『豊臣秀吉』の馬印で知られる「千成瓢箪」に因んで命名された『千瓢(せんぴょう)』と愛知の地産地消と循環型社会に貢献するために生まれた銘柄『めぐる』が有名な愛知県愛西市にて江戸時代末期の1820年代に創業した『水谷酒造』の酒蔵開放、蔵開きに行ってきました♪
面白いのはお酒の銘柄は『豊臣秀吉』からの由来なのに、酒蔵のあるこの愛西市は諸説ある中で最も有力だとされている『織田信長』生誕の地『勝幡城(しょばたじょう)』がかつてあった場所ということで、『尾張三英傑』のうち2人との関わりが少なからずあるということ(^-^)
こちらの酒蔵は事前予約制で参加費は1000円でイチゴのお土産付、
アクセスは名鉄尾西線六輪駅から徒歩約30分、13時半からならば名鉄津島線藤浪駅から事前に伝えておけば車での送迎もあります(^o^)v
こちらの酒蔵の特筆すべきことのひとつに約1年掛けて行う『夢吟香プロジェクト「奏(かなで)」』というものがあって、参加者を募り、愛知県で生まれた酒造好適米『夢吟香(ゆめぎんが)』を田植えから始めて、草刈り、稲刈り、酒造り、最後に出来上がったお酒を試飲し、瓶はまたリユースして次の年に使用するという食育プロジェクトがあって、ワインの世界では剪定から収穫まで手伝いを募集しているところも多く、こうした農業は少しでも参加してみると世界観が変わってとても面白いのですが、日本酒造りで米を育てるところから参加できるのは珍しいと思いますし、とても素晴らしい試みだと思いました(*^-^*)
『水谷酒造』の代表銘柄のひとつ『めぐる』は、飲む人、作る人、売る人、返す人、一緒に取り組むことで初めて誕生するということで命名したとのこと(*´-`)
酒蔵に着いたときがちょうど蔵見学が始まったところだったので参加させていただき、醪(もろみ)を見せてもらいながら受けた説明でまず驚いたのが、この醪が岐阜の酒造好適米『ひだほまれ』を仕込んでいるとのことで、愛知県で『ひだほまれ』でお酒を仕込んでいるところを僕は思い当たらなかったのでとても新鮮でした(*´∇`*)
聞けば『ひだほまれ』を使いはじめて20年くらい経つとのことでそれもまた驚きでした( ゜o゜)
因みに酵母は『きょうかい1501酵母(秋田酵母)』を使用しているとのことで、他にも『きょうかい10号(明利小川酵母)』も使ったりと愛知県のお酒では色々と珍しい造りをしているなと色々な発見があってとても面白かったです(^-^)
仕込み水には木曽川の伏流水を使っているとのこと(^o^)
お酒は『千瓢』の”生原酒”、”にごり酒”、”袋吊り雫取り”、”純米大吟醸・奏”、”純米吟醸”、”純米”、”本醸造・火入れ”、『めぐる・純米・しぼりたて生原酒』をいただきながら、日本酒の有名な酒蔵『久保田』や『八海山』がリユース瓶の発祥であること、『めぐる』を通じての食育への想い、『愛知県産業技術研究所食品工業技術センター』での醸造に関すること、今後やりたいことや考えていることなど様々な話で盛り上がってとても素晴らしい時間を過ごせました(*^▽^*)
小規模な酒蔵ならではのアットホームな雰囲気もとても心地よく、お勧めの蔵開きです(*^O^*)
★水谷酒造
〒496-8016 愛知県愛西市鷹場町久田山12
0567-37-2280
『水谷酒造』の外観(^-^)
中はとても歴史を感じる風情ある酒蔵です(*´-`)
天井の造りも今では難しいであろう古き良きしっかりとした造りになっています(’-’*)♪
仕込み中の醪を見せてもらいました(^-^)v
まさか『ひだほまれ』で仕込んでいるとは思わなかったので驚きました(^-^)
酒粕も美味しそう(*´-`)
『めぐる』と『千瓢』がずらり(*´-`)
どれもそれぞれに個性があってとても美味しかったです(*^▽^*)
酒蔵の人や『夢吟香プロジェクト「奏」』に携わっている人やお客さんたちと大いに盛り上がって本当に楽しい時間を過ごせました(*^-^*)
美味しいおつまみや
甘酒もいただきました(*´∀`)♪
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