北海道ワイナリー巡りにて、岩見沢市で日本最高峰の白ワインのひとつ『クリサワブラン』を造る『ナカザワヴィンヤード』を訪れてきました♪
『10Rワイナリー』の『ブルース・ガットラヴ』さんや『ドメーヌ・タカヒコ』の『曽我貴彦』さんなどを筆頭に現在のほとんどの北海道のトップワイナリーや栽培家に影響を与え、
この方がいらっしゃらなかったら今の北海道ワインの発展はなかったと言っても過言ではない代表の『中澤一行』さんに様々な事を教えていただきましたが、その素敵な人柄に益々ファンになりましたo(*^▽^*)o
…と言ってもワインはあまりの人気に簡単に手に入るようなものではありませんが…(^-^;
基本的に見学は受け付けていないのですが、僕がソムリエであることと日本ワインを色々応援しているという事で特別に見学させていただきました(・▽・)
『ナカザワヴィンヤード』で造られるワインは基本的には混醸混植で造られる『クリサワブラン』のみ(*^0^*)
早速畑を案内していただきましたが、
畑は訪れたこの場所1か所のみで2.7ヘクタールの広さ、当初から白ワインだけを造るつもりで、2002年にブドウを植え始めて2005年までには白ワイン用の品種だけを植えきって増やしていきました(^▽^)
現在もほとんどが白ワイン用品種を栽培されていて、北海道の涼しい気候を活かすなら白ワインだろうという事で奥様の『中澤由紀子』さんと二人三脚でブドウ栽培とワインを造られています(^-^)
現在は植え替えにあたってピノ・ノワールを1割ほど栽培していて、極めて稀に赤ワインを造ることがありますが、『クリサワブラン』がおかげさまで大好評をいただいていて、あまりにも手に入らないと色んな所から言われているので、赤ワインにしている場合ではなく、『クリサワブラン』に回しているとのこと(^-^;
畑で一番多く栽培しているのはゲヴェルツトラミネールで、房が小さく、この畑の木の中で寿命が長いのが特徴、
この岩見沢の冷涼な気候でも酸が落ちてしまうことがあるらしく、オーセロワと共に酸が落ちないように常に気を遣う品種はこの2種類のみで、
あとの品種は酸が残りすぎるくらいとのこと(^o^)
ゲヴェルツトラミネールは酸に気を付けなければならないけれど、その分確実に熟すので、中澤さん曰くこの土地に一番合っている品種は何かと聞かれたら迷わずこの品種と答えます(*^-^*)
『クリサワブラン』といえば、混醸混植が一番の特徴ですが、ブドウ品種は大きく分けてゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、ケルナー、シルヴァーナ、ピノ・ノワールの主要5品種に加え、オーセロワやヴィオニエやソーヴィニヨン・ブランなど、他に10数種類栽培していて、それらは全て『クリサワブラン』に入っているとのこと(*´ω`*)
ピノ・グリは『ヴェレゾン(ブドウが緑から黒に変わる過渡期の事で、フランス語で色付きの意味)』が始まっていましたが、余市に比べて少し色付きは遅く、この岩見沢の気候が物語っていました(^-^)
北海道を代表するもう一つの産地、余市との様々な違いを聞いてみたのですが、それぞれに一長一短があって、
余市の方が基本的に温暖で、圧倒的に安定して栽培と収穫ができるので、産地としては余市の方が上だと思っていて、
岩見沢の方が余市よりも寒暖差があるので成熟は進みやすく、条件さえ整えば余市よりも美味しいものが出来ると思っているのですが、安定して収穫量を上げるのが難しいとのこと。
理由の一つに、岩見沢は寒すぎることがあり、
余市で観測史上の最低気温はマイナス18度ですが、ブドウはマイナス17度くらいになると厳しくなるものの、余市でそこまで気温が下がって冬の寒さにやられることはまずないことと、雪が多いですが、万が一雪が降らなくても寒さに耐えられる環境であること、
岩見沢は普通にマイナス20度になるので、雪に木を埋めないと確実に凍害にあう、
またこの『ナカザワヴィンヤード』がある場所は雪の多い岩見沢の中でも一番雪が少ない場所で、平均1m、多い時で1.8mだったり少ないと30cmだったりとばらつきも激しいとのこと。
