ピノ・ノワールの先駆者 木村農園(キムラ・ヴィンヤード)ぶどう畑見学と余市バル・ループ 北海道余市

グルメ
北海道ワイナリー巡りにて、余市・登地区にある『木村農園(キムラ・ヴィンヤード)』を訪れてきました♪
『木村農園』の代表『木村幸司』さんは1985年に日本では栽培が難しいとされていたピノ・ノワールの栽培を始めた先駆者にして第一人者(*^-^*)
今日における北海道はもちろん、日本でのピノ・ノワール栽培を広めたといっても過言ではないレジェンドです(*´∀`)♪
約8.5ヘクタールあるブドウ畑のうち5ヘクタールがピノ・ノワールで、その他にケルナー、ピノ・ムニエ、シャルドネも植えられていて、これらのブドウは『北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー』、『ココ・ファーム・ワイナリー』、『10Rワイナリー』、『農楽蔵』など名だたるワイナリーに提供していて、かつては『ドメーヌ・タカヒコ』にも提供していました(*´ω`*)
そんな『木村幸司』さんに畑作業でお忙しい中、基本的に見学は受け付けていないのですが、僕がソムリエであることと日本ワインを色々応援しているという事で特別に広大な農園をご案内いただきながら様々な事を教えていただきましたo(*^▽^*)o
実は前日に余市駅前にあるスペイン料理と北海道ワインをはじめとした世界各国のワインを楽しめる『余市バル・ループ』でちょうど『北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー』の『北ワイン・ピノ・ノワール・キムラ・ヴィンヤード 2019年』を飲んだので、ここで栽培されたブドウだ~!とより感慨深く見学させていただきました(*´∀`)♪
ちなみにこの『余市バル・ループ』、料理も本当に美味しいですし、「ワインを楽しむホテル」という事で宿泊もできますしとてもお勧めです(*^-^*)
この広い畑の中で一番最初に植えた品種はケルナーで、現在は2ヘクタールあり、ケルナーは『北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー』のみに出荷しています(^▽^)
樹齢が一番高いピノ・ノワールはブドウ畑に変えてから比較的すぐ植えた35年くらいのもの(^▽^)
ピノ・ノワールは突然変異を起こしやすく、クローン(細分化した品種名)が正式に認定されていないものも含めると現在数百種類あると言われていますが、
この『木村農園』には分かっているもので基本的に5種類あるとの事で、フランス・ブルゴーニュのトップ生産者『ドメーヌ・ポンソ』の『クロ・ド・ラ・ロッシュ』の畑から選抜された『ディジョンクローン』の『115』、
『クロ・ド・ヴージョ』からオーストラリアに持ち込まれた『MV6』、
ワイン醸造の世界的権威『カリフォルニア大学デービス校(University of California, Davis)』で選抜された『UCD5』、
自身の畑で優れたクローンを育てて選抜する『マサルセレクション』などがあり、
『札幌中央葡萄酒・千歳ワイナリー』の『北ワイン・キムラ・ヴィンヤード』には上級キュヴェのプライベートリザーブというシリーズがあり、これについて聞いてみたのですが、
区画ごとでいいブドウを使って木樽も厳選したものを使っていますが、ブドウは必ずその区画と決まっている訳ではなく、出来の良いブドウの区画の中から選んでいるとの事で、
他にも栃木県『ココ・ファーム・ワイナリー』の『北ののぼ』に使われる区画があってそちらも見せていただきました(*´▽`*)
初めてピノ・ノワールを始めた時は病気も多く、味も全然良くなくて手応えは全くなかったそうで、
クローンも当時は今みたいに分かるものも少なく、とにかくピノ・ノワールならなんでもいいといった感じで始められたので、古い区画は色々混ざっていて、それが良いのか悪いのかは今でも分からないと仰っていました(・▽・)
ブドウ栽培を始められた35年前と比べて気温が随分変わっているので、当時と今で栽培のしやすさなどについて聞いてみたところ、栽培のしやすさなどは特に変わらないけれど、経験値が上がっているので、病果は少なくなってきたし、当時はいくら醸してもロゼみたいな色合いだったものが、ちゃんと熟すようになって赤ワインが出来るようになったとのこと(^-^)
獣害は鹿やウサギやアライグマが多少出るけれど、電柵を張るほどの被害はないそうで、
ウサギは歯を研ぐために木の幹をかじるのと新芽を食べるので、剪定したあとでもう1回剪定するような感じになってそれが厄介だそうです。
通常、日本では葉っぱが枯れ落ちた1月頃に剪定を終わらせるのですが、北海道では雪が降る前に剪定を終わらせるのが一般的(^-^)
岩見沢の方はウサギの被害を想定して雪が降る前にある程度だけ剪定をして、春先になったらやる事もあるそう。
広大な畑の中でもひと区画だけ風通りが悪くて雪解けが遅い区画があったのですが、やはり通路ひとつ挟んだだけで大きな違いがあるのは改めてこうやって見ると考えさせられました。
スパークリングワイン用に使われるピノ・ムニエとシャルドネも50〜60アールほど植えられていてこちらも見せていただきました(*´∀`)♪
また『木村農園』のすぐ隣には別の方がやられているブドウ畑があり、その方は元々『キャメルファーム・ワイナリー』の畑をやられていた方で木村さんの師匠だそうで、最初にこの畑をリンゴ園からブドウ畑に変える時に声を掛けてくれた方とのこと(^▽^)
