金沢を代表する三大茶屋街のひとつ『主計町茶屋街(かずえまちちゃやがい)』を散策しました♪
まずは『金沢ワイナリー』を訪れてからは『金沢美術工芸大学』が設立した『柳宗理記念デザイン研究所』へ立ち寄り(^-^)/
戦後日本のインダストリアルデザインの確立と発展における最大の功労者と言われる日本を代表する工業デザイナー『柳宗理(やなぎそうり)』は約50年にわたって『金沢美術工芸大学』で教鞭をとっていた縁から2012年3月、作品をはじめとするデザイン関係資料約7000点余りが『財団法人柳工業デザイン研究会』から『金沢美術工芸大学』に寄託されたことが契機となり、大学附置施設として『柳宗理記念デザイン研究所』が設立されました(^-^)
常設展示室には作品や空間を通して『柳宗理』のデザインにおける考えや姿勢を紹介していて、直にモノを見、触れてモノと対話して欲しいという考えから、キャプションや説明文は一切用意しておらず、余計な知識や先入観なしに、無心にモノと向き合って自らの眼で素直に美を感じ取って欲しいとのテーマを掲げています(^o^)
開所時間は午前9時30分から午後5時までで入場無料(^-^)v
とても感性の刺激される空間ですので『主計町茶屋街』に行った時にはここも是非お勧めの施設です(*^O^*)
『主計町茶屋街』は浅野川沿いに古き良き木造の町屋が軒を連ね、昔ながらの風情ある料理屋や茶屋が立ち並ぶ茶屋街で、かつて旦那衆が人目を避けて茶屋街に通ったとされる名残がそこかしこにあり、昼間でも薄暗い石段が続く”暗がり坂”や、2008年に地元住民から依頼を受けて作家『五木寛之』が命名した”あかり坂”など、趣のある風景に出会える場所として多くの観光客が訪れています(’-’*)♪
夕暮れ時になると、茶屋建築の特徴である紅殻格子(べんがらごうし)の木虫籠(きむすこ)と呼ばれる格子窓から芸妓が奏でる三味線と太鼓の音が聞こえてきて情緒溢れる雰囲気に包まれます(*´∀`)♪
また伝統的な会席料理のお店を今に残しながら最先端のクラフトビールバーやカフェなど、独立した小規模なギャラリーが集まる街としても発展を遂げています(^o^)
『主計町茶屋街』は地元金沢出身の文豪『泉鏡花』作品に登場する茶屋街としても有名で、茶屋街の中に『泉鏡花記念館』もあります(^-^)/
春には浅野川沿いの石畳続く道に桜並木が雅に華を添え、より一層風情ある街並みを楽しめてゆったりと散策しました(*^▽^*)
『主計町茶屋街』散策の最後は、昭和5年(1930年)に建設された『国登録有形文化財』や『金沢市指定保存建造物』にも指定されている重厚な雰囲気の洋館『ギャラリー・三田(旧三田商店)』で『ジョアン・ミロ』、『トゥールーズ・ロートレック』など、様々な絵画や昭和初期以前を中心とした器などを見てまわり、併設されている『カフェ・フレール』で一服(*´∇`*)
店内は素晴らしい趣の純喫茶といった感じで、店内の至るところに『マルク・シャガール』のエッチングが飾られていて、日が差し込んでより美しいステンドグラスもとても素敵(*^-^*)
そんな素晴らしい空間で美味しい珈琲と昔ながらのハヤシライスをいただき、マスターと様々な会話を楽しみました(’-’*)♪
僕が『マルク・シャガール』が好きなことを伝えるとマスターはそこまで絵画に詳しくはないですが…と言いつつも、建設当時は西洋小間物店として、海外からの帽子やステッキなど、当時としてはハイカラな品物を販売していたそうで、カフェは以前は別の人がやっていたことなど、ギャラリーの歴史やオーナーが集めた様々な絵画の話なども教えてくれて、良きひと時を過ごすことができました(*´-`)
因みにこの『主計町茶屋街』だけなぜ「ひがし」や「にし」など名前に方角が付かないのか?ですが、藩政期に公許された「ひがし」と「にし」は、周囲を塀で囲まれた “廓(くるわ)” として発足し、金沢城からの方角によって「東の廓」と「西の廓」に区分けされました(^o^)
主計町が花街となったのは明治に入ってからなので、その頃には花街の周囲を塀で囲む制度が廃止されていたことから、町名で呼ばれるようになった成り立ちがあります(^-^)
★主計町茶屋街
〒920-0908 石川県金沢市主計町3
★柳宗理記念デザイン研究所
076-201-8003
★カフェ・フレール
〒920-0902 石川県金沢市尾張町1丁目8−5
076-264-4115
『柳宗理記念デザイン研究所』(^-^)
とても大きな施設です(^o^)
入口を入ると『柳宗理』の経歴が紹介されています(^-^)v
研究所内には様々なインテリアやポスターなどが展示されています(’-’*)♪
隣には『金沢蓄音機館』があります(^o^)
『柳宗理記念デザイン研究所』の奥で『泉鏡花記念館』と繋がっています(^-^)
浅野川から望む『主計町茶屋街』と桜並木(*^-^*)
とても風流です(*´∇`*)
石畳と茶屋建築の特徴である紅殻格子(べんがらごうし)の木虫籠(きむすこ)と呼ばれる格子窓のある建物に桜が加わって、この時期ならではの雅な風情を感じることができました(*^▽^*)
『金沢城惣構跡(かなざわじょうそうかまえあと)』にもしだれ桜が咲き誇って春爛漫な風情でした(*^O^*)
『惣構(そうかまえ)』とは城下町を敵の攻撃から守るために堀や土居(土を盛った土手)で囲んだ防御施設のことです(^-^)
椿も桜に負けず劣らず素晴らしい花を咲かせていました(*´-`)
裏路地も風情があります(*´∀`)♪
『国登録有形文化財』や『金沢市指定保存建造物』にも指定されている昭和5年(1930年)に建設された素敵な洋館『ギャラリー・三田(旧三田商店)』(*^-^*)
併設されている『カフェ・フレール』(^-^)
扉横の看板が見にくいかもしれませんが「香り高いコーヒーをどうぞ」と書かれています(^o^)
店内は『マルク・シャガール』のエッチングが至るところに飾られていてとても素晴らしい雰囲気(*^-^*)
ステンドグラスも素敵です(’-’*)♪
テーブル席も重厚で『シャガール』の絵がとてもマッチした空間です(*´∇`*)
昔ながらのハヤシライス(^-^)v
めっちゃ美味しかったです(*´∀`)♪
珈琲の写真を撮り忘れましたが、こちらもとても美味しかったです(*^O^*)
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