々な出来事に関わっていく…というストーリー(^^)
作者のコメントは「人生で初めて肥を描きました。編集にすごくいい感じですって言われて。でもそれでもちょっとゆるいよね。もう少しぼてっとしててもいいよね(笑)。」
『柊あおい』の『星の瞳のシルエット』(^-^)
作者のコメントは「ずっと描いてみたかったすすき野原でのシーン。午後遅いと空とけだるい空気で効果的に」
作者のコメントは「正統派「りぼん」の連載なら、やっぱり最後はこうでしょう。やっとやっと終ったー!!」
『スタジオジブリ』でも映画化された『柊あおい』の『耳をすませば』(^-^)
読書が大好きな中学1年生の少女、月島雫。雫は図書貸し出しカードに天沢聖司という名がたびたびあることに気がつき、顔も知らない彼への思いをめぐらす。そんなある日、電車の車内で出会った猫に導かれ、地球屋という不思議な店に迷い込む。というストーリー(^^)
『柊あおい』の『銀色のハーモニー』(^-^)
作者のコメントは「まっ青な空に飛行機雲を描いてみたかった。こんな風に4人で仲良く遊んだかも……」
『矢沢あい』の『ご近所物語』(^-^)
幸田実果子は、矢澤芸術学院(通称ヤザガク)の服飾デザイン科に通う高校1年生。夢はデザイナーになって自分のブランドの店を持つことで、夢の実現のために頑張っている。同じマンションのお隣さん山口ツトムとの恋愛や、彼女を取り巻く友人・知人たちの人間模様・恋模様を描く。というストーリー(^^)
『矢沢あい』の『天使なんかじゃない』(^-^)
創立されたばかりの高校・私立聖学園。第一期生の冴島翠は2学期早々生徒会役員候補に担ぎ出され、その日の午後に立会演説会でスピーチする羽目になってしまう。緊張した面持ちで講堂に行くと、立候補者の中に以前から存在が気になっていたリーゼント頭の男子生徒、須藤晃を見つける。くじ引きにより最初にスピーチを始めた翠だったが、マイクコードに足を引っ掛けて転んでしまう。更にスカートがめくれて全校生徒の前で自分のパンツを丸出しにしてしまう失態を犯してしまうが、晃のフォローにより無事切り抜ける。投票の結果、翠と晃、そして麻宮裕子、瀧川秀一、河野文太の5人が第一期生徒会役員に就任する。こうして、翠は晃たちと生徒会活動を行いながら、3年間の高校生活を送ることになる。というストーリー(^^)
“マミリン”の名言(*^-^*)”マミリン”大好き(*´-`)
こんなセリフ言ってっみたいっすね(*´-`)
映像で見るダイジェストがまた最高(*´-`)
『吉住渉』の『ハンサムな彼女』(^-^)
萩原未央は女優で、中高一貫校の四ツ葉学園の芸能科に通っている。ある日、未央は、アメリカ帰りの青年熊谷一哉に出会う。彼は一流の映画監督を目指しており、周りからは天才少年と呼ばれていた。最初は気の合わない2人だったが、やがて未央は一哉に惹かれていく…。というストーリー(^^)
この絵に対する作者のコメントは「着物も好きでよく描きます。柄や配色を考えたり、細かく塗るのが楽しい。」
作者のコメントは「最終話のラスト4枚。お気に入りのシーンです。」
『吉住渉』の『ママレード・ボーイ』(^-^)
小石川光希は、ある日いきなり両親から「離婚する」ことを告げられる。
ハワイ旅行で出会った松浦夫婦と気が合い、母親がその夫と、父親がその妻と恋に落ちたため、お互いパートナーを交換して再婚するのだと言う。しかも、松浦夫妻の息子の松浦 遊も含めて、みんなで一緒に暮らそうとまで言い出す始末。
そんな非常識な生活の中、一緒に暮らす遊に惹かれ始めていく。というストーリー(^^)
こちらも映像で流れるダイジェストが最高でした(*^▽^*)
作者のコメントは「ボードに色鉛筆とパステルで着色。なかなか色が乗らなくて苦労しました」
作者のコメントは「竹内直子さんにラナンキュラスの鉢植えを頂き、綺麗だったので描いてみました。」
作者のコメントは「ママレといえばこのシーンが一番有名かな?実写映画でも再現してくださいました。」
作者のコメントは「見開きでバーンと1コマ描いたのは全作品を通じてこのシーンだけなので、印象深いです。」
この作品の名シーンのダイジェスト(*´-`)
『吉住渉』の制作秘話や描いている映像もとても見応えあって面白かったです(*^-^*)
最後は現在の『りぼん』作品の紹介(^-^)
大充実の展覧会でした(*^-^*)
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