鴇(トキト) ワイナリーこのはな ワイナリー&畑見学と桜山公園 秋田県鹿角市

ワイン

秋田県鹿角市花輪にある『ワイナリーこのはな』へ行ってきました♪

JR鹿角花輪駅から歩いて15分ほどの新町商店街の中にあるこちらのワイナリー(^-^)

試飲も楽しめるワイナリーなので、公共交通機関から徒歩圏内にあるというのは大きな魅力です(* ^ー゚)

この鹿角花輪は『祇園囃子』、『神田囃子』と並ぶ『日本三大囃子』の『花輪ばやし』が毎年8月下旬に行われることでも有名な町で、僕も縁あってこのお祭りに毎年出させていただいているのでとても思い入れのある町でもあります(*゚▽゚*)

ワイナリーから道を挟んだ向かい側にショップがあってまずはそちらを訪れましたヽ(・∀・)ノ

ワイナリーの名前は日本神話で最も美しいとされている女神『木花咲耶姫』から名付けられていて、こちらで造られているワイン『鴇(トキト)』の日本のブドウ品種『小公子』で造られたワインは豪華寝台列車『トランスイート・四季島』でも採用されていて、赤ワインなのに刺身などと相性がいいことから僕も個人的に好きで、なかなか見かけることが少ないだけに鹿角花輪に来たら毎度買っているワインです(^o^)v

また、赤ワインは日本固有の『ヤマブドウ』品種をルーツに持ち、日本で誕生したブドウ品種のみで全て造られてて、大抵どこのワイナリーも『メルロー』や『ピノ・ノワール』や『カベルネ・ソーヴィニヨン』などといったヨーロッパ系ブドウ品種を使ったワインをリリースしているのですが、こちらではそれが一切なく、そのこだわりが個人的にはとても好きなワイナリーです(*^ヮ^*)

ショップでは社長の『三ケ田一彌』さんと奥様の『三ケ田美香子』さんがいらして、事前に伺うことを伝えていたため、早速『三ケ田一彌』さんに素敵な旧車の『アルファ・ロメオ』で畑へと案内していただきました(‘-‘*)

ワイナリーこのはな』は『鴇(トキト)』という銘柄で全てワインをリリースしていて、この『鴇』はその名の通り秋田県小坂町の鴇地区で栽培されたブドウのみを使って造られているから(^▽^)

ワイナリーのある花輪の町から車で約30分ほどの場所にこの鴇地区があるのですが、訪れたのが4月の下旬ということもあり、豪雪地帯でもあるこの辺りではちょうど桜が満開を迎える時期で道中も美しい桜と自然の風景を眺めながら楽しく向かうことができました(*´∀`)

畑に着くと棚仕立てで栽培されている風景が広がっていて、これから萌芽(ほうが)が始まろうとしている畑を歩きながら様々なことを教えていただきました(*^-^*)

僕も大好きな『小公子』の苗は『日本葡萄愛好会』に入らないと買うことができないそうで、

この『日本葡萄愛好会』は1961年(昭和36年)に東京・国立で発足され、日本葡萄の品種改良や栽培に於けるパイオニアであり日本の気候風土に合う数多くのブドウ品種を生み出した日本の葡萄の父である『澤登晴雄』の遺志を受け継いで様々な研究や活動している会のこと(^-^)

小坂町で栽培されている多くの品種は、日本葡萄愛好会創始者の『澤登晴雄』が育成されたもので、昭和63年に栽培の許可を得たのが小坂町のぶどう栽培の始まりで、

『小公子』がこの地に植えられたキッカケは『ワイングランド』に『小公子』の苗が間違えて混じっていて、成長してから気付いてその魅力を知り、この地区で増えていったこと、

ワイナリーこのはな』がこの地区では『小公子』は一番古い木があること、

この小坂町は平成元年に竹下内閣によってふるさと創生事業費として全国の市町村に対し1億円が交付されたことがあり、炭鉱で栄えていたものの炭鉱が廃れ、早急に次の産業を見つけなければならない時に小坂町はその交付金で試験農場を整備してワインプロジェクトを立ち上げ、そこに『澤登晴雄』が来たことをきっかけに『ヤマブドウ』栽培地になったこと、