極力熟してからの収穫を心掛けているものの、明確な基準は特に決めていないけれど、糖度は20を超えないと収穫しないというメーカーとの取り決めがあって、モチベーションのひとつにしているそう
お忙しい中、本当に丁寧に様々な事を教えてくださって、とても感謝していますし、益々ファンになりました(*^▽^*)
〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町4丁目123
約8.5ヘクタールあるブドウ畑、とても広大で素敵な景観です(*^-^*)
よくある東京ドームで例えるならほぼ2個分の広さですね(・∀・)
『木村農園』の代表『木村幸司』さんは1985年に日本では栽培が難しいとされていたピノ・ノワールの栽培を始めた先駆者にして第一人者(*^-^*)
今日における北海道はもちろん、日本でのピノ・ノワール栽培を広めたといっても過言ではないレジェンドです(*´∀`)♪
畑作業でお忙しいところ、農園を歩きながら様々な事を教えていただきました(*^▽^*)
前日に余市駅前にあるスペイン料理と北海道ワインをはじめとした世界各国のワインを楽しめる『余市バル・ループ』でちょうど『北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー』の『北ワイン・ピノ・ノワール・キムラ・ヴィンヤード 2019年』を飲んだので、ここで栽培されたブドウだ~!とより感慨深く見学させていただきました(*´∀`)♪
数あるピノ・ノワールのクローン(細分化された品種)からフランス・ブルゴーニュのトップ生産者『ドメーヌ・ポンソ』の『クロ・ド・ラ・ロッシュ』の畑から選抜された『ディジョンクローン』の『115』(*’▽’)
リンゴ園からブドウ畑に植え替えた時に最初に植えたケルナーの区画(*´▽`*)
たわわに実っているケルナー(*^0^*)
自身の畑で優れたクローンを育てて選抜する『マサルセレクション』のピノ・ノワール(*´ω`*)
『札幌中央葡萄酒・千歳ワイナリー』の『北ワイン・キムラ・ヴィンヤード』には上級キュヴェのプライベートリザーブというシリーズがあり、これについて聞いてみたのですが、
区画ごとでいいブドウを使って木樽も厳選したものを使っていますが、ブドウは必ずその区画と決まっている訳ではなく、出来の良いブドウの区画の中から選んでいるとの事で、
他にも栃木県『ココ・ファーム・ワイナリー』の『北ののぼ』に使われる区画があってそちらも見せていただきました(*´▽`*)
クローンによって多少色付きのスピードは違えど、どれも美しく『ヴェレゾン(ブドウが緑から黒に変わる過渡期の事で、フランス語で色付きの意味)』していました(^-^♪
一番古い樹齢35年のピノ・ノワール(*´▽`*)
ピノ・ノワールのクローンでブルゴーニュの特級畑『クロ・ド・ヴージョ』からオーストラリアに持ち込まれた『MV6』(*‘∀‘)
広大な畑の中でもひと区画だけ風通りが悪くて雪解けが遅い区画があったのですが、やはり通路ひとつ挟んだだけで大きな違いがあるのは改めてこうやって見ると考えさせられました。
ブドウ栽培を始められた35年前と比べて気温が随分変わっているので、当時と今で栽培のしやすさなどについて聞いてみたところ、栽培のしやすさなどは特に変わらないけれど、経験値が上がっているので、病果は少なくなってきたし、当時はいくら醸してもロゼみたいな色合いだったものが、ちゃんと熟すようになって赤ワインが出来るようになったとのこと(^-^)
左側に拡がる畑は木村さんの師匠が栽培されている畑とのこと(*‘∀‘)
こちらはシャルドネ(*^-^*)
栃木県の『ココ・ファーム・ワイナリー』から主にスパークリングワインとしてリリースされています(*’ω’*)
最後に今日における北海道はもちろん、日本でのピノ・ノワール栽培を広めたといっても過言ではないレジェンド、木村さんと記念撮影(*´▽`*)
お忙しい中、ご丁寧に案内していただきまして本当に充実した楽しい時間をありがとうございました(*^▽^*)
余市駅前にあるスペイン料理と北海道ワインをはじめとした世界各国のワインを楽しめる『余市バル・ループ』(*’ω’*)
ちなみにこの『余市バル・ループ』、料理も本当に美味しいですし、「ワインを楽しむホテル」という事で宿泊もできますしとてもお勧めです(*^-^*)
今回訪れたブドウ畑で造られた『北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー』の『北ワイン・ピノ・ノワール・キムラ・ヴィンヤード 2019年』(*´∀`)♪
抜栓してすぐ美味しいワインで、時間をかけて飲むとさらに複雑味が増して非常に美味しいワインで、食事との相性も抜群でした(*^▽^*)
オシャレな店内(^-^♪
地元食材を使ったメニューも豊富です(*^-^*)
どの料理も本当に美味しかったです(*´▽`*)
パエリアも最高(*^0^*)
余市のブランド豚『北島豚』を使ったメニューも豊富です(*´ω`*)
余市駅前(^o^)
月が綺麗(*‘ω‘ *)
階段もユニーク(・∀・)
鉄ヲタの僕としてはなかなか乗る事が少ない北海道の電車はちょっぴり興奮します(*’▽’)

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