京都の紅葉 洛北 詩仙堂 圓光寺 曼殊院

紅葉 旅行

京都・洛北錦秋の旅♪

まずは叡山電鉄の一乗寺駅から歩いて約15分、京都市左京区にある江戸初期の文人で『徳川家康』の元家臣だった『石川丈三』が隠居のために寛永18年 (1641年)に造営し、31年間隠棲した山荘跡で、現在は『曹洞宗』の寺院になっている『詩仙堂』から(^^)/

『詩仙堂』は内部にある一室”詩仙の間”から名付けられた通称で、正式名称は『六六山詩仙堂丈山寺凹凸窠(ろくろくさんしせんどうじょうざんじおうとつか)』と言います(^-^)

そんな“詩仙の間“は、『狩野探幽』によって描かれた中国の詩家36人の肖像が四方の壁に掲げられていて、

ここから眺める庭には見事な枯山水と色鮮やかな紅葉が広がっており、静寂の庭に時折響くししおどしに自分は日本人だなぁ~としみじみ思う落ち着いたひと時を過ごしました(*^^*)

ちなみに、ここ『詩仙堂』の日本庭園は創建当時の姿を残していて、日本で初めて『ししおどし』が作られた場所でもあります(*´-`)

また正式名称の中にある”凹凸窠”とはでこぼこの土地に建てられた住居の意味で、山の斜面に沿って建物や庭園が作られています(^^)

お庭を散策していると境内の隅の目立たないところに小さなお地蔵さんが二体いて、そのお地蔵さんの頭に紅葉が乗っている姿はとても可愛らしく癒されました(*´∀`)♪

続いては『詩仙堂』から徒歩約5分ほどの場所にある紅葉名所のひとつで『臨済宗南禅寺派』の寺院『圓光寺』へ(^-^)v
江戸時代の寺子屋の前身的な存在で、『徳川家康』が慶長6年(1601年)に足利学校の第9代の学頭であった僧『閑室元佶(かんしつげんきつ)』を招き、伏見城下に学校を建立したことが起源とされています(^^)

『圓光寺』ではまるで額縁に入った絵画のように書院から臨む江戸時代に作庭されたといわれる池泉回遊式庭園”十牛之庭(じゅうぎゅうのにわ)”の眺めが素晴らしく、

赤毛氈に腰掛けて赤や黄に色づいた鮮やか紅葉が太陽の光を浴びると眩いほどに輝く様はとても見事で、

庭を散策すると”本堂”前に『水琴窟(すいきんくつ)』もあり、耳を済ませると『水琴窟』ならではの美しい音色を響かせていました(*^-^*)

こちらにある『水琴窟』は京都でも随一と言われていて、「圓光寺型」と呼ばれるこの『水琴窟』は縁が広い盃型の手水鉢を使っていて、他ではあまり見られない形なのだそう(^-^)
“十牛之庭”にある”栖龍池(せいりゅうち)”は京都・洛北で最古と言われる池で、その名の由来になっている「十牛」とは禅の悟りにいたる道筋を表したもの(^^)

この池の水面に映る逆さ紅葉も美しく、山を上ると『圓光寺』を建立した『徳川家康』の墓があり、そこからは燃えるような紅葉を眼下に、そして遠くには北山や嵐山をはじめ、京都の街を一望できてその景色もまた素晴らしいものでしたo(^o^)o

参道の石段を登るとすぐに見える枯山水庭園”奔龍庭(ほんりゅうてい)”は白砂を雲海に見立てて、石柱で龍を表している庭は龍が勇壮に天空を躍動しているかのような表現が素晴らしい(*´∀`)♪

圓光寺』の禅堂は、元々修行者が集団生活を送りながら修行をする場所だったそうで、修行者にとっては大切な場所として以前は一般公開されていなかった寺院(^^)

現在も『南禅寺』の研修道場として使用されているとのことです(^-^)

ちなみに、こちらの禅堂では、要予約ですが一般の方も体験できる本格的な坐禅会が週に1回程開催されています(^o^)
また、当初は学問所として開いたことから、圓光寺版と呼ぶ図書や当時の木活字(重文)が現存しています(^^)
次に向かうは『圓光寺』から歩いて15分ほどの場所に佇む『曼殊院』へ(^-^)/
“竹内門跡”とも呼ばれる『天台宗』の寺院で、『青蓮院』、『三千院(梶井門跡)』、『妙法院』、『毘沙門堂門跡』と並ぶ『天台五門跡』のひとつでもあります(^-^)
『門跡寺院』とは皇族、貴族の子弟が代々住持となる別格寺院のこと。

そのため『曼殊院』は庭園もさることながら「小さな桂離宮」とも言われ江戸時代初期の代表的書院建築の書院の造りが格調高く、天皇皇后両陛下がいらしていた写真が飾ってあって今でも皇室との繋がりが深いことをそこかしこに感じることが出来ます(^^)

“大書院”前にある枯山水の庭園は、国の名勝にも指定されていて、敷き詰められた小石で水の流れを表現した中に、鶴島と亀島が設置されていて、とても趣があって色付いた紅葉と共にゆっくりと楽しみました(*´∀`)

また書院には国宝の幽霊の絵が二枚飾ってあるんですが、これがまた何とも異様な雰囲気を醸し出していて印象的でした(((((((・・;)

その他にも国宝の”黄不動画像”や”曼殊院本古今和歌集”をはじめ、多くの文化財を有しています(*´-`)

曼殊院の歴史は延暦年間(728年~806年)に、『天台宗』の宗祖である『最澄上人(さいちょうしょうにん)』が、比叡に鎮護国家の道場を創建したのが始まりだとされています(^^)

また『曼殊院』には、本来あるはずの寺院の中心となる仏堂がなく、本尊があるのは大書院の仏間なので、大書院が本堂として扱われています(^-^)

見事な紅葉もさることながら、書院も見所満載なのでお勧めですよ(’-’*)♪
『一乗寺中谷』で一服
★詩仙堂丈山寺
075-781-2954

★圓光寺

〒606-8147 京都府京都市左京区一乗寺小谷町13

075-781-8025

★曼殊院

075-781-5010

֎@-ItBVTCg-
曼殊院門跡のオフィシャルサイト。歴史、境内、所蔵宝物、庭園、行事、交通の案内を掲載してます。

『詩仙堂』の庭園を燃えるように彩る鮮やかな紅葉は絶景です(*^-^*)

もみじを傘がわりに頭に乗せているのがとても可愛らしかったです(*´-`)

続いては『圓光寺』(^-^)/

この額縁に見立てて眺める紅葉がこれまた絶景です(*^-^*)

“奔龍庭”の紅葉も見事です(’-’*)♪

大きな岩が龍の頭に見えませんか?(^^)

眼下に望む紅葉と京都の街並み(*´-`)

絶景かな(*´∀`)♪

そして『詩仙堂』(^-^)/

今回回った3つの寺院はいずれも見事な紅葉を徒歩圏内で一度に楽しめるのが素晴らしいです(’-’*)♪

池に映る逆さ紅葉がまた素敵(*^-^*)

ここでもお地蔵さんが頭にもみじを乗せていました(*´-`)

和むわぁ〜(*´∀`)♪

最後に回った『曼殊院』(^-^)/

道中の紅葉も見事でした(*^-^*)

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