春の伊豆の踊子の旅 河津桜と河津七滝温泉巡り 静岡県河津町

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道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思うころ、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい速さでふもとから私を追って来た。私は二十歳、高等学校の制帽をかぶり紺がすりの着物にはかまをはき、学生カバンを肩にかけていた。

…わけではないのですが(まず二十歳ぢゃねーし…)、『有松絞り』のアンサンブルを纏い、『龍村美術織物』の信玄袋を手に、大好きな作家『川端康成』の代表作『伊豆の踊子』ごっこをしに静岡県伊豆半島へ『河津桜』と梅と滝と温泉を巡る旅に行ってきました♪
まずは2月に満開の花を咲かせ、春の訪れを一番早く知らせてくれる桜『河津桜』発祥の地である河津町からスタートヽ(・∀・)ノ
河津町の至る所で満開に咲き誇るピンクが可愛らしい『河津桜』と色鮮やかに咲き誇る黄色い菜の花との共演はまこと美しく、この日は天気も良かったので、澄んだ青空と、まさに春らしい色に包まれていて、
川沿いに約3kmほど続く河津町の約850本もの桜が彩る桜並木道沿いには様々なお店も立ち並んでいて食べ歩きやベンチや川沿いの階段に腰掛けてお花見を楽しめたりと、真っ先に春らしさを感じられる最高スポットでした(*^▽^*)
ちなみに町全体では約8000本もの『河津桜』があるのだとか(^O^)
そして鉄道ヲタクの僕にとってはこの時期、伊豆急と『河津桜』と菜の花のコラボも楽しめて、こちらも胸がいっぱいになりました(*゚▽゚*)
河津駅前には『伊豆の踊子』の銅像や『川端康成』の紹介、手湯などもあってこちらも楽しく、
道を間違えて偶然たどり着いた『称寺』も野鳥の声響く趣の中、『河津桜』を楽しめて充実した時間を過ごせましたヽ(*´∀`)ノ
続いてはその名の通り七つの滝がある『河津七滝(かわづななだる)』へ(^-^)
河津では滝(たき)のことを「水が垂れる」 という意味で「垂水(たるみ)」と呼んでいたため「滝(たる)」と呼んでいます(^O^)
また『河津七滝』には『河津七滝温泉』と『大滝温泉』があり、散策でも温泉でも雄大な大自然を満喫しすることができて個人的にも大好きな温泉街です(*´∀`*)
片道約1時間かけて巡ることが出来る全長850mの遊歩道があり、46mの吊り橋や伊豆の踊り子像が『初景滝』の前にあったりと、全ての滝と『河津七滝』の最上流にある手つかずの景勝地『猿田淵(さるたぶち)』をコンプリートするのはちょっぴり大変ではありますが、それぞれの距離はさほどでもないので散策しやすく、本当に見応えがあって全て巡る価値は大いにある素晴らしいスポットです(*´∀`)
『河津七滝』は上流から
『釜滝(かまだる)』(落差22m・幅2m)
『エビ滝(えびだる)』(落差5m・幅3m)
『蛇滝(へびだる)』(落差3m・幅2m)
『初景滝(しょけいだる)』(落差10m・幅7m)
『カニ滝(かにだる)』(落差2m・幅1m)
『出合滝(であいだる)』(落差2m・幅2m)
『大滝(おおだる)』(落差30m・幅7m)があり、
最上部に『猿田淵(さるたぶち)』があります(^▽^)
滝めぐりでお腹を空かせてからは「猪汁」の看板に惹かれて『出合茶屋』でランチ(‘-‘*)
「猪汁とわさび丼セット」を頼みましたが、この時期の山中ならではのこの「猪汁」と河津中名物の「ワサビ丼」をいただきましたが、「猪汁」はやはり豚汁とはまた違った食感と味で美味しかったですし、「わさび丼」はかつおぶしとわさびと醤油を混ぜて食べるご飯ですが、こちらもめっちゃ美味しかったです(*´▽`*)
滝巡りで汗を流し、美味しい食事でお腹を満たしてからは『大滝温泉・天城荘』で日帰り入浴ヽ(´▽`)/
『天城荘』は純和風の趣ある旅館ですが、こちらの最大の魅力は『大滝』を間近に見ながら露天風呂を楽しめるところ(*^O^*)
その素晴らしい露天風呂は映画『ノルウェイの森』や『テルマエロマエ』のロケでも使われています(*゚▽゚*)
そしてこの露天風呂は6つもあるのですが、露天風呂はそれぞれ温度が違いますし、洞窟風呂もとても素敵でいつまででも楽しめるほどに魅力的な露天風呂ですし、
館内のお風呂もこの時期は内湯、露天風呂どちらからでも『河津桜』を楽しむことができて最高です(*^▽^*)
露天風呂付き日帰り入浴で2000円とちょっとお高めですが、その価値は大いにある素晴らしい露天風呂です(* ^ー゚)
『河津七滝温泉』には他にも全長1064m、高低差45m、直径80mの720度の二重ループの橋である『七滝高架橋(ななだるこうかきょう)』通称『河津七滝ループ橋(かわづななだるループきょう)』があって、これがまた見応え抜群(*゚ー゚)
そしてやはりこの時期は『河津七滝ループ橋』の下に『河津桜』が咲いているので、無骨な高架橋と美しい『河津桜』とのコントラストも楽しめます(*´∀`*)
この『河津七滝』は『ユネスコ』から国内9地域目の『世界ジオパーク』に認定された『伊豆半島ジオパーク』のジオサイトとして指定されていて、素晴らしい自然を楽しめますが、この2月はこの『河津桜』や菜の花、そして梅も楽しめて、さらに温泉で寛ぐこともできて一番いい時期だと思いますので本当にお勧めです(*^-^*)
★河津七滝
〒413-0501 静岡県賀茂郡河津町梨本
https://www.nanadaru.com/index.html
伊豆急河津駅前(^-^)
『河津桜』が駅前を彩っていて、手湯を楽しむこともできます(´▽`)
『伊豆の踊子』の銅像や『川端康成』の紹介もあります(・∀・)
偶然たどり着いた『称念寺』も見事な『河津桜』が咲いていて、素敵な趣を楽しめました(*´∀`*)
お地蔵さんもお花見を楽しんでいるように見えます(*^-^*)
『河津桜』に負けず椿も見事な花を咲かせていました(*´∀`)
早朝の海(^O^)
波の音に癒されました(´∀`*)
長く続く桜並木(*^-^*)
見飽きることのない絶景を散策しながら楽しめていい運動になりつつ心豊かになりましたヽ(*´∀`)ノ
『河津桜』と菜の花と青空、春の色が全て集まったかのような美しい共演を楽しめました(*^▽^*)
『河津桜』を伊豆急のコラボレーションも絶景(*´▽`)
基本的に僕はゆっくりと桜を楽しみたい派なので人ごみを避けて早朝に行っているのでお店はまだ開いていないところが多かったですが、様々なお店で買い物を楽しみながら散策できます(‘-‘*)
伊豆と言ったらやはりわさびですね(´∀`)
この時期は街の至る所がピンク色に染まっていてメインの観光スポット以外を回ってもお花見を楽しむことができます(*^0^*)
『河津七滝温泉』の入口にある全長1064m、高低差45m、直径80mの720度の二重ループの橋『七滝高架橋(ななだるこうかきょう)』通称『河津七滝ループ橋(かわづななだるループきょう)』、これがまた見応え抜群で、ここでも桜との共演を楽しめます(*゚ー゚)
『河津七滝温泉』に到着(*゚▽゚)
さて!七滝全てコンプリートするためにデッパツ!( ̄▽ ̄)
もちろん『河津桜』が温泉街を彩っていますヽ(*´∀`)ノ
温泉街の中心にあってお土産屋地元食材を楽しめる『出合茶屋』(・∀・)
七滝巡りの序盤にある『肉付美術館』をレストラン『ひぐらし』(^O^)
結構気になったんですが、またゆっくり訪れたいと思います(^-^)
滝壺の横の水流で削られた柱状節理の膨らみがカニの甲羅のように見えることから名付けられた『カニ滝(かにだる)』ヽ(・∀・)ノ
それぞれの滝の隣には『七滝七福神』も祀られています(´▽`)
七滝の入口すぐの所にあるトイレ(^-^)
ここから一番上流の『猿田淵』まではそこそこの距離がありますが、トイレはないので一応寄っておくことをお勧めしますヽ(・∀・)ノ
素敵な小水力発電機(^-^)
トイレの電気などに使われています(^O^)
『大岩成就』(^-^)
小石を三個手に持って岩に手を合わせたあと、願い事を心で唱えながら石を一個でも大岩の上に乗せることができたら願いが叶うとのことです(^O^)
 
