ベルウッドヴィンヤード ワイナリー&ぶどう畑見学 山形県上山市

ワイン
山形県上山市にある『ベルウッドヴィンヤード』にワイナリーと畑見学に行ってきました♪
上山で3番目に誕生したワイナリー『ベルウッドヴィンヤード』代表の『鈴木智晃』さんは『朝日町ワイン』で長年醸造と栽培に取り組まれた方で、2017年の春からこの地で新規就農し、後継者のいない『デラウエア』の畑45アールを引き継いで栽培を開始し、2020年の春にワイナリーが完成、自社栽培のブドウは『デラウェア』以外は垣根仕立てで、2021年現在は山形では比較的珍しい『ピノ・ノワール』や『ピノ・グリ』をはじめ、『ソーヴィニヨン・ブラン』、『カベルネ・ソーヴィニヨン』、『メルロー』を栽培されています(^▽^)
畑はワイナリーのすぐ近くにあり、まずは畑を案内していただきましたヽ(*´∀`)ノ
5年目を迎えた初めて植えた畑を最初に見せていただいたのですが、ここには『ピノ・グリ』と隣には『ピノ・ノワール』が植えられていて、山形でも珍しいこの2つの品種の栽培を始めたのは、たまたま畑をやる時に『ピノ・グリ』と『ピノ・ノワール』の苗が手に入ったことがキッカケとのことで、ぶどうの実が密集して病気にもなりやすく、熟してくると割れやすいなど、栽培が難しい品種ですが、そこは『シャルドネ』などのブドウでも一緒だろうということ、
冷涼な気候に向く品種だということ、
この辺りは雪国だけど夏は暑いので収穫を早くできる分、熟すのも早いので本当はもう少しゆっくり熟してくれるのが理想かもしれないけれど、それはそれで山形の特徴を出せればと考えていること、
4年目を迎える『ソーヴィヨン・ブラン』の畑は元は『デラウェア』の棚仕立てで栽培されていたところを新たに垣根仕立てで栽培を始めたこと、
山形は豪雪地帯なのに棚栽培が多いことが不思議だったので(雪の重さで棚が崩れたという話もちらほら聞くため)、それについても尋ねたところ、棚より上に雪が積もる地域は棚栽培はあまりしないけれど、それより低い場合は垣根栽培の場合、雪の時期になるとブドウの木を固定しているワイヤーを外していかなければならないのですが、それはそれでとても手間で、北海道ほどの豪雪地帯なら致し方ないですし、棚栽培であってもワイヤーを外したりしなければいけないけれど、この辺りならば雪が降る前に選定を終わらせておけば、雪が積もっても雪下ろしをすれば済むという理由もあるのだそう、
畑はかなりくっきりと山盛りに、南と北に傾斜が分かれていて、
南に向いた斜面には『カベルネ・ソーヴィヨン』と『メルロー』が植えられていて、
ワイナリーをこの場所を選んだのは上山市が地域活性化のために立ち上げた『かみのやまワインの郷プロジェクト』というものがあって、独立を考えた時に上山市にこの地域でやりたいということを伝えたら、紹介してもらえて始めることができたとのこと、
今後も近くの畑で譲ってもらえるところがあるので、栽培面積はまだまだ増えることや、栽培方法も垣根仕立て主体でやっていこうと思っていること、
今後もし新しい品種にチャレンジするとしたら何かを聞いてみたところ、『アルバリーニョ』だと仰っていて、病気にある程度強くて酸と糖度のバランスがいいことからで、
例えば『シャルドネ』は山形では気候が暑すぎるので、酸を出すのが難しく、栽培が大変とのことでした(^-^)
続いて醸造所を見させていただきましたヽ(・∀・)ノ
除梗破砕機、搾汁機、発酵タンクなど一通りの設備を見させていただいて、赤系ブドウ品種は温度管理をそれほどしないものは外に置いてあったオレンジのタンクで発酵させ、温度調整の必要な白系ブドウ品種はステンレスタンクで発酵させること、
その後、オレンジのビニールカーテンで仕切られた部屋でボトルリンサーや瓶詰め機を見せていただき、その奥にあるアルコール度数や酸度を測る機械などが置いてある分析室も見せていただき、
最後は沢山の木樽が置かれている貯蔵室を見せていただき、一番空調がしっかりしているので暑い日が続けば製品もここに入れたりしているとのこと、
木樽は日本のブティックワイナリーの中では数が多めで、現在は自社栽培の『ピノ・ノワール』や『ピノ・グリ』、『デラウェア』などの他にも『カベルネ・ソーヴィヨン』、『メルロー』、『シャルドネ』、『マスカット・ベーリーA』、『ヤマ・ソーヴィニヨン』を樽熟成させていること、
『ヤマ・ソーヴィヨン』もやられているんですね!と聞いたところ、同じ山形県の『月山ワイン山ぶどう研究所』でワイナリーができるまでは委託醸造していたので、そこから仕入れたブドウだということ、
現時点でもかなりの種類のワインを小ロットでリリースしているのですが、今後は種類を絞っていこうと思っていて『ピオーネ』、『ヤマ・ソーヴィニヨン』、『キャンベルアーリー』などは今後はやらないかもと仰っていて、
僕がワイナリーでよく聞く質問で、造り手目線でリリースしたワインはどのタイミングで飲んで欲しいかという理想はありますか?と聞いたところ、今後樽熟成したワインをリリースした時には何年後に飲んでほしいって思うものも出てくることはあると思いますが、
今現在リリースしているワインについては開けてすぐ美味しいワイン造りをしているので、もちろん熟成させても美味しくなるとは思うけれど、どのタイミングでも好きな時に楽しんでほしいと思っていることなど、様々なお話を聞けてワイナリー見学も細かく見せていただいて素晴らしい時間を過ごせました(*^ヮ^*)
〒999-3166 山形県上山市久保手 字久保手4414‐1
2020年の春に完成した『ベルウッドヴィンヤード』のワイナリーの外観(*´∀`)
早速畑を案内していただきました(*゚▽゚)
獣よけの電気柵をまたいで畑の中へヽ(・∀・)ノ
『ピノ・グリ』の畑(^O^)
代表の『鈴木智晃』さん(*^O^*)
とても丁寧に畑もワイン造りのことも説明してくださいましたヽ(*´∀`)ノ
『ピノ・ノワール』の畑(^O^)
芽吹きを待つブドウの木々(´▽`)
この場所から南北に傾斜があって綺麗な山なりの畑になっています(・∀・)
この畑も新しく譲り受ける予定で、垣根仕立ての畑に変えるそう(^O^)
続いて醸造所を見せていただきました(*゚ー゚)
赤ワイン用ブドウ品種を発酵させる用の貯蔵タンク(^O^)
醸造所内の様子(*´∀`*)
ずらりと並ぶステンレスタンク(*^^)
除梗破砕機とバルーン式の搾汁機(‘-‘*)
搾汁機はバルーン式以外にも手動のバスケットプレスもあります(^O^)
ビニールカーテンの向こうにワインをボトリングする設備があります(*´∀`)
瓶詰め機(^O^)
ボトルリンサー(^-^)
アルコール度数や酸度を測る機械などが置いてある分析室(^-^)
貯蔵室(^O^)
沢山の木樽が置かれていて、一番空調がしっかりしているので暑い日が続けば製品もここに入れたりしているとのこと(^-^)
ショップに戻ってきましたヽ(・∀・)ノ
非常に多くの種類のワインをリリースしています(*゚▽゚*)
ワイナリーショップでも様々なお話を聞けて大充実の時間を過ごせました(*^ヮ^*)

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