越後湯沢温泉 雪国の旅 高半 ぽんしゅ館などを巡る

旅行
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。向側の座席から娘が立って来て、僕の前のガラス窓を落した。雪の冷気が流れこんだ。
美しい蛭の輪のように滑らかな唇と、足指の裏の窪みまできれいであろうと思われる不思議なくらい清潔な芸者に逢うため一年ぶりに新潟県南魚沼市『越後湯沢温泉』へ行ってきました( ̄▽ ̄)
電車では左手人差し指をいろいろに動かして眺めては、結局この指だけが、これから会いに行く女の感触を生々しく覚えている。
この指だけは女の触感で今も濡れていて、自分を遠くの女へ引き寄せるようだと不思議に思いながら、鼻につけて匂いを嗅いでみたりした。
駅に着くと女は高く立っていて、
「あんた、一年に一度来る人なのね。」と言われ
「こいつが一番よく君を覚えていたよ。」と左手人差し指だけ伸ばして女の目の前に突きつけた( ̄▽ ̄)
そんな訳で定期的にやる大好きな文豪『川端康成』の小説『雪国』ごっこを今年もやってきました( ̄▽ ̄)v
「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」
まさに小説の通り群馬県みなかみまでは雪ひとつない風景だったものが県境の長い長いトンネルを抜けると一転して白銀の世界が一面に広がっていて感動を覚えました(*^-^*)
越後湯沢駅に着いてからは、個人的におにぎりならここが1番美味しいんじゃないかと思っている駅ビル『ココロ湯沢』内にある『雪ん洞』で塩沢産コシヒカリ1合を使った「爆弾おにぎり」を食べてお腹を満たし、
『たつのや商店』で『緑川・純米吟醸』や『古緑川・純米吟醸古酒』を飲ったりと雪のちらつく温泉街散策を満喫(*´∀`)
『越後湯沢温泉街』を歩いていると、地元の人たちにパシャパシャ写真を撮られ、
「島村が駒子に会いに行くようだ」などと声を掛けてもらい「まさに今から駒子に逢いに行くんです」などと返すととても笑ってくれました(^-^)
この日の宿泊先は創業900年を超え、『川端康成』が『雪国』を執筆した宿『高半』(*^o^*)
旅館のスタッフの方に施設案内をしていただきながら部屋に行き、荷物を置いてからは早速身体を温めるために湯へ行ってきました(*´▽`)
「卵の湯」と称されるほんのり硫黄香る源泉かけ流し、加水も加温もしていない泉質抜群の温泉は本当に心地良くて素晴らしく、ゆっくりと寛げて、滞在中に何度も入ってしまいました(〃⌒ー⌒)
豪華な夕食、南魚沼産特Aコシヒカリは絶品で、越後湯沢『白瀧酒造』の『湊屋藤助・純米大吟醸』と共に楽しみました(*´∇`*)
シアタールームでは1957年の映画『雪国』を鑑賞(^▽^)
1965年の映画『雪国』もとても良いけどお初だったこの1957年の『雪国』の方がより原作に近く感じて好きかも(*´∀`)♪
映画『雪国』を鑑賞中に雪が降ってきたので、「夜の底が白くなった」雪国風情を満喫するために温泉街へ(‘-‘*)
へ入ってみたのですが、このお店がまたとても当たり(^ω^)
日本酒の取扱銘柄は『鶴齢』一種類のみ(^O^)
『高半』でお腹いっぱい食事は楽しんできたので南魚沼の名物『八色しいたけ』炒めを『鶴齢』のにごり酒、普通酒などをいただきましたが、美味しい料理にお酒が進む進む(*^^*)
店主になぜ南魚沼だけでも多くの素晴らしい銘柄がある中、『鶴齢』のみなのかを訪ねてみたところ、店主が塩沢出身といことで、料理がとてもお美味しかったのはもちろん、そんなこだわりがとても素敵なお店でした(´∀`*)
朝はやはり絶品の朝食を頂いてから、
『川端康成』が昭和9年の晩秋から昭和12年にかけて『雪国』を執筆した部屋「かすみの間」や「文学資料室」で『雪国』の雑誌や資料、『北原白秋』、『与謝野鉄幹』&『晶子』夫妻の書はじめ、当時の『高半旅館』や『越後湯沢温泉』の写真などを眺め、ライブラリーで読書を楽しんだり、
宿泊中は部屋でも降りしきる雪景色を眺めながら『雪国』を読んで情緒を感じたりと存分に満喫しました(*^▽^*)
『越後湯沢温泉』の旅2日目の最初は新潟にある酒蔵90蔵全て楽しめる『ぽんしゅ館』へヽ(・∀・)ノ
500円でコイン5枚から購入でき、お猪口で最大5杯楽しむことができる日本酒好きには堪らない聖地
コインはもちろん追加購入可能で、
『越後鶴亀・純米』はじめ『越後鶴亀・山廃純米』、『千代の光・しぼりたて生』、『真野鶴・ささにごり純米』、『越後おやじ・特別純米』、『ゆきつばさ・純米大吟醸・生原酒しぼりたて』、『カウボーイヤマハイ・山廃純米吟醸原酒』、『紫雲・大洋盛』、『霧の塔・純米』、『湊屋藤助・純米大吟醸』、『ウイスキー樽で貯蔵した日本酒』などを飲んで日本酒三昧
また、常設の日本酒のほか、プレミアムな日本酒や日本酒以外にも様々な塩、そして南魚沼市にある『アグリコア越後ワイナリー』のワインも楽しむこともできて、大充実の時間を過ごせました
その後『ぽんしゅ館』に隣接する『酒風呂・湯の沢』なる日本酒を入れた温泉があり、仄かに日本酒香るここでもゆったりと寛ぐことができました(*´-`)
因みに子供でも入浴可能とのことです
この日は浦佐にある『アグリコア越後ワイナリー』と『魚沼醸造』に行ってきて、素晴らしい時間を過ごせたのですが、それはまた別のブログで紹介していますので、是非ご覧になってみてください
『越後湯沢温泉』に戻ってきてからは駅前にある何となく気になったお店『味処・ささ』へ
物腰の柔らかい素敵な大将と談笑しながら
この日の宿は『音羽屋旅館』
源泉掛け流しの温泉を存分に楽しんでこの日もゆっくり寛ぎました
『越後湯沢温泉』を経つ前には駅前にある喫茶店『水屋』で『トアルコ・トラジャ』の豆と温泉水を使った”温泉珈琲”で一服
雪で濃霧のように霞む車窓の風景を眺めながら、生憎さあと音を立てて天の河が僕の中へ流れ落ちるような体験は出来なかったな…と思いながら雪国を後にしました(*^-^*)

