北海道千歳市にある1988年に創業した『北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー』へワイナリー見学に行ってきました♪
JR千歳駅から歩いて約10分ほどの場所にワイナリーがあり、『札幌軟石』を使用した歴史的価値の高い石造りの建物が印象的です(*^-^*)
元々は山梨県勝沼町『中央葡萄酒』の第二支店『グレイスワイン・千歳ワイナリー』として誕生したのですが、2011年に現在の『北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー』として独立しました(^O^)
醸造施設は、昭和30年代に建設された穀物倉庫を改修したもので、天井には幾重にも組まれた見事な木の梁がまた重厚な雰囲気を残しています(*^-^*)
元々は創業当時、千歳市の農業自体が転換期にある中で特産品のハスカップを広めたいということで旧千歳市農業協同組合の依頼を受けてハスカップの酒造りを行うことになり、ここに醸造施設を持つことになったのがきっかけ(・∀・)
『北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー』ではハスカップ以外のワイン造りは余市にある『木村農園』で栽培されたピノ・ノワールとケルナーのみを使って行っています(^▽^)
現在北海道は日本でも最高峰のピノ・ノワールの産地になっていますが、その始まりはこの『北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー』と『木村農園』が二人三脚でピノ・ノワールの品質を上げてきたからこそ(*^-^*)
ワイナリーの見学は仕込みが始まる前ということで中まで入って見学させていただきましたが、サイズの大きなバルーンタイプの圧搾機の上には窒素ガスを入れる袋が吊られていて、仕込みの時にはパンパンに膨らんで圧搾機のバルーンがしぼんだ時に窒素を送って、バルーンが膨らんだら袋の方へ戻る仕組みとのこと(*’▽’)
これによって窒素を入れた状態のまま圧搾することができて空気のよる酸化を防ぐことができ、プログラムを設定して約3時間で圧搾が完了するそうです(・∀・)
貯蔵タンクは容量によって使い分けているほか、温度調整のできるステンレスタンク2基の他にも昔ながらのサーマルタンクもあって歴史を感じることができます(*^O^*)
意外とサーマルタンクが多かったのは驚きましたが、北海道も気候変動の影響がある中、温度管理が難しいサーマルタンクが主流で大丈夫なのかを聞いてみたところ、昨今の温暖化の影響なども今のところなく、特に温度調整できなくても発酵温度管理に問題はないそう(*^-^*)
ケルナーで造る白ワインは木樽を使わないのでステンレスタンクで3~4か月ほど、
ピノ・ノワールで造る赤ワインはフレンチオークの樽で約8か月ほど熟成させ、
フレンチオークは10数樽ありますが、特定のメーカーの物を使う訳ではなく、様々なメーカーの物を、新樽も毎年何樽か購入しながらその他の2年~5年目までの樽を状況ごとに使い分けて使っています(*´ω`*)
『北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー』の銘柄『北ワイン・ピノ・ノワール』には「プライベートリザーブ」という最上級ワインがあるのですが、
これは数あるブレンド前の樽の中から年によって前後はするものの約3樽ほどを選抜して瓶詰めし、通常の銘柄よりもさらに1年ほど熟成させてからリリースしているとのこと(・∀・)
因みにハスカップは7月頃に収穫して搾って寝かせずシンプルに醸造して瓶詰めされ、リリースされます(*´▽`*)
濾過の機械も見せていただきましたが、蛇腹状の日本酒造りでいう『ヤブタ式』のような形状で紙を使って濾過されます(^-^)
また『ジャイロパレット』というスパークリングワインで瓶内二次醗酵の工程である『ルミュアージュ(動瓶)』を自動で行う機械や仕込み前で少し分解されていましたが除梗破砕機も見せていただいたり、
ワインとハスカップワインの仕込み風景の写真と解説がされているパネルも見せていただきました(*´∀`)♪
ワインの年間生産本数は白と赤の割合は半々でそれぞれ年によって違いますが全部で約15000本くらいとのこと(・∀・)
ハスカップも15000本ほど生産しています(^-^)
見学の最後は瓶詰め室を見せていただきましたが、醸造施設からホースで繋がっていてそこから空瓶を機械にセットするのは手動ですが、その他は自動で行われます(*’ω’*)
また、ピノ・ノワールを使う赤ワインは天然コルクを使い、ケルナーはディアムコルクを使っていて、
ラベルはロール式の機械を使って手で貼っています(^O^)