その主力は『ヤマブドウ』品種の『ワイングランド』で当初はこの一帯『ワイングランド』ばかりだったということ、

当初『ワイングランド』主体だった理由は『ワイングランド』は粒も大きく搾汁率も高いことと、

ほとんどが比較的酸味が強い『ヤマブドウ』系品種の中でもクセが少ないので、湯呑みなどでも気軽に飲めるワインを造って町作りを目指していた考えに一番適切だったからとのこと、

現在『ワイナリーこのはな』では赤ワイン品種はそんな主力の『ワイングランド』のほか、『小公子』と『ヤマ・ソーヴィニヨン』の3種類が主軸になっていて、現在同じく『ヤマブドウ』系品種の『ヒマラヤ』と『岩松』も新しく植え始めたとのこと、

『岩松』はこの秋田県花輪が発祥のブドウ品種で2021年現在では北海道の『マオイ自由の丘ワイナリー』とこの『ワイナリーこのはな』でしか栽培されていない品種だということ、

今回案内していただいた畑の広さは約0.5ヘクタールで、八幡平と十和田湖の間にあり、平均して樹齢は20年くらいとのこと、

『ヤマブドウ』系品種は病気に強いというメリットがあることや色素が強いので日本では品種や気候によっては色が出にくいことも多いのですが、その心配がほとんどないこと、

『ワイングランド』はブレンド用に非常に向いている品種だと考えていること、

ワイン造りの歴史としては秋田県横手の人たちが山形県の『朝日町ワイン』などでブドウ栽培を教わって、気候が山形と大体2週間くらい違うので、教わったことをそのまま横手の人たちが実践して、その横手の人たちに鹿角の人たちは教わってという形で発展してきたこと、

垣根仕立てでの栽培もチャレンジはしてみたもののこの土地ではあまり上手くいかなくて棚仕立てでの栽培がほとんどだということ、

樹液が滴っている状態の木も見ることができてとても面白かったです(*゚▽゚*)

因みにこの樹液、舐めたら味はどうなんですかと聞いたところ、別に美味しくないとのこと(笑)

農薬使用の話になったのですが、『ボルドー液』というフランスで誕生して120年以上経っているものの今でも幅広い果樹栽培などに使われて重宝されている殺菌剤として使われる硫酸銅と消石灰の混合溶液があるのですが、これは自然に存在する物質を用いた薬剤で世界中で有機栽培でも認められているものなのですが、実際農薬ではあるもののそういった理由から農薬と言っていいのか議論が分かれていて、

もし例えば専門家の人たちなどにこの『ボルドー液』を何回使ってますか?と聞かれた時には同時に収穫までに雨が何回降りましたか?って聞いてくれないとフェアじゃないと思っている、

何故なら雨で流れてしまうもので残留しないので、言ってしまえば雨が降って流れてしまうから何回も使う訳だからということを仰っていたり、

ウチだけがいいっていう話じゃないから周りの農家の人たちと合わせて薬剤散布などはしなければいけないこと、

ブドウは栄養がありすぎると逆に病気になりやすいこと、

草刈りはとても重視していて、手が入っていない畑は病気が出やすくなるので、いかに病気が出た時に早期発見できるかをとても注意して栽培していること、

現在このワイナリー唯一の白ワイン品種でアメリカ系品種『ポートランド』を栽培したキッカケは、試験農場にたまたまあったものを選んだそう(^▽^)

因みに『ポートランド』は食用ブドウなのですが収穫のタイミングが非常に短くて難しい品種なので、全国的にも栽培している農家は少ないです(^^;

三ケ田さんの考えでは例えば『巨峰』もこの土地の気候でも実は成るけれど、これが完熟するかはまた別の話で北限は山形県くらいまでだと思っていることも仰っていました(‘-‘*)

