房島屋 揖斐の蔵 所酒造 蔵開き 岐阜県揖斐川町

日本酒

岐阜県を雄大に流れる一級河川『揖斐川』。
その川の名を冠した揖斐郡揖斐川町で明治初頭から酒造りを行っている『房島屋』や『揖斐の蔵』が有名な『所酒造』の蔵開きに行ってきました♪

『養老鉄道』に揺られて終点の揖斐駅まで、そこから徒歩だと約30分ほど、駅からバスに乗って揖斐川町で下車すればそこから歩いて5分ほどの場所に『所酒造』は佇んでいます(^-^)

今回は揖斐駅から歩いて酒蔵まで行くと有料試飲のお酒を1杯サービスということをやっていて、バスの乗り継ぎ時間も微妙だったのて、せっかくなので歩いて揖斐川町ののどかな風景を見ながら酒蔵へ行きました(^-^)v

『所酒造』は決してアクセスが良い場所とは言えませんが、毎年11月の土、日曜日に開かれるこちらの蔵開きは、地元の方から遠方より遥々来た方まで大勢の人で盛り上がっています(’-’*)♪

屋台も少しあって食事も楽しめ、青空の下で、無料試飲できる蔵開き限定の『揖斐の蔵・しぼりたて・蔵出し生原酒』はじめ、

有料試飲の”房島屋バー”では『房島屋』の”兎心ブラック・純米吟醸・山田錦・無濾過生原酒”、”兎心・純米吟醸・五百万石・生酒”、”純米・蔵開きスペシャル”、”しぼりたて蔵開きスペシャル・中汲み”、”純米・ひやおろし”を飲みながら贅沢で楽しい時間を満喫しました(*´∀`)♪

蔵見学では4代目社長兼杜氏の『所優』さんが直々に案内してくださり、

泡消し機の話では、これが開発される前は人が夜通し泡の番をしていて、たまに居眠りをして泡が溢れて怒られたなんてことが様々な蔵でもあったり、酵母が泡に付着しているので泡が溢れ出ちゃうと発酵が弱くなってお酒造りに影響が出るから、仕込みの時に停電が起きると真っ先に泡消し機が止まってないかを気にすること、

『所酒造』では10月から5月までの三季醸造を行っており、泡ありと泡なし両方の酵母を使っていて、泡あり酵母しか出せない味もあるので、『きょうかい9号酵母』を使ったあるお酒では泡あり酵母を使って味を守っていることや、

仕込んだお酒の味を均一に出すのではなく、タンク1本1本の味や個性を大事にする造り方をしていて、同じ銘柄のお酒でもブレンドはせず、ボトルによって若干味が違ったりするのも楽しんでもらいたいという考え方で酒造りを行っていること、

昔は新潟から杜氏を呼んでいたことや、どの酒蔵も昔は杜氏が連れてきた人たちの給料の交渉も杜氏自身がやっていたので、酒蔵の社長は酒造りも給料も杜氏に全てお任せだったから社長といえども杜氏には頭が上がらなかったこと、この蔵でも杜氏の日当は2~3万は当たり前だったのでかなりいい給料になっていたなどの様々なエピソードや、

『房島屋』の由来は揖斐川町に房島という地名があってそこが出生の地で、明治の頭に今の場所に引っ越してきて酒造りを始めた時に屋号でそう名付けたのを、今は銘柄としても使っていること、

社長は大学でバイオテクノロジーの勉強していて 愛媛の酒蔵で4年修行して現在に至ることや、今は昔と違って科学的に様々なことが分かるので、社長の感覚では3~5年くらい真剣にやればそれなりの酒は出来るようになると仰っていたり、

滋賀県にある『美冨久』や『三連星』が有名な『美冨久酒造』の社長がここで修行したことなど、様々な面白い面白い話を交えながら各施設や酒造りのことを聞けてとても面白い酒蔵見学でした(*^▽^*)

試飲の時にも社長の所さんに色々な話を聞かせていただいて、

「他の酒蔵のお酒で凄いと思うものは?」という質問を一緒にいた方がされた時には、

『能登杜氏四天王』のひとりで、静岡県掛川市にある『開運』が有名な『土井酒造場』で長年杜氏を務めた『波瀬正吉』さんが造った『開運』の『山田錦』35%精米の『大吟醸』が完璧なバランスだったと仰っていたのが印象的でした(^-^)

当初はそこまで長居するつもりではなかったんですが、色んな人たちと話したり盛り上がったりして最後まで楽しんでこの日も素晴らしい1日になりました(’-’*)♪

★所酒造

0120-256-689

養老鉄道 「揖斐駅」から徒歩約30分

または「揖斐駅」からバスに乗り、「揖斐川町」下車。徒歩5分

http://www.ibi.or.jp/~bojimaya/

『所酒造』の入り口(^^)

大勢の人で賑わっていました(*´-`)

有料試飲の房島屋バーに並べられたお酒(^o^)

う~む…いい眺め(*´∀`)♪

こちらは無料試飲できる『揖斐の蔵・しぼりたて・蔵出し生酒』(^^)

仕込んだ酒蔵で出来たてのお酒を楽しめるのが蔵開きの醍醐味です(’-’*)♪

酒蔵の様子です(^-^)

酒蔵見学では500円で有料試飲チケット1枚付いてきて、分かりやすい案内図もいただけます(^-^)

蔵見学に参加した皆さんは社長兼杜氏の『所優』さんの話を熱心に聞いて多くの質問もされていました(^o^)

泡あり酵母での酒造りには欠かせない泡消し機(^^)

蒸した米を放冷(水分を蒸発させながら冷ましつつ移動させる)する機械です(^-^)

他ではなかなか見ない圧搾機(^-^)

このお二人でお酒を仕込んでいます(^o^)

記念に一緒に写真を撮っていただきました(*^-^*)v

酒蔵に行くまでの歩いて行ってますよという証拠写真(  ̄▽ ̄)

この日は晴れていて気温もちょうど良く、散歩には最高でした(*´-`)

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