北海道のブドウ栽培は他の地域と違って斜めに木を植えているのですが、これは冬の凍害を防ぐため、木を倒して雪に埋もれさせて冬を越すためにこのような栽培方法を取っているのですが、これは世界的に見てもとても珍しいこと。(北海道より北国でも多くのブドウ栽培地はありますが、雪がこんなに降る場所はほとんどないのです)
ただこれは木が長生き出来ない大きなマイナス要因になっています。
北海道中が豊作だった2019年でも『ナカザワウィンヤード』は他に比べて収量が少なかったのですが、その理由がやはり凍害に少しあっていたからなのだそう。
こういった理由から収量予測がとても難しく、本当は『ヴェレゾン』も始まりつつあるこれくらいの段階から予測を立ててどんなタンクを使うかなどの仕込みを考えなければいけないけれど、大体外れるから今はあまり考えないようにしているそうです(笑)
中澤さんは非常に面白い方で、日本最高峰の造り手のひとりであり、数多くのワイナリーや栽培家に多大な影響を与えている方ですが、元々ワイン好きが高じて造りを目指していた訳ではなく、
そのきっかけについて聞いてみたところ、ただ北海道に住んでみたかったと(笑)
北海道に住むためにたまたま就職したのがワイン会社でブドウを育てる仕事だったそう( °o°)
そのうちに仕事が面白くなって、ワインにはまって結果独立までしてしまって今に至っています(*´∀`)♪
元々『ココ・ファーム・ワイナリー』のブドウを作っていましたが、
独立した経緯をお聞きしたところ、別に独立する気はなかったと仰っていました(笑)
『ナカザワヴィンヤード』は同じ岩見沢にあり、20年以上の付き合いのある『コンドウヴィンヤード』と共同でワイナリー『栗澤ワインズ』を2017年に設立しましたが、
当初『コンドウヴィンヤード』の代表『近藤良介』さんが独立を目指していて、一緒にやらないですかと誘ってくれたとのこと(´∀`*)
それから1年考えた結果、二人で同じ会社を作っても必ず揉めるだろうと(今もぶつかる時はあるそうですが(笑))至極真っ当な理由で、奥様と一緒にやるのはよそうという決断に至り、その話を中澤さんが家に呼んで断ろうと思っていたら、
逆に近藤さんは1年も待たせておいて今日こそうんと言わせてやる!という意気込みで来てしまって、結局押しに負けたというか話の流れで一緒にやる事になったという非常に面白いお話を聞かせていただきました(*´▽`*)
共同経営は大変だけれども、結果的には自由にやれているし、助かっていますと笑っていました(*^-^*)
そしてちょっとぶっこんだ質問で、2016年が危機的な不作だった時のこともお聞きしたのですが、色んな知恵を絞って何とか乗り切れて、2017年に『栗澤ワインズ』を共同で設立したのはここでも助かったと仰っていました(^-^)
また、日本における混醸混植ワインの先駆者にして第一人者の中澤さんに今に至った経緯をお聞きしたところ、別に混醸混植で影響を受けたワインもないし、こんなのが出来たらいいなというのもなく、夢のない話なんですと仰っていました(笑)
最初はゲヴェルツトラミネールやピノ・グリやシルヴァーナなどを栽培し、個性のある品種なのでそれぞれの単一のワインも『ココ・ファーム・ワイナリー』と組んでいた時にリリースしようと思ったけれど、ある程度量がまとまらないと瓶詰めできなくて、
当初はそれぞれで単一でワインを造って後からブレンドしていたので、それぞれのワインとブレンドしたワインを飲み比べて、ブレンドの方が美味しいと中澤さんはもちろん、当時『ココ・ファーム・ワイナリー』にいらした『ブルース・ガットラヴ』さんや『曽我貴彦』さんたちとも一致したので、そこから色々な議論の末に『クリサワブラン』が誕生しました(*^▽^*)
当時はブレンドで造っていたものが混醸に変わった以外は基本的なスタイルなどは今も変わっていないとのこと(*´ω`*)
因みにブレンドはワインを造った後に混ぜることで、混醸は同じタンクにジュースの段階から全て混ぜて発酵させるやり方です(^-^)
自分たちの名前よりも『クリサワブラン』の方が有名になってしまっていて、そういうワインは世の中にあまりないので、そんなワインを自分たちが造れているのは、とてもラッキーだと思っていて、この先も『クリサワブラン』を造り続けていくのが自分たちの使命と仕事だと思っていると仰っていました(*^▽^*)
