北海道・余市ワイナリー巡りにて、『ドメーヌ・モン』の『山中敦生』さんに電話していただき、繋げていただいて日本最高峰の『ツヴァイゲルトレーべ』を使ったワインを生産している登地区にある『登醸造』へ行ってきました♪
坂道を上り、ワイナリーにたどり着いてからは畑の方へ伺ってオーナーの『小西史明』さんにお会いできましたヽ(*´∀`)ノ
『登醸造』は約1.9ヘクタールあるぶどう畑の大半1.6ヘクタールで『ツヴァイゲルトレーべ』を栽培し、その他に約0.3ヘクタールを『ケルナー』、試験的に『メルロー』、『ミュスカデ』、『グリューナーヴェルトリーナー』、『ソーヴィニヨン・ブラン』なども少数ずつ栽培されていて、
自社ワイナリーでは『セツナウタ』という『ツヴァイゲルトレーべ』を使った銘柄1つだけを少量リリースされていて、その他の栽培されたぶどうのほとんどは栃木県にある『ココファーム・ワイナリー』に出荷され『こことあるツヴァイ』という銘柄でリリースされています(*^^)
北海道はドイツ系品種が多かったのですが、近年気温が暑くなってきていて、今後を考えて色々とほかのブドウ品種の栽培をされていて、去年は積算温度が1400度を越えて『カベルネ・ソーヴィニヨン』ができるくらいの気温だったとか…(^^;
オーナーの『小西史明』さんは秋田県出身で東京の『全国農業会議所』で勤務された時に新規就農者の人たちと話したり、ワインバーで飲んだワインに感銘を受けて自分でもぶどう栽培をしワインを造りたいと思い立ち、2009年余市町に移住して『10Rワイナリー』の『ブルース・ガットラヴ』さんの下での醸造研修を経て、2011年より自社農園にて栽培を始められました(・∀・)
畑でお会いしてからは、ぶどう畑の説明をまず聞かせていただき、先に書いた『ココファーム・ワイナリー』にぶどうのほとんどを出荷していて、一部で『セツナウタ』を自家醸造しているのですが、『セツナウタ』の数量を増やすなどの生産割合を今後変えられるのかを聞いたところ、『ココファーム・ワイナリー』との契約が数年契約ということもあり、また自分でこれ以上本数を増やして売るとなると大変になるので今後も変わることはないとのことでした(^-^)
今回の余市のワイナリーで僕個人的に必ず聞きたかったことのひとつに熟成について、ワインを造ってる方々はどのように考えているのかをテーマにしていたんですが、それを小西さんに伺ったところ、やはり理想は3年くらい熟成させたほうが個人的には良いと思うとおっしゃられていました(‘-‘*)
そして隣の畑は『北海道ワイン』へぶどうを出荷している「ぶどう作りの匠」と称される『北島秀樹』さんの畑であることも教えていただきました( ^∀^)
続いて醸造所を見せていただき、家の一部を改装してワイナリーにしたこと、『バスケットプレス』は手動式のものを使っていることや『セツナウタ』の醸造の手順などを教えていただきながら『セツナウタ』の2018年とまだリリース前の新しいヴィンテージの2019年を飲み比べさせていただきましたヽ(*´∀`)ノ
『セツナウタ』の醸造は3つの異なる方法で醸造しそれを最後にブレンドして造られていて、1つ目は収穫後すぐ搾汁したもの、2つ目は除梗破砕して16日間漬け込み後に搾汁したもの、3つ目は収穫後に全房で40日間『マセラシオン・カルボニック(ぶどうを破砕せずにタンク内で二酸化炭素を充満させて酸を柔らかくフルーティーに仕上げる方法)』後に搾汁し、2018年ヴィンテージはこれらを80:10:10で混ぜ、補糖・補酸なしでステンレスタンクに投入し野生酵母で醸造するのですが、
2019年は2つ目の工程の醸しを50%の比率にしているので、今までのヴィンテージは見るからにロゼでしたがほぼ赤ワインといってもいいくらいの濃い色調になっていました(^▽^)
造り始めた最初は『ブラッシュ(収穫後すぐ搾汁したもの)』だけで造っていたのを、やはり『ツヴァイゲルトレーべ』は皮の旨みがいいなと思ってだんだん醸しの比率が高まってきて現在に至るとのこと(*゚ー゚)
ステンレスタンクの上に付いているものが気になって聞いたところ、『発酵栓』という発酵により出る炭酸ガスを逃がして空気中の雑菌や空気が入らないように水の層で外気を遮断ものなのだとか(・∀・)
畑と醸造所を見せていただいてワインも試飲し様々なお話を聞かせていただいてからは、何だか盛り上がって小西さんが収穫したぶどうを入れるケースを外に並べて椅子とテーブルを作ってくださって、ボトル1本空ける勢いでさらにゆっくり様々なことをお話できました(*^0^*)v