僕もチャレンジしてみましたが乗らなかったー!(´△`)
ちなみに二箇所あって難易度が違います…(笑)
『伊豆の踊子』像があり、毎年秋に開かれる『河津七滝・滝まつり』の中心会場にもなっている『初景滝』ヽ(・∀・)ノ
踊り子さん?学生さんに盗られるくらいなら、あなたを殺していいですか?( ̄∇ ̄)
あれ?なんか滝が違う気がするな…?( ̄∇ ̄)
『初景滝』隣にある『河津七福神』(^O^)
『伊豆の名水・河津七滝』(^-^)
美味しゅうございました(*゚▽゚*)
辺りの岩の模様が蛇のうろこのように見えることから名付けられた『蛇滝』ヽ(・∀・)ノ
この模様は溶岩が冷えて収縮したために柱状になった「柱状節理」と呼ばれ、溶岩が冷える方向に向かって伸びていくそうです(^O^)
滝の流れの形がエビの尾びれに似ていることから名付けられた『エビ滝』ヽ(・∀・)ノ
他の6つの滝と違って、登り尾南火山とは別の溶岩流でつくられているので、『河津七滝』で唯一「柱状節理」を見ることができない滝とのこと(^O^)
『河津七滝』の最上流にあり、滝つぼが釜の底に似ていることから名付けられた『釜滝』ヽ(・∀・)ノ
七滝中2番目に高い滝で、かつては地獄谷と恐れられていたほどの滝(^O^)
とても雄大でした(^▽^)
「柱状節理」も見応え抜群(*゚▽゚)
『釜滝』のさらに上にある2つの小さな滝の間にある『猿田淵』ヽ(・∀・)ノ
旅人の神様『猿田彦命』が伊豆の天城にやってきてこの淵を通りかかったところ、大きなヤマメが水面から飛び上がって、このヤマメをたちまちに釣り上げてしまったことから、里人がだれともなくこの淵を『猿田淵』と呼ぶようになりました(^-^)
 