ただ変化がないと自分たちも飽きてきてしまうので、余裕があればゲヴェルツトラミネールやピノ・ノワール単体でワインを造ってみたり、
今まで『ナカザワヴィンヤード』で栽培していなかったサヴァニャンなどを栽培しようとしていて、
今後『クリサワブラン』とは違ったワインを出すかもしれないと仰っていました(*^-^*)
『ナカザワヴィンヤード』の畑の大きな特徴の一つに、草があまり刈られていないのですが、これは虫をはじめとした沢山の生き物がこの畑にいてほしいと思っていて、その住みかとしてこのようにしているとのこと(*´ω`*)
微生物や自然環境がブドウ栽培に与える影響は科学的に分かっていなくても、約8000年もワインが造られてきた歴史を考えれば僕も当然あると思いますし、納得でした(・∀・)
ケルナーは病気に弱く、枝が折れやすく芽が出にくいので、農薬を使わないスタイルでの栽培は非常に難しくて、枯れてしまうこともしばしば…
ケルナーはとても美味しいのでできるだけ残したいとは思っていて、枯れるまでは切ったりはしないのですが、新しくケルナーを植えることは考えていなくて、枯れたら違う品種を植えているとのこと(^-^)
肥料を全然やらないスタイルなので、木の勢いは弱く、自然に任せているので、もっと葉っぱがあってびっしり実が成っているのが優秀な畑ですが、ウチはそうじゃないんですと笑って仰っていましたが、
肥料をあげて樹勢を強くするのは簡単だけれど、目指しているのは美味しいワインを造るという事なので、そのために何をしたらいいのかを常に考えてやっている結果がこの畑の姿だと笑顔で仰っていました(*^▽^*)
『クリサワブラン』を飲んでワイン造りを始めた生産者も多いので、少なからず責任は感じるけれど、そういう人たちはワインに詳しいですし、美味しいワインを知っていて造っているので、それは良かったと思うし心配もしていないとも仰っていました(´∀`*)
獣害について聞いてみたところ一番困っているのはウサギとのこと。
僕が訪れた時は景観的にはタイミングがとても良くて、もう数日後に網で畑を囲うそうで、本当は畑を囲った中で仕事するのは自分が囲われているようで気分的に嫌なので、そうはしたくなくて、出来ることなら共存したいと思っているけれど、もう放っておけないレベルまで来てしまったので、苦渋の決断で今年からやる事になったとのこと。
鹿やタヌキやキツネもいて多少は実を食べますが許容範囲内で、特にキツネはそれ以上にウサギやネズミなどを獲ってくれるので、そのメリットの方が大きくもっといてくれてもいいのだとか(・▽・)
最近はアライグマがとても増えていて、元々北海道にいない動物で生態系を乱しているので困っているし、これに関してだけは駆除するようにしているそう。
『クリサワブラン』は2016年と2018年は非常に厳しい年で生産本数が激減していましたが、色々失敗を繰り返しながら2019年から持ち直して2021年の今年も安定して収量が採れると思うので、あとはいかに少しでも本数を増やして酒屋や飲食店も含めて飲みたいと思っている方々に届けるかを考えていきたいと仰っていました(*´ω`*)
造り手である中澤さんが考える『クリサワブラン』の飲み頃を聞いてみたところ、もちろんヴィンテージによって違いますが、熟成は10年経っても美味しく飲めるけれど、長く熟成したからといってその分劇的に美味しくなるという事は今までのケースであまりなくて、
特に現段階の最新ヴィンテージの2019年やこれからリリースされる2020年などは早く飲んでも熟成しても美味しさという意味では大きくは変わらないと思うので、その人の飲みたいタイミングや何かいいことがあった時などのイベントで飲んでもいいと思いますと仰っていました(*´∀`)♪
醸造に関しては『ホールバンチ(全房発酵)』で、ほとんど手をかけないスタイルなので、ただブドウを搾ってタンクに入れるだけとのことで、
最初にオーセロワを収穫するので、まず搾って発酵するのを待って、次にゲヴェルツトラミネールを収穫して搾って発酵が始まっているオーセロワに足して、次はピノ・グリ、次はケルナーと次々と足していくだけで『クリサワブラン』が出来るといった流れ(^▽^)