キャップシールの素材もワインによって使い分けていて、白ワインにはプラスチック製のものに熱を掛けて圧着させ、赤ワインはすずのキャップシールを使っていて、こちらは専用の機械に横から指すとボトルの形に合わさって出てくるようになっており、
コルクを打栓した状態で保存ができるので、キャップシールは在庫が少なくなってきたら付けて出荷する形をとっています(*^-^*)
2021年はブドウの糖度が非常に上がったのでそれを活かしたワイン造りを行っていて、アルコール度数も通常12%ほどですが13.5度あり、熟した果実の甘味を感じるように仕上げたことや
2019年はブドウの出来が非常に良かった年で、プライベート・リザーブ用の樽も4樽あり、ひと樽で300本程の生産できることなど、ヴィンテージごとの特徴や味わいのことも詳しく教えていただきました(^-^♪
生産者目線での飲んで欲しいタイミングをお聞きしたところ、『北ワイン・ケルナー』はすぐ飲んでいただいても美味しく飲めますし、赤ワインに関してもすぐ飲んでも美味しいですが、『北ワイン・ピノ・ノワール・プライベート・リザーブ』は10年後くらいに、
通常の『北ワイン・ピノ・ノワール』は4、5年後くらいに飲んでいただけるとワインのポテンシャルが引き出されてよりお勧めとのことでした(*´▽`*)
試飲ではプラカップでの無料とワイングラスでの有料試飲があってもちろん全て飲ませていただきました(*´∀`)♪
『北ワイン・ケルナー』の辛口と甘口、『北ワイン・ピノ・ノワール・ロゼ 』、『北ワイン・ピノ・ノワール 』それぞれ2020年のほか、
ワイナリー限定の『キタワイン・キムラ・ヴィンヤード・シロ 2020年』もいただきましたが、
これはフリーラン果汁を通常より多く使っていてよりピュアな味わいを楽しめるとのことで、飲み比べると違いが一目瞭然(*^-^*)
ケルナーのレイトハーベストは年によって糖度が上がった時のみ名乗っているワインですが、通常のケルナーの甘口もレイトハーベストとほぼ一緒とのこと(・∀・)
最後にハスカップワインを久しぶりに飲ませていただきましたが、これもやっぱ美味しいですね(*´ω`*)
お忙しい中ご丁寧に対応していただいて大充実の素晴らしいワイナリー見学を楽しめました(*^▽^*)
〒066-0035 北海道千歳市高台1丁目6−20
『新千歳空港』に到着(・∀・)ノ
そのままJRで千歳駅まで向かい降り立ちましたが、本州は立っているだけで汗ばむ暑さなのに、浴衣だとちょっと寒いとすら思いました…(^-^;
こんなにも気温が違うのね…(^-^;
初めて千歳駅に降りました(^-^)
ワイナリー到着(・∀・)
JR千歳駅から歩いて約10分ほどの場所にあり、『札幌軟石』を使用した歴史的価値の高い石造りの建物が印象的です(*^-^*)
元々は山梨県勝沼町『中央葡萄酒』の第二支店『グレイスワイン・千歳ワイナリー』として誕生したのですが、2011年に現在の『北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー』として独立しました(^O^)
醸造施設は、昭和30年代に建設された穀物倉庫を改修したもので、天井には幾重にも組まれた見事な木の梁がまた重厚な雰囲気を残しています(*^-^*)
ワイナリー内には試飲できるコーナーとショップが併設されています(*’▽’)
元々は創業当時、千歳市の農業自体が転換期にある中で特産品のハスカップを広めたいということで旧千歳市農業協同組合の依頼を受けてハスカップの酒造りを行うことになり、ここに醸造施設を持つことになったのがきっかけ(・∀・)
『北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー』ではハスカップ以外のワイン造りは余市にある『木村農園』で栽培されたピノ・ノワールとケルナーのみを使って行っています(^▽^)
現在北海道は日本でも最高峰のピノ・ノワールの産地になっていますが、その始まりはこの『北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー』と『木村農園』が二人三脚でピノ・ノワールの品質を上げてきたからこそ(*^-^*)
早速ワイナリー見学開始(*´▽`*)
ワイナリーの見学は仕込みが始まる前ということで中まで入って見学させていただきました(*´∀`)♪
サイズの大きなバルーンタイプの圧搾機の上には窒素ガスを入れる袋が吊られていて、仕込みの時にはパンパンに膨らんで圧搾機のバルーンがしぼんだ時に窒素を送って、バルーンが膨らんだら袋の方へ戻る仕組みとのこと(*’▽’)
これによって窒素を入れた状態のまま圧搾することができて空気のよる酸化を防ぐことができ、プログラムを設定して約3時間で圧搾が完了するそうです(・∀・)
仕込みに使うタンクもずらりと並んでいます(´▽`*)
貯蔵タンクは容量によって使い分けているほか、温度調整のできるステンレスタンク2基の他にも昔ながらのサーマルタンクもあって歴史を感じることができます(*^O^*)
