お世話になっている方にお誘いいただいて、岐阜市にあるフレンチの名店『ラーモニー・ドゥ・ラ・ルミエール』で開かれた”L’harmonie de la Lumiere チャリティークリスマスワイン会 2019″へ参加してきました♪
『ハーラン・ファミリー』の『ザ・マスコット』や『ボンド』全5種類、『シネ・クア・ノン』といったアメリカ・カリフォルニアの『カルトワイン』を飲み比べるという中々あり得ない趣向の今回の会(*^-^*)
『ロマネ・コンティ』や『シャトー・ペトリュス』など、フランスで凄まじく高価で希少なワインはいくつかありますが、
アメリカの『カルトワイン』はお金を出せば買えるというものでもなく、
カリフォルニアを中心にアメリカ独自の『メーリングリスト』というシステムで、これに登録された顧客しか買うことが出来ない生産数が極少の高品質・高級ワインを『カルトワイン』と呼びます(^^)
そしてこれらのワインは世界のワイン業界に多大な影響を与える『パーカーポイント』で何度も100点満点を獲得しているもので、『メーリングリスト』に登録されることが世界中のワインラバーやセレブのステータスにもなっているほど(^-^)
そんな『カルトワイン』の筆頭のひとつが『ハーラン・エステート』で、その『ハーラン・エステート』が当初はプライベートで楽しむために造った『ハーラン・ファミリー”ザ・マスコット”ナパヴァレー・レッドワイン』、
ハーランの兄弟ワイナリーで、『ハーラン・エステート』がブレンドによるボルドースタイルで世界最高峰の名声を得たのに対し、ブルゴーニュスタイルの単一畑の個性とポテンシャルを追究した『ボンド』の全5種類全て、
そしてマンガ『神の雫』で第7使徒として取り上げられ、日本でもその名が広まった『シネ・クア・ノン』の中でもさらにレアな『シネ・クア・ノン・イン・フラグランテ・シラー・マグナム』を中心にその他も素晴らしいラインナップ(’-’*)♪
まずは『テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン 2007年』から始まり、
白はローヌブレンドの特徴的なセパージュの『ブラインド・フォールド・ザ・プリズナー・ワイン・カンパニー 2015年』、
赤は『ハーラン・ファミリー”ザ・マスコット”ナパヴァレー・レッドワイン 2011年』、『ボンド』の”ヴァシーナ 2003年”、”メルバリー 2003年”、”セント・エデン 2003年”、”クエラ 2008年”、”プルリバス 2013年”、
『シネ・クア・ノン・イン・フラグランテ・シラー・マグナム 2000年』、
〆のシャンパーニュは『ドン・ペリニヨン 2008年』を、素晴らしい料理と共に楽しみました(*^▽^*)
そしてビンゴ大会があり、残念ながら僕は外してしまいましたが、当てた方からの振る舞いで『シャトー・パルメ』(ヴィンテージ確認せず…)や『シャトー・ベイシュヴェル 1995年』といったグラン・ヴァンもお相伴に預り、
素敵な方々とこの上なく至高の時間を共有できて、最高の夜になりました(*´∀`)♪
今回、僕が一番勉強になって印象的だったのは、1本飲むことでさえ滅多にないこれらの『カルトワイン』を、「ちゃんとした飲み頃」でこれだけ飲み比べることができて、その実力を体感し、
1976年にアメリカで開かれた『パリ・ティスティング』で起きたワインの歴史上の大事件『パリスの審判』ってこういうことだったのかなと個人的に思ったところがあり、
アメリカワインに対する世界観がまた更に広がったことがとてもいい経験になりました(*^-^*)
岐阜駅からタクシーで15分ほどの普通のビルの中に『ラーモニー・ドゥ・ラ・ルミエール』はあります(^-^)
こんなところに!?という感じでビックリです(^^)
エレベーターが開くとそこは別次元の空間で、とても綺麗でオシャレな店内です(*´-`)
今回の主役の『カルトワイン』たち(’-’*)♪
これだけ並ぶと壮観極まりないです(*^▽^*)
『ボンド』全5種類の簡単な説明です(^-^)
まずは『テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン 2007年』からスタート(*´-`)
ブルーチーズとアンチョビを合わせたピッツァが『テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン 2007年』との相性が抜群でした(*^-^*)
椎茸の詰め物とアスパラのサラダ(^-^)
焼きはまぐりとゴボウのスープ(^-^)
ハタのオフー、季節の野菜と(^-^)
ブレス産鶏肉のクリーム煮、バターライス添え(^-^)
フルーツとプリン(^-^)
チョコレートケーキとバニラアイス(^-^)
〆のシャンパーニュは『ドン・ペリニヨン 2008年』(*´-`)
『ボンド』のどの種類を最初にチョイスするのかを決めるジャンケンの様子です(  ̄▽ ̄)
今回の主役『カルトワイン』の紹介です(^^)
以下『しあわせワイン倶楽部』から引用させていただきました。
★『ハーラン・ファミリー”ザ・マスコット”ナパヴァレー・レッドワイン』
ザ・マスコットはハーラン・エステート、ボンド、プロモントリーの若木から造る偉大なるハーラン・ファミリーの息吹を垣間見ることができる新しい進化系プロジェクトです。ハーラン当主二代目であるウィル・ハーラン氏が手掛けるワインです。元々はハーラン・ファミリーの造るワインの中で、ハーランとしてリリースせず、売却する若木からのワインの樽をいくつかセレクトし、ハーラン・チームの指導の下、ウィル自身がブレンドし、家族や友達と楽しんでいたものでした。2008年ヴィンテージよりブランド名が決まり、ラベル、チームが出来、正式リリースとなりました。
