『南部鉄器』や『南部杜氏』を生み出した『さんさ』の街、岩手県盛岡市。
季節は春。
桜の花びら舞い踊り、『宮沢賢治』や『石川啄木』らが青春時代を過ごしたこの街に着いてまず向かった先は2021年現在で『全国新酒鑑評会』で唯一の12年連続金賞受賞中の酒蔵であり、杜氏の『藤尾正彦』さんは2005年に『現代の名工』にも選出された明治4年創業、岩手を代表する日本酒を造る酒蔵『あさ開』の酒蔵見学へ行ってきました♪
南部藩士だった七代目『村井源三』が武士を辞め、明治4年に現在の地で創業し、侍から商人としての再出発と、明治という新しい時代の幕開けにかけて『あさ開』の名を付けたとのこと(^-^)
岩手県発祥の『南部杜氏』は全国にその名を馳せている代表的な杜氏集団ですが、『あさ開』もまた『南部杜氏』の筆頭とも言うべき
輝かしい受賞歴と観光バスも何台も止めることができる駐車場があるほど非常に大きな規模の酒蔵で、お酒好きにはもちろん、その他多くの人も訪れる盛岡を代表する観光地のひとつになっています(*´∀`*)
また周辺には桜の名所『盛岡八幡宮』や第19代内閣総理大臣『原敬』の墓所もある『大慈寺』など、見所のある名所も沢山あります(* ^ー゚)
早速受付を済ませてから蔵の方に案内していただきましたヽ(*´∀`)ノ
酒蔵の敷地内には『八幡稲荷神社』が鎮座し、最初にそこを通って昭和63年の暮れに竣工したことから名付けられた趣ある外観の『昭和旭蔵』へ(^O^)
『昭和旭蔵』の玄関には酒蔵には必ず飾られている杉玉が飾られていて、『あさ開』では毎年11月中旬くらいにその年の新酒を上槽し、新しい杉玉が飾られるとのことや
一番最初に絞られるお酒は”純米酒”で、その後”純米大吟醸”と続いてどんどん新しいお酒が造られていくこと、
12年連続で金賞受賞している『新酒鑑評会』は毎年5月に開かれ、平成30年間の間に22回金賞を受賞しているとのことで蔵の中には賞状や受賞した当時のお酒の瓶が飾られていたり、
『あさ開』は機械で造るお酒と杜氏を中心とした蔵人が手造りで造るお酒の2通りがあり、
酒蔵見学ではまずお酒のサンプルなどを分析する研究室から始まり、
手造りのお酒の工程の説明を受けながら、
室温28~30度の中、48時間かけて手作業で米麹を作る麹室、
出来上がった約40℃まで上がった米麹を棚に広げて10℃前後まで自然に下げる麹枯し場(出麹室)、
甑(こしき)と呼ばれる大きな釜で蒸気でお米を蒸し上げる釜場、
酒母と蒸米と麹と水を混ぜて仕込んで醪(もろみ)を作る酛場(仕込室)、
出来たお酒を搾る槽場(搾り室)、洗い場を見て回り、
そこからコンピューターでコントロールして造られる吟醸発酵室、
最大一升瓶換算で2万本分くらいの麹を仕込むことができる自動製麹機室、全自動発酵タンクのある発酵タンク室、原料処理室、釜場と順に見て回って、精米された酒米の王様『山田錦』、岩手生まれの酒米『結の香』や『吟ぎんが』などを見て、精米時に磨き落としたお米は捨てずに米粉として使われたり、家畜の餌になったりと全て無駄なく使っていることを説明していただいて『昭和旭蔵』を出てからは、
隣の蔵で機械で洗瓶、お酒の瓶詰め、殺菌するための熱処理、熱処理した瓶を冷ます、ラベルを貼るなどの工程を行う施設を見せていただいて見学は終了(*^-^*)
昔ながらの手づくりの工程と最新機械による近代的な工程を両立しながら上質な酒造りをしている『あさ開』の蔵見学を存分に堪能できて勉強になりました(’-’*)♪