畑を案内していただいた後はブドウ畑を眺めながらお待ちかねのワインの試飲ヽ(*´∀`)ノ

ここでは『鴇・小公子・無濾過生詰 2018年』をいただきながら自然と風とテロワールを感じながら三ケ田さんと今後のどのようにしていこうかというヴィジョンや

元々三ケ田さんの実家はリンゴをはじめとした青果店をやられていて、昔からリンゴに携わっていたことから現在はシードルやアップルブランデーにも力を入れていて、こちらももっと広めていきたいということ、

以前はリンゴの搾りかすは産業廃棄物として捨てていたのですが、三ケ田さんがこの地のブランド牛『かづの牛』に芯を取って与えたところ食べてくれたので、今では搾りかすは『かづの牛』の餌になっていて、リンゴの搾汁の時期になると牛も分かっているらしくモーモーうるさいらしいです(笑)

そんな様々なことを話しながらワインをいただいて贅沢な時間を過ごせました(*^▽^*)

花輪に戻ってからは奥様の『三ケ田美香子』さんに案内していただいて醸造所を見せていただきました(*´∀`*)

現在は作業は一通り終わって機材も清掃してあるのですが、一番早く収穫できるのは『小公子』で、基本的に9月から収穫が始まること、

1t収穫したらワイナリーにブドウを運んでくること、

年内はブドウを収穫して醸造してを繰り返し、1月になったらリンゴを醸造して3月頃に全て瓶詰めが終わるようなサイクルになっていること、

赤ワインは10月頃に造ってひと冬寝かせてから年が明けて3月に瓶詰めをすること、

現在は温度調整できる密閉タンクが3機しかないので、発酵段階では密閉タンクでして、発酵が終わったら開放タンクに移してじっくりと熟成をさせるそうで、限られた中でのタンクの動かし方が難しいこと、

酒石のこびり付いたタンクの洗浄がとても大変だということ、

それぞれ説明を受けながら瓶を洗うリンサー、瓶詰め機、コルク打栓機、日本酒と同じ様な感じで12本くらい入る瓶を入れて煮沸殺菌する鍋を見せていただき、

基本的には醸造期間は3人でやられていて、ラベル貼りやコルクの打栓に至るまで全て手作業ということもあり瓶詰め作業も1日平均500本くらいずつしかできないこと、

元は三ケ田さんの祖父がここで青果店を営んでいて(青果店にしてはかなり広いので当時どんな感じだったのか非常に興味深いですが)、その後パチンコ屋に貸していて、パチンコ屋が廃業して再び三ケ田さんのもとへ戻ったこの建物はとてもしっかりした造りで夏でも温度が高くならず、極力少人数で作業できるように破砕機や圧搾機など様々な機材が配置され、ブドウ本来のピュアな果実味を出すために木樽を使わずステンレスタンクのみで熟成させていて、

貯蔵庫も見せていただき、パチンコ屋時代からあった金庫の中にもボトルが入れられていてこれがちょっとカッコ良かったです(*゚▽゚)

ショップへ戻り、ここでも『ワイングランド』については思い入れが一番あり、こだわっていることなど、色々な話を聞きながら『鴇』の『ワイングランド・ロゼ』、『ヤマ・ソービニオン・辛口・無濾過生詰』、『ヤマ・ソービニオン・極甘口』、『ワイングランド』の辛口と甘口、『辛口赤ワイン』、『ポートランド・スパークリング』、『ポートランド』の甘口と辛口、『かづのシードル』、

『三ケ田一彌』さんに作っていただいた『かづのシードル』と『アップルブランデー』を使ったカクテルなどを試飲させていただき、本当に楽しく、勉強もさせていただいて素晴らしい時間を過ごすことができました(*´∀`)♪

ワイナリーこのはな

〒018-5201 秋田県鹿角市花輪下花輪171

0186-22-2388

ワイナリーこのはな』のワイナリー外観(*゚▽゚*)

アーケードのある商店街の中にあります(^O^)

そしてワイナリーの向かいにあるショップヽ(・∀・)ノ

ショップ内には『鴇』のワインがずらり(*^ヮ^*)

天気の気温も良いので早速畑へとカッコいい旧車の『アルファ・ロメオ』で連れて行っていただきましたヽ(*´∀`)ノ

道中の桜も満開で美しかったです(*´∀`*)