若いうちからも楽しめますが、数時間前の抜栓、デカンタージュをお勧めいたします。
以下『ワイングロッサリー』から引用させていただきました。
★『ボンド』
オーナーの「ウィリアム・ビル・ハーラン」は、カリフォルニアの偉大な産地「ナパ」で、ボルドースタイルのグラン・ヴァンとして「ハーラン・エステート」の名声を築き上げましたが、その後、ブルゴーニュスタイルのグラン・クリュ、単一畑をより重視したアプローチでこの「ボンド」を設立しました。
ボンドは、ナパ・ヴァレーの代表的な品種「カベルネ・ソーヴィニヨン」を使用し、様々な「テロワールの違い」の表現を目標に掲げています。
明確なビジョンを持ったオーナーのビル・ハーランは、ディレクターの「ロバート・ボブ・レヴィー」とコンサルタントの「ミシェル・ロラン」とともに、20年以上の長期リース契約を結んだ「5つの畑」からそれぞれのワインを造りつづけています。
ビル・ハーランが目指すのは、ブルゴーニュのグラン・クリュと同品質、そして同価値のワインを、ピノ・ノワールからカベルネ・ソーヴィニヨンにかえてナパ・ヴァレーで造ることにあります。5つのワインは、「ボンド」という明確なブランドのもと、「同じ哲学」「同じチーム」「同じ水準」で、素晴らしいナパのテロワールを鮮明に表現しています。
☆『プルリバス』
プルリバスの畑は2.8ha、標高347~404m、針葉樹林に囲まれた北東向きの急斜面の火山灰堆積土壌になります。ファースト・ヴィンテージは2003年。5つの畑の中では標高が一番高く、収穫はいつもこのプルリバスが最後となります。
シャトー・ラトゥールを彷彿とさせるような力強さがあり、黒系果実、複雑なスパイス、黒胡椒のニュアンスが幾重にも重なります。甘美でしなやかな口当たりと、とても長い余韻が非常に印象的です。標高が高い地に植えられたカベルネ・ソーヴィニヨンらしい堅固なタンニンと、タイトに引き締まったボディが特徴で、長期熟成型のスタイルとなります。
☆『クエラ』
クェラの畑は3.6ha、標高132~180m、南西向きの急斜面で、以前の火山活動で発生した「トゥーファ」と呼ばれる火山灰が固まった礫や、小石が混ざる古い河床が隆起した土壌となります。1990年代に植樹。ファースト・ヴィンテージは2006年。5つの畑の中で一番早くブドウが熟し、潮風やオレンジの花、砕石のアロマ、そしてハーブのニュアンスを持つのが大きな特徴です。
シャトー・オー・ブリオンを彷彿とさせるような品格が印象的です。
☆『メルバリー』
メルバリーの畑は2.8ha、標高106~160m、東向きと南東向きの斜面で、堅い粘土質岩盤の上に古い時代の堆積土壌が積もり、そこに石が混じった土壌となります。ファースト・ヴィンテージは1999年。収量はわずか約27hl/haほど。5つの畑の中では、プルリバスと同様にかなり小さい区画になりますが、南側にヘネシー湖があるので、午後の気温上昇が抑えられるという特徴があります。
シャトー・ペトリュスを彷彿とさせるような豪奢さが感じられます。
☆『セント・エデン』
セント・エデンの畑は4.45ha、標高は44~57mと低く、ナパ・ヴァレー・フロアにあるなだらかな北向き斜面で、鉄分が多く含まれる破砕火山岩の赤い土壌となります。ファースト・ヴィンテージは2001年。セント・エデンはいつもクレーム・ド・カシスのようなコアが感じられ、ダーク・チョコレートの香ばしさと、鉄分のようなミネラル感、そしてきめ細かいタンニンと生き生きとした果実の凝縮感が特徴です。
シャトー・ムートン・ロートシルトを彷彿とさせるような果実の凝縮感としなやかさを兼ね備えています。
☆『ヴァシーナ』
ヴァシィーナの畑は4.45ha、標高67~100m、東向きの斜面で、川が堆積物を運び積み重なることで出来た、岩盤の上に小石や粗い砂が混じった土壌となります。ファースト・ヴィンテージは1999年。ヴァシィーナはどのようなヴィンテージでもゆっくりと時間をかけて熟すので、常に豊潤なブラックベリー、森林のニュアンスを持ち、力強く魅力的な旨味が特徴です。
シャトー・ラフィット・ロートシルトを彷彿します。
以下『ヴィントナーズ』から引用させていただきました。
★『シネ・クア・ノン』
シネ・クア・ノンはサンタバーバラ近郊のオーク・ビューに位置する小さなワイナリーです。シネ・クア・ノンとはラテン語で『不可欠なもの』という意味ですが、オーナー兼ワインメーカーであるマンフレッド・クランクルが語る“シネ・クア・ノン”とは、『真の美しさとは個々の主観を超越して心を開くと感じられる』という少し哲学的な考えによるものです。1992年のリリース以来、ラベルは毎年アート性のあるデザインに毎年変更し、同じラベルは二度と使いません。またラベルだけではなくブレンドやワイン名も毎年替えております。各ワインにはユーモラスな名前をつけており、過去には〝Against the Wall(壁に向かって)〟〝Other Hand(別の手)〟〝Impostor Mc Coy (ペテン師マッコイ)〟等があります。それだけ毎年違うワインを造り続けながらも、過去にロバート・パーカーから17度も100点満点を獲得しております。
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