混醸の場合、一般的には全てまとめてタンクに入れて発酵させますが、中澤さんのやり方は一度発酵したオーセロワに次々足していくので、その後発酵が止まることはなく、
なので醸造の段階でワインの味に自分たちが関与するところは、発酵が終わった後に酸化しないようにするのは当然として、どこまでブドウを搾るか以外はないとのこと(・▽・)
ワインの味はブドウの出来ですでに決まっていて、畑仕事第一で収穫のタイミングを見極めることが大事と仰っていました( ´ ▽ ` )
因みに一番収穫が遅いのは基本的にシルヴァーナとのこと(^-^)
厳密にはリースリングは気候的に熟さないですし、平均的にシャルドネやシルヴァーナも使えない訳ではないけれどギリギリアウトだそう(笑)
ギリギリアウトの時が多いという事は天候に恵まれた暖かい年には熟すので、その時はいいブドウが使えるし、本当はもう少し熟すのが理想だと思って収穫しても、もちろんワインの味に悪影響を与えることはありませんとの事でした(^o^)
基本的にはブドウは完熟を目指さないスタイルで、完熟すれば感動出来るような良いワインができるかもしれないし、飲んだ人に感動してほしいという気持ちもあるけれど、
完熟したワインは濃くなってしまうので1杯飲むには感動するけれどボトルで空けるとなるとまた別で、それ以上に食事と一緒に楽しめるような気が付いたら1本なくなっていたというような飲み心地の良いワイン造りを目指していることと、
完熟一歩手前の方がブドウの風味は良いのでその風味のピークで収穫するように心がけています(*´∀`)♪
特にソーヴィニヨン・ブランは青い香りが特徴なので完熟させないですし、ケルナーも中澤さんご自身が完熟させたケルナーが苦手なので早採りするのですが、その方が面白いワインになると思っています(*´ω`*)
赤ワインを造る時は最近全房発酵が流行っているけれどしっかり除梗して造るのですが、ただ赤ワインはまず造る余裕がないので無いものと思ってくださいとのこと(笑)
最後にピノ・ノワールの『ヴェレゾン』を見せていただいて、
飼っているニワトリを見させていただいて、お忙しい中、本当に勉強になる素敵なお話を色々と聞かせていただいて、素晴らしい時間を過ごせましたo(*^▽^*)o
ご自宅もとても素敵な雰囲気(*’▽’)
この裏にブドウ畑が広がっています(*^-^*)
『クリサワブラン』の原料となるブドウ畑(*‘∀‘)
2.7ヘクタールのこの畑に数十種類の品種が植えられています(^-^♪
『中澤一行』さんと『中澤由紀子』さんがいらしてくれました(*‘ω‘ *)
早速畑の説明とご案内をしていただきました(・∀・)
「栗澤醸造」の文字が入った作業着がまたとても素敵です(*^▽^*)
まずはゲヴェルツトラミネールから(^o^)
『ナカザワヴィンヤード』で最も栽培されているゲヴェルツトラミネール(^-^)
ゲヴェルツトラミネールは酸に気を付けなければならないけれど、その分確実に熟すので、中澤さん曰くこの土地に一番合っている品種は何かと聞かれたら迷わずこの品種と答えるとのこと(*^-^*)
やはりゲヴェルツトラミネールには特に思い入れがあるようです(*´ω`*)
こちらはピノ・グリ(・∀・)
本当にちょこっとだけ『ヴェレゾン』しかけています(^-^♪
ゲヴェルツトラミネールとオーセロワは、この岩見沢の冷涼な気候でも酸が落ちてしまうことがあるらしく、酸が落ちないように常に気を遣う品種はこの2種類のみで、
あとの品種は酸が残りすぎるくらいとのこと(^o^)
当初から白ワインだけを造るつもりで、2002年にブドウを植え始めて2005年までには白ワイン用の品種だけを植えきって増やしていきました(^▽^)
現在もほとんどが白ワイン用品種を栽培されていて、北海道の涼しい気候を活かすなら白ワインだろうという事で奥様と二人三脚でブドウ栽培とワインを造られています(^-^)
現在は植え替えにあたってピノ・ノワールを1割ほど栽培していて、極めて稀に赤ワインを造ることがありますが、『クリサワブラン』がおかげさまで大好評をいただいていて、あまりにも手に入らないと色んな所から言われているので、赤ワインにしている場合ではなく、『クリサワブラン』に回しているとのこと(^-^;