ちなみに『猿田淵』までの階段はちょっぴり大変…(^^;
階段すぐそばにはツバキも美しく咲いていて、長い階段の疲れを和らげてくれます(*^^)
階段に落ちていたツバキもまた美しく心癒されました(*´∀`)
お店の前を通った時から猪汁と『わさび丼』が気になっていたので、『出合茶屋』でランチ(‘-‘*)
かなり豊富にメニューがありました(´▽`)
 
お待ちかねの河津名物『わさび丼』と猪汁ヽ(´▽`)/
『わさび丼』は醤油をかけてかつおぶしとわさびを混ぜて食べるのですが、シンプルながらとても美味しかったですし、
猪汁も想像以上に具沢山でとても美味しゅうございました(*´∀`*)
腹ごしらえのあとは『出合茶屋』前の階段を下りて『出合滝』を目指します(^O^)
河津川と支流の萩の入川の2つの流れが合流し、一筋の流れとなる場所近くにあることから名付けられた『出合滝』ヽ(・∀・)ノ
『出合滝』すぐ下を流れる特に名の付いた滝ではないのですが、見事な滝でした(*^^*)
『出合滝』にある『七滝七福神』(^-^)
『河津七滝温泉街』にある120種類以上2000匹ものカエルを見ることができる日本最大級の『体感型カエル館・カワズー』(^▽^)
こんな素敵な施設があったなんて初めて知りましたが、また『河津七滝温泉』に来たら行きたいなと思いました(*´∀`*)
温泉街を彩る『河津桜』も素敵です(*^-^*)
『大滝遊歩道』を通って『大滝』へ行けますヽ(・∀・)ノ
…が、旅館『大滝温泉・天城荘』の露天風呂に浸かりながら『大滝』を眺めたかったので、『天城荘』経由で『大滝』を目指します(^O^)
純和風の風情ある旅館です(*´∀`)
フロントには吊るし雛が飾られていて艶やか(*´▽`)
2000円で『天城荘』の内湯と露天風呂、空いていれば貸切風呂、そして『大滝』を眺められる露天風呂全て入浴できます(*^0^*)
ちょっとお高めではありますが、その価値は十分あると僕は思いました(*´∀`)
こちらは貸切風呂(^-^)
素晴らしい温泉と内風呂からも露天風呂からもこの時期『河津桜』を楽しむことができて素晴らしい時間を過ごせました(*^▽^*)
『大滝』近くの露天風呂は『天城荘』を出て坂を下っていった所にあります(・∀・)
水着着用で入浴可能で、『河津七滝』最大のダイナミックな『大滝』を間近で眺めながらの野趣溢れる露天風呂は一度は経験して見ることをお勧めします(*^▽^*)
そしてそれぞれ湯温が違うこととあまり熱い湯はないので長く入っていられるところです(*゚▽゚*)
この露天風呂は映画『ノルウェイの森』や『テルマエロマエ』のロケでも使われています(*゚▽゚*)
男女分かれた脱衣場があるのでここで水着に着替えて入れます(^-^)
 
露天風呂に負けずこちらの洞窟風呂も趣抜群でとても素敵でした(*´∀`*)
素敵な温泉街を十分に堪能して、天城越えからの『修善寺温泉』を目指しました(*^▽^*)

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