小坂町鴇(トキト)地区にある『ワイナリーこのはな』の自社畑に到着ヽ(・∀・)ノ

棚仕立てのブドウ畑が広がっていてとてもいい風景(*’ω’*)

新しく植えられた『ヤマブドウ』品種の『ヒマラヤ』(^-^)

こちらも比較的最近植えた『岩松』(^O^)

社長の『三ケ田一彌』さん(^▽^)

聞けば何でも丁寧に答えてくださって小坂町のブドウ栽培の歴史から日本葡萄の品種改良や栽培に於けるパイオニアであり日本の気候風土に合う数多くのブドウ品種を生み出した日本の葡萄の父である『澤登晴雄』のこと、

『ワイングランド』や『小公子』や『ポートランド』について特に色々と楽しいお話が聞けました(*^O^*)

樹液が滴っている状態の木も見ることができてとても面白かったです(*゚▽゚*)

因みにこの樹液、舐めたら味はどうなんですかと聞いたところ、別に美味しくないとのこと(笑)

ブドウ畑をバックに豪華寝台列車『トランスイート・四季島』でも採用されている『鴇(トキト)・小公子・無濾過生詰 2018年』(*´∀`)

『アルファ・ロメオ』と『鴇(トキト)・小公子・無濾過生詰 2018年』(‘ω’*)

『三ケ田一彌』さんと『アルファ・ロメオ』と『鴇(トキト)・小公子・無濾過生詰 2018年』(*´▽`)

この畑で育てられたブドウで造ったワインを畑を眺めつつ、自然と風とテロワールを感じながら飲むワインは最高の贅沢です(*^▽^*)

ワインを飲みながらゆったりと様々なことを談笑しながら素敵な時間を過ごせましたヽ(*´∀`)ノ

ワイナリーに戻ってからは奥様の『三ケ田美香子』さんに案内していただいて醸造所を見学させていただきました(*’ω’*)

仕込みは全て終わっているので綺麗に洗って置かれていました(*^^)

左に瓶詰め機、右にボトルリンサー(^-^)

煮沸消毒用の鍋(^O^)

発酵タンクと熟成させる開放タンク(^O^)

1t収穫したらワイナリーにブドウを運んでくるとのこと(´▽`)

除梗破砕機(^O^)

ボトルリンサーの仕組みを教えていただきましたヽ(・∀・)ノ

こちらは瓶詰め機(^O^)

少し分解されていて分かりづらいですが、と仰っていましたが、分かりやすく説明していただいたおかげでよく分かりました(‘-‘*)

貯蔵庫(^O^)

金庫の中に熟成のワインが置かれているのが素敵です(*゚▽゚*)

ショップに戻ってからは試飲タイムヽ(*´∀`)ノ

『かづのシードル』とアップルブランデーを使ったカクテルもいただきました(*´∀`*)

当たり前ですがめっちゃ美味しかったです(*´▽`)

鹿角で作られた生ハムと共に(*^-^*)

三ケ田さん御夫妻とワインをいただきながらここでも『ワイングランド』への思い入れをはじめ様々なお話を聞かせていただき本当に楽しい時間を過ごせました(*^▽^*)

珍しい酒石が溜まった『鴇・ポートランド』もいただきました(*´∀`)

以前に訪れた時の様子ヽ(・∀・)ノ

この時は『花輪ばやし』が終わった後でした(*^^)

それぞれ『小公子』、『ヤマ・ソービニオン』、この二つに『ワイングランド』をブレンドした赤ワインの飲み比べ(’-’*)♪

ラベル貼り作業(‘-‘*)なかなかこうやってじっくり見ることも少ないのでパラパラ漫画風に写真撮らせてもらいました( ̄▽ ̄)

以前に訪れた所ですが、桜の時期に鹿角を訪れたら花輪の景色を一望できる『桜山公園』の桜がとてもお勧めです(* ^ー゚)

公園内にある『桜山護国神社』の風情も素晴らしいです(*´∀`*)

動画ではないので伝わらないですが、ウグイスも鳴いていてとても癒されました(*’ω’*)

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