ショップ兼試飲もできる『地酒物産館』での無料試飲では『あさ開』の酒蔵限定販売の”熟麗・特別純米”、サーバーから直接瓶詰めする”大吟醸・生原酒”をはじめ”純米大吟醸・新酒”、”特別純米・やわらか”、『山田錦』と『吟ぎんが』をブレンドして造られた”純米大吟醸・and”、貴醸酒の古酒”2001年上槽・熟成からの目覚め”、”純米・にごり酒”、あま酒をいただき、
そして有料試飲では『あさ開』のフラッグシップ”大吟醸雫酒”や”純米大吟醸・四割磨き・極上”をはじめ、”結の香・純米大吟醸”の生原酒と火入れをいただきながら岩手の酒造好適米『結の香』や『吟ぎんが』などの岩手県の酒米や様々な賞を受賞したお酒の話などで盛り上がりました(*^▽^*)
充実した時間を過ごせた『あさ開』を後にしてからは、
すぐ近所にある江戸時代初期に活躍したとされる伝説的な彫刻職人『左甚五郎』の作と伝えられている木像七福神はじめ多くの文化財を有する『永泉寺』と
第19代内閣総理大臣『原敬』の墓所もある『大慈寺』を見て回り、
それからこちらも近所にある本殿を含めて境内に12の社(やしろ)が鎮座する盛岡の総鎮守にして県下一の大社で、神事の『チャグチャグ馬コ』、「山車大絵巻パレード」などが行われる例大祭『盛岡秋まつり』、『流鏑馬神事』などが有名な『盛岡八幡宮』へ行ってきました(*゚ー゚)
この『盛岡八幡宮』は春のこの季節は桜がとても美しく、盛岡の桜の名所でもあります(*´∀`*)
延宝8年(1680)、「花輪殿様」と呼ばれ親しまれた盛岡藩3代藩主『南部重信』により建立されました(^o^)
神社の朱塗りは見た目の美しさだけでなく、雪国の長く厳しい風雪から劣化を防ぐ効果もあるそうです(^-^)v
風に舞う桜吹雪が荘厳な『盛岡八幡宮』により一層風流な趣を与えてくれて素晴らしい風情を楽しみ、境内にある『岩手護国神社』も満開の桜に彩られたとても素晴らしい趣で、大充実の時間を過ごせました(*^▽^*)
★あさ開
★永泉寺
〒020-0828 岩手県盛岡市大慈寺町8−22
★大慈寺
〒020-0828 岩手県盛岡市大慈寺町5−6
〒020-0872 岩手県盛岡市八幡町13−1
とても広大な敷地を有する『あさ開』(’-’*)♪
岩手を代表する酒蔵です(*^-^*)
大型バスが何台も止めれるほどの広い駐車場があります(^O^)
盛岡の代表的な観光地にもなっているようです(*´▽`)
敷地内には昔ながらの趣ある蔵もあります(‘-‘*)
ショップ兼試飲も楽しめる『地酒物産館』(*^^)
酒蔵見学の受付もここで行われています(* ^ー゚)
酒蔵見学がスタートし、まずは鳥居をくぐって『昭和旭蔵』を目指します(^-^)/
鳥居を進むと『八幡稲荷神社』が鎮座していました(^-^)
酒造りが行われる趣ある外観の『昭和旭蔵』(*´∀`*)
昭和63年の暮れに竣工したことから名付けられました(^O^)
2021年現在で『全国新酒鑑評会』で唯一の12年連続金賞受賞中の酒蔵で、その他様々な賞を受賞していて、エントランスをはじめ館内には数多くの賞状やトロフィーが飾られています(*゚▽゚)
お酒のサンプルなどを分析する研究室(^O^)
麹室(^O^)
麹枯し場(出麹室)(^O^)
昔ながらの木桶もあります(^▽^)
吟醸発酵室(^O^)
洗い場(^O^)
自動製麹機室(^O^)
酒母室(^O^)
櫂棒も飾られていました(^O^)
昔から酒造りに使われる道具で『櫂入れ』という酒母や醪(もろみ)をかき回して発酵に最適な温度に保つために使われます(´▽`)