★越後湯沢温泉

雪国観光舎 越後湯沢温泉 Snow Country Tourism
新潟県湯沢町にある雪国観光舎(旧越後湯沢温泉観光協会) 公式サイトです。雪国の魅力を再発見することをコンセプトに越後湯沢及び雪国観光圏を拠点とした体験アクティビティの紹介や宿泊情報等を掲載

★ぽんしゅ館

ぽんしゅ館 新潟全酒蔵の代表銘柄をここで唎酒 | ぽんしゅ館
ぽんしゅ館 新潟全酒蔵の代表銘柄をここで唎酒 | 【越後魚沼のドラマを食で語る】新潟の誇る清酒、お米をお楽しみ頂ける他、厳選した特産品をお買い求め頂けます。新潟駅・長岡駅・越後湯沢駅に直結しています。

★音羽屋旅館

【公式サイト】新潟県 越後湯沢温泉 音羽屋旅館 | 源泉掛け流し貸切露天風呂の宿
新潟県 越後湯沢温泉の音羽屋旅館は、源泉掛け流し温泉の純和風宿。全16室の小さな宿ならではの温かなおもてなし。

★雪国の宿・高半

【公式サイト】新潟県 越後湯沢湯元 卵の湯 雪国の宿 高半
新潟県 越後湯沢湯元 卵の湯 雪国の宿 高半 100%天然の源泉を掛け流した温泉と、地産のこだわりの食材から作られる美味しい料理。絶景を眺めながら、癒しのひとときをどうぞ。

JR越後湯沢温泉駅に着くと雪がしんしんと降り続き、雪国の旅ならではの風情を感じました(’-’*)♪

駅構内には『雪国』に登場する芸者『駒子』が訪れた人たちをお出迎えしてくれます(*´-`)

『ぽんしゅ館』の様子(^-^)

ずらりと並んだ新潟県内全ての酒蔵のお酒を飲み比べ出来ます(^o^)v

更には全国の塩も数多く並んでいてそれらも味見できるので、それぞれの地域の塩の味を比べて見るも良し、日本酒と一緒に合わせて楽しむも良しと様々な楽しみ方ができます(’-’*)♪

まさに日本酒好きには天国です(*´∀`)♪

雪国の『越後湯沢温泉街』(^-^)

『音羽屋旅館』の露天風呂で雪見風呂 泉質も雪景色も最高でした(*´-`)

朝起きて部屋の窓を見ると前日よりも積もっていました(^o^)

雪景色で撮ってもらった写真(^-^)v

『川端康成』が『雪国』を執筆した『高半』の”かすみの間”(^-^)

当時のまま保存されているのがとても素敵で、当時の雰囲気を堪能できました(*^-^*)

“文学資料室”には『川端康成』はじめ、『北原白秋』、『与謝野鉄幹』&『晶子』夫妻の作品、『高半』や『越後湯沢温泉』の資料や歴史も紹介されて、ここもまた見応え抜群でした(’-’*)♪

ライブラリーで社長ごっこしながら読書(  ̄▽ ̄)

手に持ってるのはもちろん『雪国』(^^)d

雪降る中、景色と空気を感じながらひとり佇んでいました(*´-`)

『越後湯沢温泉』の酒屋で写真を撮らせてくれたお礼と頂いた”たいそうなお菓子”と魚沼のお米せんべい食べつつ、『越後秀山・巻機・純米吟醸』や『雪国乃酒・純米』をいただきながら名残を惜しみました(*^-^*)

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