徳川家ゆかりの江戸時代から続き、『国の特別名勝』及び『国の特別史跡』にも指定されているこの庭園は、桜や桃もさることながら、六代将軍『徳川家宣(とくがわいえのぶ)』が庭園を大改修したとき、その偉業を讃えて植えられたといわれる樹齢300年の松や菜の花畑、都内で現在では唯一の海水を引き入れ、潮の満ち引きで趣を変える池”潮入の池”など見所満載(*´∇`*)
池にはボラをはじめ、セイゴ、ハゼ、ウナギなどの海水魚が棲んでいて、周囲に配置された岩や石にはベンケイガニなどが棲み、フジツボなどが付いているという庭園の池としては何とも珍しいものです(^-^)
そして鴨を捕らえるための仕掛けがある”鴨場”もあり、離宮時代には園内に鷹部屋や鷹師宿舎、鷹匠小屋、調理所などがあったそう(^-^)
周りを高層ビルと大通りに囲まれていながらも庭園内はその都会の喧騒から隔離されていてとても静かで落ち着いた趣(*´-`)
そして高層ビルと春の花々との共演も都会ならではの風流を感じました(*^-^*)
元々この地は、寛永年間(1624~1644年)までは徳川将軍家の鷹狩場で、一面の芦原だったものを、四代将軍『徳川家綱(とくがわいえつな)』の弟で甲府宰相の『松平綱重(まつだいらつなしげ)』が承応3年(1654年)、将軍から海を埋め立てて甲府浜屋敷と呼ばれる別邸を建てる許しを得て建物を建てました(^-^)
その後、『松平綱重』の子供の綱豊(後の家宣)が六代将軍になったのを契機に、この屋敷は将軍家の別邸となり、名称も「浜御殿」と改められました(^o^)
以来、歴代将軍によって幾度かの造園、改修工事が行なわれ、十一代将軍『徳川家斉(とくがわいえなり)』の時にほぼ現在の姿の庭園が完成し、明治維新の後は皇室の離宮となり、名前も「浜離宮」となりました(^-^)
その後、関東大震災や戦災など、度重なる災害によって、御茶屋など貴重な建造物が焼失したり樹木が損傷し、往時の面影はなくなったものの、昭和20年(1945年)11月に東京都に下賜され、整備のうえ昭和21年(1946年)4月から有料公開されるに至っていて、現在の素晴らしい庭園になっています(*´-`)
ゆったりと庭園と桜や菜の花をはじめとした春の花を楽しむにはとても素晴らしい場所でお勧めですよ(*^▽^*)
★浜離宮恩賜庭園
〒104-0046 東京都中央区浜離宮庭園1−1
03-3541-0200
アクセス:新橋駅から徒歩約12分 ゆりかもめ 都営地下鉄大江戸線 汐留駅から徒歩約7分
入園料:一般 300円 :65歳以上 150円:小学生以下 無料
:みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)は無料
庭園へ続く橋もまた見事です(*´-`)
庭園入口(^-^)
広大な庭園のあちらこちらに多くの花が咲き誇っていました(’-’*)♪
高層ビルと桜の組み合わせが都会ならではで、何とも素敵な風景です(*^-^*)
一面に鮮やかな黄色で彩られた菜の花も見応え抜群です(*´∀`)♪
桜と菜の花(’-’*)♪
都内最大級の黒松、樹齢300年の松も圧巻の迫力(*^O^*)
歴史の重みすら感じます(^-^)
横から見た松(^o^)
説明もちゃんとあります(^-^)
青もみじも素晴らしい(*´-`)
この日は天気も良く、空の青さも相まって素晴らしいお花見日和でした(*^-^*)
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