意外とサーマルタンクが多かったのは驚きましたが、北海道も気候変動の影響がある中、温度管理が難しいサーマルタンクが主流で大丈夫なのかを聞いてみたところ、昨今の温暖化の影響なども今のところなく、特に温度調整できなくても発酵温度管理に問題はないそう(*^-^*)
大きなバルーンタイプの圧搾機は圧巻です(*‘∀‘)
ケルナーで造る白ワインは木樽を使わないのでステンレスタンクで3~4か月ほど、
ピノ・ノワールで造る赤ワインはフレンチオークの樽で約8か月ほど熟成させ、
フレンチオークは10数樽ありますが、特定のメーカーの物を使う訳ではなく、様々なメーカーの物を、新樽も毎年何樽か購入しながらその他の2年~5年目までの樽を状況ごとに使い分けて使っています(*´ω`*)
『北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー』の銘柄『北ワイン・ピノ・ノワール』には「プライベートリザーブ」という最上級ワインがあるのですが、
これは数あるブレンド前の樽の中から年によって前後はするものの約3樽ほどを選抜して瓶詰めし、通常の銘柄よりもさらに1年ほど熟成させてからリリースしているとのこと(・∀・)
濾過の機械も見せていただきましたが、蛇腹状の日本酒造りでいう『ヤブタ式』のような形状で紙を使って濾過されます(^-^)
奥には『ジャイロパレット』というスパークリングワインで瓶内二次醗酵の工程である『ルミュアージュ(動瓶)』を自動で行う機械や
仕込み前で少し分解されていましたが除梗破砕機も見せていただきました(*´∀`)♪
ハスカップの仕込みの説明(^-^)
因みにハスカップは7月頃に収穫して搾って寝かせずシンプルに醸造して瓶詰めされ、リリースされます(*´▽`*)
ハスカップは15000本ほど生産しています(^-^)
仕込みの時のワイナリーの風景(*^-^*)
ワインの年間生産本数は白と赤の割合は半々でそれぞれ年によって違いますが全部で約15000本くらいとのこと(・∀・)
見学の最後は瓶詰め室を見せていただきました(*’▽’)
醸造施設からホースで繋がっていてそこから空瓶を機械にセットするのは手動ですが、その他は自動で行われます(*’ω’*)
ピノ・ノワールを使う赤ワインは天然コルクを使い、ケルナーはディアムコルクを使っていて、
ラベルはロール式の機械を使って手で貼っています(^O^)
キャップシールの素材もワインによって使い分けていて、白ワインにはプラスチック製のものに熱を掛けて圧着させ、赤ワインはすずのキャップシールを使っていて、こちらは専用の機械に横から指すとボトルの形に合わさって出てくるようになっており、
コルクを打栓した状態で保存ができるので、キャップシールは在庫が少なくなってきたら付けて出荷する形をとっています(*^-^*)
昔の北海道のワイナリーマップ(^O^)
このマップが出来た当時は17件しかワイナリーはありませんでした。
現在では50を超えています(*´▽`*)
ショップでもそれぞれのワインの説明を聞かせていただきました(*^-^*)
生産者目線での飲んで欲しいタイミングをお聞きしたところ、『北ワイン・ケルナー』はすぐ飲んでいただいても美味しく飲めますし、赤ワインに関してもすぐ飲んでも美味しいですが、『北ワイン・ピノ・ノワール・プライベート・リザーブ』は10年後くらいに、
通常の『北ワイン・ピノ・ノワール』は4、5年後くらいに飲んでいただけるとワインのポテンシャルが引き出されてよりお勧めとのことでした(*´▽`*)
2021年はブドウの糖度が非常に上がったのでそれを活かしたワイン造りを行っていて、アルコール度数も通常12%ほどですが13.5度あり、熟した果実の甘味を感じるように仕上げたことや
2019年はブドウの出来が非常に良かった年で、プライベート・リザーブ用の樽も4樽あり、ひと樽で300本程の生産できることなど、ヴィンテージごとの特徴や味わいのことも詳しく教えていただきました(^-^♪
ワイナリー限定の『キタワイン・キムラ・ヴィンヤード・シロ 2020年』(*^O^*)
可愛いクマちゃん(*´ω`*)
試飲ではプラカップでの無料とワイングラスでの有料試飲があってもちろん全て飲ませていただきました(*´∀`)♪
まずはケルナー飲み比べから(*´∀`)♪
ワイナリーの方イチオシの『北ワイン・ピノ・ノワール・ロゼ 』(*‘∀‘)
バランスのいい非常に秀逸なロゼでした(*´▽`*)
最後にハスカップワインを久しぶりに飲ませていただきましたが、これもやっぱ美味しいですね(*´ω`*)
お忙しい中ご丁寧に対応していただいて大充実の素晴らしいワイナリー見学を楽しめました(*^▽^*)
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