コンピューター制御で酒造りが行われる工程の説明も分かりやすく紹介されています(* ^ー゚)
精米した酒米も見ることができます(*´∀`)
ここにも賞状がびっしり!(*゚ー゚)
『昭和旭蔵』に続いてお酒の瓶詰めやラベル貼りなどをする施設へヽ(・∀・)ノ
四合瓶も一升瓶もここで商品として出荷できる状態になります(‘-‘*)
模型でも酒造りの様子が紹介されています(´∀`)
楽天からも賞をもらっています(^O^)
昔の『あさ開』のラベルがずらり(*’ω’*)
岩手県で生まれた酒造好適米『吟ぎんが』の紹介(・∀・)
酒蔵見学の後はショップ兼試飲もできる『地酒物産館』でまずは試飲ヽ(*´∀`)ノ
まずは酒蔵限定の年4回リリースされる『熟麗』シリーズから”熟麗・特別純米”(´∀`)
通常日本酒は二回火入れするのですが、こちらは一回火入れのお酒でその季節にしかリリースされないお酒です(‘ω’*)
サーバーから直接瓶詰めする”大吟醸・生原酒”も酒蔵限定商品です(*^O^*)
有料試飲の高級酒も全ていただきましたヽ(*´∀`)ノ
岩手県で誕生した大吟醸用の酒造好適米『結の香』を使った”純米大吟醸”の生原酒と火入れの飲み比べ(*´▽`)
酒米の王様『山田錦』を使った『あさ開』の最上級酒のひとつ”大吟醸雫酒”(*^-^*)
その名の通り新酒の”純米大吟醸・新酒・生原酒”も(*゚ー゚)
世界最大級のワイン品評会『インターナショナル・ワイン・チャレンジ』のサケ部門で銀賞受賞した”特別純米・やわらか”(*´∀`)
『山田錦』と岩手生まれの酒造好適米『吟ぎんが』をブレンドして造られた”純米大吟醸・and”と貴醸酒の古酒”2001年上槽・熟成からの目覚め”(*゚▽゚*)
どちらもとても珍しい造りのお酒です(*´▽`)
日本酒の酒造りの工程を詳しく知ることができて、素晴らしいお酒も存分に堪能できて大充実の時間を過ごせました(*^▽^*)
通りすがりに見つけた江戸時代初期に活躍したとされる伝説的な彫刻職人『左甚五郎』の作と伝えられている木像七福神はじめ多くの文化財を有する『永泉寺』ヽ(・∀・)ノ
境内にはとても見事な桜の巨木もありました(*゚▽゚)
第19代内閣総理大臣『原敬』の墓所もある『大慈寺』ヽ(・∀・)ノ
特徴的な山門が目を引きます(*^^)
こちらが『原敬』の墓所(^-^)
素晴らしいお寺でした(*´▽`)
盛岡の総鎮守にして県下一の大社で、神事の『チャグチャグ馬コ』、「山車大絵巻パレード」などが行われる例大祭『盛岡秋まつり』、『流鏑馬神事』など様々な祭りが行われることでも有名な『盛岡八幡宮』へヽ(・∀・)ノ
境内には屋台も出ていました(´∀`)
境内は桜吹雪がまるで歌舞伎の舞台のように舞い踊っていて素晴らしい風情を楽しめました(*^▽^*)
駐車場もとても広くここにも沢山の桜が咲き誇っていました(‘ω’*)
本殿の見事な朱塗りは見た目の美しさだけでなく、雪国の長く厳しい風雪から劣化を防ぐ効果もあるそう(^▽^)
『盛岡八幡宮』境内にあるこちらも素晴らしいお花見が楽しめる『岩手護国神社』(*゚▽゚*)
落ち着いた風情の中、お花見を存分に楽しんで『岩手護国神社』
『盛岡八幡宮』
立派な赤鳥居が印象的な『盛岡八幡宮』(*^-^*)
境内の至る所に桜が咲き誇っていて、桜吹雪を浴びながら散策しました(*´∀`)♪
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