北海道を代表するもう一つの産地、余市との様々な違いを聞いてみたのですが、それぞれに一長一短があって、
余市の方が基本的に温暖で、圧倒的に安定して栽培と収穫ができるので、産地としては余市の方が上だと思っていて、
岩見沢の方が余市よりも寒暖差があるので成熟は進みやすく、条件さえ整えば余市よりも美味しいものが出来ると思っているのですが、安定して収穫量を上げるのが難しいとのこと。
厳しい土地の気候と肥料もやらない極力自然のスタイルで栽培しているため、収量予測がとても難しく、本当は『ヴェレゾン』も始まりつつあるこれくらいの段階から予測を立ててどんなタンクを使うかなどの仕込みを考えなければいけないけれど、大体外れるから今はあまり考えないようにしているそうです(笑)
こちらもゲヴェルツトラミネール(・∀・)
そしてこちらがオーセロワ(・∀・)
北海道以外では見ることのない品種なので新鮮でした(*’▽’)
枯れてしまった時だけ木を植え替えて少しずつ新しい品種も植えていくそう(^-^)
『ナカザワヴィンヤード』の畑の大きな特徴の一つに、草があまり刈られていないのですが、これは虫をはじめとした沢山の生き物がこの畑にいてほしいと思っていて、その住みかとしてこのようにしているとのこと(*´ω`*)
ケルナー(・∀・)
ケルナーは病気に弱く、枝が折れやすく芽が出にくいので、農薬を使わないスタイルでの栽培は非常に難しくて、枯れてしまうこともしばしば…
ケルナーはとても美味しいのでできるだけ残したいとは思っていて、枯れるまでは切ったりはしないのですが、新しくケルナーを植えることは考えていなくて、枯れたら違う品種を植えているとのこと(^-^)
『栗澤ワインズ』設立のお話を聞いて爆笑しているところ( ̄▽ ̄)
『ナカザワヴィンヤード』は同じ岩見沢にあり、20年以上の付き合いのある『コンドウヴィンヤード』と共同でワイナリー『栗澤ワインズ』を2017年に設立しましたが、
当初『コンドウヴィンヤード』の代表『近藤良介』さんが独立を目指していて、一緒にやらないですかと誘ってくれたとのこと(´∀`*)
それから1年考えた結果、二人で同じ会社を作っても必ず揉めるだろうと(今もぶつかる時はあるそうですが(笑))至極真っ当な理由で、奥様と一緒にやるのはよそうという決断に至り、その話を中澤さんが家に呼んで断ろうと思っていたら、逆に近藤さんは1年も待たせておいて今日こそうんと言わせてやる!という意気込みで来てしまって、結局押しに負けたというか話の流れで一緒にやる事になったという非常に面白いお話でした(*´▽`*)
肥料を全然やらないスタイルなので、木の勢いは弱く、自然に任せているので、もっと背が高くて、葉っぱが沢山あって、びっしり実が成っているのが優秀な畑ですが、ウチはそうじゃないんですと笑って仰っていましたが、
肥料をあげて樹勢を強くするのは簡単だけれど、目指しているのは美味しいワインを造るという事なので、そのために何をしたらいいのかを常に考えてやっている結果がこの畑の姿だと笑顔で仰っていました(*^▽^*)
最後にピノ・ノワールが植えてあるところを見せていただきました(*´▽`*)
ピノ・ノワールは『ヴェレゾン』がいい感じに進んでいてとても綺麗でした(*^▽^*)
自分たちの名前よりも『クリサワブラン』の方が有名になってしまっていて、そういうワインは世の中にあまりないので、そんなワインを自分たちが造れているのは、とてもラッキーだと思っていて、この先も『クリサワブラン』を造り続けていくのが自分たちの使命と仕事だと思っていると仰っていました(*^▽^*)
ウサギ用の罠ですが、アライグマばかりかかるそう…(^-^;
『クリサワブラン』がなかなか欲しい人に行き渡らないのはとても心苦しいので、1本でも多く造ってみなさんに楽しんでいただけるよう努力しますと仰っていました(*^▽^*)
『中澤一行』さんと記念撮影(*´▽`*)
お忙しい中、お時間取ってくださって聞きたい事に全て丁寧に答えてくださって、何よりも本当に素敵な人柄で益々ファンになりました(*^▽^*)
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