僕の経験上、ぶどう栽培をしている人やワイナリーに限らず、伝統工芸の職人の人たちにも言えることなのですが、自分たちが作ったものが末端の消費者にどれだけ評価されているのか、どのように飲まれている(使われている)のかを知らない人が多く、素晴らしいものを作っている人たちがそれを知らないなんて…とモヤモヤする事が多々あるのですが、今回もそのような感じを少し受けたのでめっちゃ熱弁してしまいました…(^^;
飲んで様々な話で盛り上がっていると、こちらで飼われている猫がひょっこり姿を現したので、近づいて戯れたりととても癒されました(*´∀`*)
「せつない時に、このワインをかたわらに置いてほしい」という思いを込めて造られたこの『セツナウタ』は果実味がありながらとても優しく繊細な味わいで、またワイナリーでぶどう畑を眺めながら飲めるというのも本当に贅沢で、途中から奥さんも帰宅されてみんなで日が落ちるまで飲んで語って素敵な時間を過ごせました(*^▽^*)
そして『ドメーヌ・モン』の山中さんに続き、小西さんも翌日も余市を回られるならと『モンガク谷ワイナリー』の『木原茂明』さんと『ドメーヌ・ユイ』の『杉山彩』さんに電話していただいて繋げていただき、ここでも『笑っていいとも!』の『テレフォンショッキング』のような出来事があってとても感謝&嬉しい出来事がありました(*^ヮ^*)
★登醸造
〒046-0002 北海道余市郡余市町登町718
『登醸造』の自宅兼ワイナリー(*^^*)
早速まずは畑に向かって畑作業中の『小西史明』さんとお会いしました(*´∀`*)
僕が着物姿ゆえ、もはや定番と化している「その格好でここまで来たんですか?」と驚かれていました( ̄▽ ̄)
世界で唯一着物でぶどう畑にずかずか入っていく男だと思っていますので( ̄▽ ̄)
まずは畑について色々と教えてくださいました(*^^*)
『ツヴァイゲルトレーべ』の畑(・∀・)
ほとんどが栃木県のワイナリー『ココファーム・ワイナリー』へ出荷され、『こことあるツヴァイ』という赤ワインになるんですが、少量をご自身のワイナリーでロゼワイン『セツナウタ』を造られています(‘-‘*)
今回のワイナリー巡りをご一緒した名古屋にあるバー『dos』のオーナー夫妻( ^▽^)
とてもお世話になっている先輩でお二人共ソムリエ資格も持っています(´∀`*)
本当に美しい畑です(*^-^*)
隣の畑は『北海道ワイン』にぶどうを出荷している「ぶどう作りの匠」と称される『北島秀樹』さんの畑であることも教えていただきましたヽ(・∀・)ノ
試験的に栽培している『メルロー』、『ミュスカデ』、『グリューナーヴェルトリーナー』、『ソーヴィニヨン・ブラン』なども見せていただきました(*^^)
試験栽培のぶどうの中で『ソーヴィニヨン・ブラン』が一番成長が早く立派でした(^O^)
畑見学のあとは醸造所を見学させていただきました(*゚ー゚)
家の一角を醸造所にしていて、コンパクトで機能的な作りになっていました(*^^)
ステンレスタンク(^-^)
お楽しみの試飲タイムヽ(*´∀`)ノ
『セツナウタ』の2018年ヴィンテージと2019年ヴィンテージの飲み比べ(*´∀`*)
収穫後すぐ搾汁したもの、除梗破砕して16日間漬け込み後に搾汁したもの、収穫後に全房で40日間『マセラシオン・カルボニック(ぶどうを破砕せずにタンク内で二酸化炭素を充満させて酸を柔らかくフルーティーに仕上げる方法)』後に搾汁したもののブレンド比率を変えているので、色が全然違います(・∀・)
『発酵栓』という発酵により出る炭酸ガスを逃がして空気中の雑菌や空気が入らないように水の層で外気を遮断もの(^ω^)
ポコポコと音がするのが面白いです(´∀`)
手動式の『バスケットプレス機』(^O^)
『小西史明』さんとツーショット(*゚▽゚*)
醸造所見学のあとは話が盛り上がって小西さんが収穫したぶどうを入れるケースを外に並べて椅子とテーブルを作ってくださって、ボトル1本空ける勢いでさらにゆっくり様々なことをお話できました(*^0^*)v
日が沈みかけたぶどう畑もとてもいい眺め(*´▽`)
このぶどう畑を眺めながらここで育ったぶどうで造られたワインを楽しめるのは最高の贅沢です(*^▽^*)
月も美しいです(*^^)
きっと夜になれば星も綺麗なのでしょう(*´-`)
宴会をしているところににゃんこ登場(^ΦωΦ^)
懐いてくれてとても可愛く癒されました(Φ∇Φ)
様々な話で盛り上がることができて、ワインも沢山飲ませていただいて最高の時間を過ごせました(*^ヮ^*)
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