東京目黒にある『ホテル雅叙園東京』内の『東京都指定有形文化財』にも指定されている『百段階段』で9月20日から11月13日まで開かれている『いけばな×百段階段』に行ってきました♪
45流派が集ういけばなの一大祭典で、週替わりで様々な流派の作品を見ることができるこの展覧会(^-^)
特筆すべきは『百段階段』といけばなの共演が雰囲気景観とマッチしていて本当に素晴らしく、なかなかこんないけばな展は他では見ることができないところ(*^-^*)
『百段階段』は昭和10年に建てられた木造建築で、それぞれ趣向が異なる7つの部屋を99段の長い階段廊下が繋いでいて、ケヤキ板を用いた階段の厚さは5cm、”昭和の竜宮城”と称された豪華な装飾は見るものを圧倒する美しさです(*´-`)
また各部屋に描かれた絵は僕が大好きな『鏑木清方』はじめ、『荒木十畝』、『池上秀畝』、『橋本静水』、『板倉星光』、『磯部早丘』らそうそうたる画家が手掛け、見所が満載(’-’*)♪
そして”漁樵の間”全体に施された極彩色に彩られた絢爛豪華な精巧な彫刻は息を飲む美しさでした(*´∀`)♪
今回のいけばなは『一葉式いけ花』、『未生流』、『古流松濤会』、『華道専正池坊』、『相阿彌流』、『古流松映会』の6つの流派がそれぞれの部屋を彩り、秋を彩る花々や実ものを使った伝統的な立花から空間全体を使ったダイナミックな自由花まで、それぞれ趣向の違う作品を楽しめて目と感性の保養になりました(*^▽^*)
『ホテル雅叙園東京』の入口とロビーにも素晴らしいいけばなが飾られていて存在感抜群でした(*^-^*)
エレベーターを降りるとすぐに『未生流』の素敵ないけばながお出迎え(*´-`)
今回の展覧会のご挨拶(^-^)
『東京都指定有形文化財』にも指定されている『百段階段』天井画はもちろん、窓枠はじめ細部まで古き良き素晴らしい装飾が施されています(’-’*)♪
まずは”十畝の間”にて、昭和12年に『粕谷一葉』が創流した『一葉式いけ花』(^-^)
草木や樹木、時には金属といった“植(はな)”を、“間(はざま)”の中で調和させ、舞台挿花などデモンストレーションを特徴とする流派です(^o^)
『荒木十畝』の絵がまたとても素敵です(*´-`)
途中にあるトイレもまたとても素敵な空間(*´∀`)♪
このトイレは現在は使うことができません…
“漁樵の間”にて、1807年に『未生斎一甫(みしょうさいいっぽ)』と『未生斎広甫(みしょうさいこうほ)』が創流した『未生流』(^-^)
理論的に計算され、形式にこだわった潔癖な美を追求する流派直角二等辺三角形の形を象って生け花をするという技法があります(^^)
そして、宗教観念を取り入れ、世界を形成する万物である「天地人」や「小宇宙」を意識した精神性の高いいけばなが特徴的です(^o^)
目を見張る素晴らしき彫刻と色彩(*^▽^*)
“草丘の間”にて、明和年間(1764‐72)に『一志軒今井宗普(いっしんけんいまいそうふ』が創流したとされる『古流松濤会』(^-^)
途中には『百段階段』のエピソードも紹介されています(^^)
“静水の間”にて、昭和5年に『諸泉祐道』が創流した『華道専正池坊』(^-^)
さらに時代と共にしなやかに進化するいけばなを提案し、現代の生活様式にあった手早くいけるシンプルないけばなの普及に努めている流派(^o^)
“星光の間”にて、絵画、華道、香道、造庭など芸術全般に秀でた室町文化の代表的担い手『相阿彌真相』が創流した『相阿彌流』(^-^)
「はなは花を生けるにあらず、心を生けるなり、花を生けるにあたりて礼のことまつるべし」の流訓を現在も守り、大自然と人との関係を重んじ、「体(たい)・嶺(れい)・用(よう)・胴(どう)・留(とめ)」の5体によりいけばなの造形を厳格に構成している流派(^o^)
『板倉星光』の絵も素晴らしいです(*´-`)
途中の『百段階段』の天井絵もパシャリ!(^-^)v
“清方の間”にて、『古流松映会』(^-^)
『古流』の魅力的な曲線を持つ生花を愛する会で、現代の様々な場面に合わせたいけばなも手掛け、生活文化のいけばなをより多くの人々に伝える活動をしている会(^o^)
大好きな『鏑木清方』の絵といけばなの共演もとても素敵でした(’-’*)♪
最後はいけばなの文化史年表やパネル展示などが紹介されていました(^-^)
素晴らしい組子(*´-`)
着物姿が素敵とスタッフの方に声をかけていただいて『百段階段』で写真を撮っていただきました(^-^)v
螺鈿が美しい豪華絢爛なエレベーター(*^▽^*)
『ホテル雅叙園東京』の館内は至るところに日本の美を堪能できる本当に素敵なホテルです(*^▽^*)
コメント